ガンダム○○
第九話「大国の威信」 これ書いたのは2007年12月16日
本編との差が縮まらない縮められない隠居主務ですどうも。
今回の冒頭は墓参りをするロックオン。
誰の墓かわかりませんが、黒服に花束持参となればよほど親しい人の墓なのでしょう。墓には既に花束が供えられていました。
「もしかして、あの人が?」とか言ってるロックオンを木の陰から覗いてる「あの人」
ロックオンと瓜二つですが、双子の兄とかそういうのですかね?
ロックオンの墓参りはさておいて、
世界中で紛争に武力介入を行うソレスタルビーイング。
各地の紛争は縮小に向かうものの、
その行動に異を唱えるデモが発生するなど、世間の反感も高まってきました。ユニオンとAEUは同盟国領内でのみソレスタルビーイングへの防衛行動をとると発表。
ソレスタルビーイングなんて危ない奴らと喧嘩なんてやっておられんという考えのようです。そんな中で、唯一ソレスタルビーイングに正面から敵対の意志を明らかにしたのが人革連。
ソレスタルビーイング壊滅とガンダムの鹵獲を目指し、
セルゲイ・スミルノフ中佐(43)の指揮の下、精鋭が立ち上がります。まずはソレスタルビーイングの居場所を見つけなければ話は始まりません。
そのため、ガンダムがGN粒子によってレーダーの探知を受け付けないことから、
無数の小型通信端末をばら撒いて双方向通信をさせ、
その通信が遮断された場所からガンダムの所在を特定するという策をとります。
今回のセルゲイ中佐は「目で見たものでなければ信じない」とかいいながら、
エクシアに特攻していったのと同じ人物とは思えないほど周到です。「これほどの物量作戦、そう何度も出来はしない」
なんでそんな大規模な作戦の司令官が将官ではなく中佐なのか?
セルゲイ中佐の動きなど露知らず、
ソレスタルビーイングはガンダム4機を母艦プトレマイオスに戻して整備を行うようです。「おニイさま、ニイさん、アニチャマ」
ハロを出迎えるのは色違いなハロ同型機軍団。
登場人物全部ハロのシスタープリンセスとかできそうですな。先に帰還して廊下で刹那君を待ち伏せするティエリア。
「きゃ、愛しの刹那様が帰ってきたわ♪
さあティエリア、勇気を出して言うのよ。あなたのことが好きですって!
キャー、そんなこと恥ずかしくて言えないわー
あ、だめ、彼が通り過ぎちゃう いやーん、ティエリアの意気地なしー!」というような事で待っていたのでは無いと思います。
刹那×ティエリアに始まるラブコメラッシュ。
今回ははるばるスペインよりルイス母が来てくれました。
親子丼抱擁のあとは娘を拉致しようとします。
沙慈君はそれを棒立ちで見送りますよ。ルイスは恋人とは違うし。あちこちでラブコメ噴出に触発されて愛人が欲しくなったクルーの男2号(名前知らん)
とりあえず手近なところでナンパしようとクリスティナ嬢に声を掛けます。
ノリエガ将軍に行くほど熟女好きじゃないし、赤毛14歳を狙うほどロリコンでもない。
そんな感じでクリスティナを選んだのかもしれませんが、
「好みじゃないのよねぇ」と一蹴されてます。
まあ、男2号は1号とやおってなさいってこった。男2号に仕事を変わってもらって食事にきたクリスティナ嬢ですが、
ひたすた無言な刹那とティエリアが同席では食もすすまんでしょう。
椅子一個挟んだ微妙な間合いが二人の距離なわけですな。どうあってもラブコメをやりたくてしょうがない製作サイドの魔の手は赤毛14歳にも及びます。
艦内最年少の少女に挑むのはロッリコン、じゃなくてロックオン・ストラトス(24)
ひとりでこっそり涙を流していたのを見つけて、これ幸いと口説きにかかりますよ。両親の命日ということで涙を流していた赤毛14歳。
両親はソレスタルビーイングのメンバーだったためその情報は秘匿され、
娘にすら死因は告げられなかったということです。
そんな彼女に自分の本名と出身を明かすロックオン・ニール24歳・アイルランド出身
自分の情報を小出しにして相手を安心させる作戦は成功したようです。
赤毛14歳から「やさしいね」という言葉を引き出します。
さあ、赤毛攻略まであと一歩、頑張れロックオン!まあ、こういうときにお邪魔虫が現れるのはお約束ということで、
ロックオンの手管が赤毛14歳を完全に丸め込もうとしていたその瞬間、
自動ドアを開けて入ってきたのはアレルヤでした。
「失礼……」と頬を赤らめつつ目をそらしたアレルヤくんに、
「誤解をするな!」と弁明するロックオンですが、何が誤解なのかと。ラブコメラッシュなこの流れでいくと、
次にロマンスがあるのはスメラギさん(26)のはずだったのですが、
残念な事にプトレマイオスが敵のガンダム探査網に引っかかってしまったのでラブコメ終了。
「行かず後家になったらどうしてくれるのよ!」
空気を読めない人革連の連中に対して内心憤慨するノリエガ将軍なのでありました。まあ、セルゲイ中佐にしてみれば、おっさんのひがみとかそういうことではまったくなく、
ソレスタルビーイング側のラブコメムードなど知るよしもないのでしょうがないのです。
かくして、セルゲイ隊とノリエガ軍団の戦端が開かれます。ノリエガ将軍はまずヴァーチェとキュリオスを発進させました。
見え見えの陽動を敵にスルーさせてから、
後ろに回った2機と本隊とでセルゲイ隊を挟み撃ちにする作戦です。しかしながらセルゲイ中佐43歳、伊達に中年やってません。
