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ガンダム○○

第十一話「アレルヤ」 これ書いたのは2008年1月1日

 

あけましておめでとうございます。隠居主務ですどうも。
当ガンダム○○2008年最初の記事は新年に相応しく、とっても頭がおめでたいこのお方。
アメリカが誇る世紀のガチホモ、グラハム・エーカー中尉(27)
前回人革連セルゲイ隊がガンダムと戦った件についてのニュースを見ているようです。
ガンダムストーカーはガンダムの情報収集も欠かしません。

「モビルスーツの性能差が勝敗を分かつ絶対条件ではないさ。」
さすがにガンダムストーカー。328年も前のガンダム作品もしっかりチェックしてます。

パイロットどもは無邪気にガンダムセリフで楽しんでますが、
その間に技術屋の大槻エイフマン教授とムスカカタギリはガンダムの特種粒子を研究中。
その招待は多様変異性フォトンであると突き止めたようですが、
その多様変異性フォトンってのがなんだかわからない。
とりあえず辞書で調べると

「光は波動と粒子の二重性をもち、振動数ν(ニュー)の光(電磁波)は hν( h はプランクの定数)のエネルギーをもつ量子として振る舞う、その量子をいう。光子は、電磁場の量子化によって現れる電磁相互作用を媒介する素粒子(ゲージ粒子)で、スピンは 1 、質量は 0 、つねに光速で進行する。記号 γ フォトン。光量子。」

ということでますますわからない。
理系の人が考えてる事は良くわかりません。まあ、難しい単語は雰囲気だけ感じておきますよ。
で、その特種粒子をガンダムは機関部で作り出していることにも触れ、
それが航続距離と作戦行動時間の長さに繋がっているとの考察がなされます。

そんな難しいことより当方がその作戦行動時間について気になるのは、
パイロットのトイレの始末をどうしてるかです。
初代ガンダムとかの場合、母艦から出撃して近くで短時間の戦闘を行うだけですが、
ソレスタルビーイングのガンダム各機は母艦から離れて単独で行動することがほとんど。
モラリアのときの戦闘時間はおよそ5時間、行き帰り移動時間もあるわけですし、
尿意を我慢できる時間の限界を超えております。
さらには砂漠や山岳地などでの待機行動なども単独で行っているわけです。
作戦行動中にガンダムを降りてそこらの物陰で、というわけにも行かないでしょうが、
体にぴったりくっついているガンダムマイスターのパイロットスーツに、
排泄物を吸引する装置なんかが接続できるとも思えません。
太平洋戦争中、日本軍のパイロットはガダルカナル島での航空戦に際し、
1000km離れたラバウルの基地から単独飛行で戦場へ向かったわけですが、
ラバウルに帰還した彼等のコックピットには大変な臭いが立ち込めていたようです。
きっとガンダムマイスターたちも、旧日本軍のパイロットたちと同じく苦労をしているんでしょう。
相方がティエリアが泣いたのは漏らしたからとか言ってますけど、
漏らしてるのは君だけじゃないから元気出せティエリア。

前回恥辱屈辱に涙したティエリアですが、
その危機の責任は作戦指揮者にあるとして、ノリエガ将軍を糾弾します。
とはいえ、マイスター含め総勢9名のプトレマイオス艦内において、
無能さを理由に指揮官を糾弾しても、その代わりがいるわけでもありません。
それよりも多少の事は目をつぶり協力して事に当たるほうが建設的であろうと思います。

つまらん糾弾を行ったせいでロックオンに機密事項であったナドレを敵に晒したことを指摘され、
居場所を失ってその場から退場するティエリア。
「やつあたりなんかしてかわいいねぇ」などと見くびられてしまうわけです。

ティエリアと同じく前回ヒドイ目に遭ったアレルヤですが、ティエリアとは別の事を考えています。
自分と同じく脳量子波を強化された存在が人革連軍にいた。
超兵機関の研究が続けられていたという事実がアレルヤに重く圧し掛かります。。

ガンダム鹵獲のために多大な物量を投入しながら失敗したセルゲイ中佐に対し、
司令官殿はその責任を不問にするとの事。
上層部自体がガンダムを過小評価していたとはいえ、
大きな軍組織にあって全くの不問というのはありえないと思うわけですが、
まあ、セルゲイ中佐は18年くらい出世が止まってるみたいですんで、
いまさらどこに左遷されても同じってことでしょうかね?