一目でノリエガ将軍の意図を見抜き、無人の補給艦を左右に差し向け、
逆にヴァーチェとキュリオスの足止めを行います。裏の裏をかくつもりでそのまた裏をかかれたノリエガ将軍によると、
無人の輸送艦を撃破するのに手間取ったガンダム2機が戻ってくるのに6分かかるとの事。
手間取るって、ヴァーチェはいつものとおり一撃でクリアーな気がするんですけど。18年前にあった第四次太陽光紛争とやらでもまったく同じ陽動と陽動返しが行われたそうです。
そのときの作戦指揮官は「ロシアの荒熊」の異名をとるセルゲイ・スミルノフだというのですが、
現在43歳のセルゲイは、当然18年前には25歳だったわけです。
階級も当然今より下でしょうし、少尉か中尉あたりじゃないかと思われますが、
なんでそれで指揮官なのでしょうか。
それか、25歳まではシャア並のものすごい手柄を立てて出世したけど、
そのあとヘマして出世が止まったとか?妹ハロ達に応援されつつ、ロックオンを引き連れて出撃したハロ。
しかし、デュナメスは脚部がダメだとかで、デッキに脚を固定して砲台状態です。
これではハロの優秀な操縦テクニックが発揮できません。
しょうがないから今回だけは砲撃手ロックオンに全て任せることに……と思ったらビームは命中せず。
ロックオンは「機体重量の変化で照準がずれてやがる」と言い訳してますが、
しょうがないからハロは照準を修正してあげることにしました。
つぶらな瞳の優しい兄様です。しかし見栄張ってハロの助力を断り、手動調整をやってみるロックオン。
ハロのコンピューターで補正したほうが絶対早かろう。手動でなんとかかんとかミサイルを迎撃するデュナメス。
まあ、ハロのお供として砲撃手を務めているだけのことはありますな。エクシアもミサイル迎撃に出てますが、パイロットが刹那君ではあまり期待できません。
射撃は不得手な刹那君は案の定ミサイルを数発撃ち漏らします。プトレマイオスはGN粒子を撒き散らしてGNフィールド展開。
刹那君の撃ち漏らしたミサイルを防ぎ止めます。続いて襲い来るのは無人艦による特攻。
これでセルゲイ隊の船は補給艦1艦を残すのみになるんですが、
船を無駄遣いしすぎじゃなかろうか?「やらせるか!」
ここはデュナメスがミサイルみたいなので迎撃!なんとか無人艦は爆破したものの、破片はそのまま飛んできます。
ノリエガ将軍はすぐさまGNフィールド再展開を指示。しかしながらGNフィールドの操作をすべきクリスティナ嬢は怯えて頭を抱えてました。
いざというときに役に立たないのではテロリスト失格ですな。「生き残るっ!」
赤毛14歳がクリスティナ嬢にハッパをかけます。
さすが、両親の遺志を継いでテロリストになっただけあって根性座ってます。続いての攻撃は敵MS隊の登場です。
地上では鈍重なティエレンも宇宙じゃご機嫌な挙動。
デュナメスの射撃を避けて死角へ回り込みます。
デュナメスはロックオンの手動照準なので狙ってから撃つまでがちょっと遅い気がします。
素直にハロの修正を受け入れていればこんな事には。デュナメスが役に立たないとなれば、刹那君のエクシアが奮起してもらわねばいかんわけです。
敵の群れに飛び込んでってズバーンとティエレンを一閃しますが、
他のティエレンは素早く下がります。敵に接近できないとなんとも無力なエクシア。
しょうがないからビーム撃つけど、刹那君の腕じゃエネルギーの無駄遣いになるだけでした。ガンダム2機が役に立たないので、
結局プトレマイオスを守るのはGNフィールドしかないという状況。
初期戦力ではガンダムとティエレンの機体性能を考慮すれば、
ソレスタルビーイング側が優位であろうと思われるので、
ノリエガ将軍は陽動とか余計な奇策を考えず、
素直にガンダム4機でプトレマイオスの護衛をしていればよかったのではなかろうか?
戦力を自分で分散させてどうするだ。しかし、セルゲイ隊は積極的に攻撃をしかけず、遠距離攻撃に終始しています。
セルゲイ中佐の目的はプトレマイオスとは別のところにありました。
それは、ガンダムの鹵獲。ノリエガ将軍がセルゲイ中佐の意図に気づいた時、
キュリオスは機雷群にまともに突っ込んでました。
超高性能機のくせにそれくらい探知しろよ。そして現れるピンクの魔物
ミーアザクティエレンタオツー。近づくティエレンタオツーに、再びピキーンと頭痛発生のアレルヤ。
そりゃこんなピンクなMSを見たら頭も痛くなるでしょうが、
とりあえずこの頭痛は中に乗ってるソーマ少尉から発信されてる脳量子波が原因のようです。
さあ、いよいよ中ボス戦ですよー、というところで今回はお終い。また来週のお楽しみっと。
今週の美少女セレブのコーナー
今週は美少女セレブが一秒たりとも画面に映りませんでしたので
かわりにアザディスタン王女マリナ・イスマイールさん(24)を観察します。
もう少女って歳じゃありませんが、王族なのでセレブなのは間違いなし。今回は援助の手を差し伸べてくれる事になった国連大使をお出迎えです。
しかしこのアザディスタンって国は、国賓を出迎えるのになんでグラサン軍団を並べるんだ。
どう考えてもグラサンかけたままは失礼だろうがよー。まあ、こんなホストみたいなにーちゃんを寄越してくる時点で、
国連も礼を失しているように思います。髪を切れ無礼者。
まあ、この人は普段アムロ声のお稚児さんと一緒にソレスタルビーイングを眺めてる人ですけど、
何がしたくてアザディスタンに来たんですかね? 武力介入の下見とか?