セルゲイ中佐はガンダムの性能から、
ソレスタルビーイングと対決する事が軍にとって不利益だと考えているようですが、
上層部はそれでもソレスタルビーイングに対抗していく方針を維持。
ただし前回の失敗を踏まえ、人革連単独でガンダムに対抗するのが困難だとの考えから、
ユニオンとの政治的接触を図っているという模様です。
ガンダムの脅威に対して世界が連携するという流れが生まれているのでしょうか?

ソーマ少尉のお付きで超兵機関から来ている研究員は、
ティエレンタオツーのボイスレコーダーを解析中。
ガンダムのパイロットがソーマ少尉が接近するに連れて苦痛の声をあげることから、
パイロットが脳量子波の影響を受けていると断定。
被験者リストからアレルヤと思しき少年のデータを見つけますが、
上層部にこのことが知れてはまずいと隠蔽を考え、
人革連以外にも脳量子波を研究してる国の存在があるかのように言いつくろいます。

超兵機関の存在を知るアレルヤは、
その存在をノリエガ将軍に告げるべきか悩み考え脳内会議。
ハレルヤは超兵機関を叩けと言います。
しかしそれは自分の同類である被験者達をも巻き添えにする行為。
アレルヤは悩み、ハレルヤは出来ないなら「あの時」と同じく俺がやると息巻きます。
ハレルヤの意志によって、同じ超兵機関の仲間を殺害した過去があるようです。

脳内会議に興奮して叫びながら振り返ると、そこにいるのはハレルヤではなく刹那君。
どう見てもアレルヤは危ないヤツです。

「(頭が)どうした?」
刹那にだけは心配されたくない気もする。

刹那君に心配されたりするほど悩んだ結果、
一つの決心をしたアレルヤはノリエガ将軍を訪ねます。
「私はこれがないと生きていけないの」と、
ストレスのはけ口を酒に求めるアル中ねーちゃんですが一応ここの責任者。
アレルヤは自身で立案した作戦と、超兵機関の実態を記したデータを手渡します。

アレルヤの過去で話が重くなったところでラブコメ寸劇で一休み。
沙慈君の手料理はおいしいそうですよ。

弟がお姑様に手料理振舞ってる時、
おねーちゃんはユニオンの安全保障局の人間を尾行中でした。
安全保障局というのが何をしてる機関なのか知りませんが、
今の亜米利加中央情報局の延長上にある機関でしょうか?
チリやグアテマラでクーデターを支援したり、潜水艦引き上げたりしてたあの機関の後裔とすれば、
22歳の若年報道記者に尻尾をつかまれるというのはひどく不用意なように思えます。
まあ、そもそも東京で白人が情報収集してるって時点で目立ってしょうがない。

で、情報収集対象の松原さん。
曽祖父が科学者で、200年位前に行方不明になってるとの事です。
ソレスタルビーイング創始者イオリア・シュヘンベルグの研究に協力するため姿を消した?

データに目を通したノリエガ将軍。
作戦自体に文句は無いものの、アレルヤの過去についても知るところとなり、
実行しても「いいの?」と問います。
しかし、アレルヤは「かまいません」と一言。決意は固いようです。

そんな会話を立ち聞きしたティエリアは、

なんだかよくわからん真っ赤なデータルームみたいなところで目を光らせて、
ノリエガ将軍とアレルヤの会話シーンを録画再生しています。
艦内くまなく張り巡らされた盗聴盗撮システムですかね?ヴェーダ関係の装置なんでしょうけど。

刹那君とロックオンはいつものように地上に降りて紛争地域で勝手に大暴れ。
今回の作戦に二人は関わらないようです。

アレルヤの標的、超兵機関は人革連のスペースコロニーの中にありました。
ティエリアのサポートを受け、コロニー潜入を目指します。

今日も福々しいヴァーチェのお姿。巨根砲もますますご立派であります。
この姿の下にヴィダルサスーンのCMとか出れそうなナドレのさらさらヘアーが隠れていようとは。

コロニーに接近するガンダムに対し、ティエレンが防衛のため出撃しますが、
キュリオスに射撃をあっさり回避され、ヴァーチェの巨根砲で一掃されます。なむー

ハッチについてる端末から指先一つでセキュリティシステムを乗っ取り中に潜入。
すーっと何事も無く通り過ぎていくキュリオスに、ただただビックリしてるだけの人革連の皆さん。
「コロニー内の戦闘行為禁止の条約を知らんのか」とか言って慌ててみせますが
「テロリストにそんな理屈は通用しない」 うむ、ごもっとも。

コロニー内戦闘行為禁止条約とやらのおかげか、
コロニー内では特に抵抗を受けることなく進むキュリオス。
目的の超兵機関に近づくと、被験者たちの声がアレルヤの脳に響きます。

一路超兵機関を目指すキュリオス。
建物内では研究者達が資料を持って逃げようと大慌てですがもう遅い。

しかし、さああとは引き金を引くだけだ、というところで思いとどまるアレルヤ。

殺す事はないんじゃないか、被験者達を保護すれば、と最後になって悩みます。
自分と同じ境遇にある少年たちを殺害する。
それに躊躇するというのは至極当然の感情でしょう。しかし、

「どうやって保護する? どうやって育てる? 
 施設から逃げたお前がまともに生きてこられたか?」
「独りよがりな考えを相手に押し付けんな。
 どんな小奇麗な言葉を並べ立てても、お前の優しさは偽善だ。
 優しいふりして自分が満足したいだけなんだよ。」
「敵に情けをかけるな!」

ハレルヤの声が頭に響きます。

「また俺に頼るのか?」
「自分がやりたくない事に蓋をして自分は悪くなかったとでも言うのか?」
「他人なんかどうでもいい。俺は俺という存在を守るために戦う!」

少年期、自分が生き残るために仲間を撃った、他社を殺した事。
撃たなければ自分が死ぬという状況で撃てなかったアレルヤ。撃ったハレルヤ。

「引き鉄くらい感情で引け! 己のエゴで引け! 無慈悲なまでに!」

「撃ちたくない! 撃ちたくないんだァ!」

結局、アレルヤは引き金を引きました。
ハレルヤによってではなく、自分の手で。

帰還するキュリオスを操縦するのはアレルヤではなくハレルヤ。
彼の目に浮かぶ涙。撃ちたくないのはハレルヤも同じでした。

ソレスタルビーイングによって、超兵機関の実態が世間にリークされました。
世論が人革連軍部に対し強烈な批判を浴びせるのは間違いありません。
超兵機関出身者がソレスタルビーイングにいるということを
気づいていながら隠蔽していた研究員も逮捕されました。
これで当面人革連によって人体改造の研究が行われる事はなくなりました。

しかし、既に超兵機関の手にかかって戦闘用人間となっているソーマ少尉。
彼女に向けられるセルゲイ中佐の視線は複雑な想いを含んでいるようです。

事後、アレルヤはノリエガ将軍の部屋を訪ねます。
酒を一杯もらえないかと言うアレルヤに、「未成年はダメよ」とノリエガ将軍は応じません。
アレルヤが19歳だからということですが、
ドイツ・イギリス・フランス・スペインなどは16歳以上、
タイ・スウェーデン・ブラジルなどは18歳以上で飲酒が解禁されるわけで
なんで宇宙空間に母艦を浮かべる国際テロリストが、
数ある国々の中から日本の未成年者飲酒禁止法を選んで引っ張ってくるのか?
まあ、視聴者が日本人だからですけど。

さっき20歳になったからということで、一杯もらえることになりました。
お誕生日おめでとう、かんぱーい。

初めて酒を飲んだアレルヤ。一口飲んでの感想は「何故こんな苦いものを?」でした。
ノリエガ将軍は「そのうちわかるわ、きっとね」と言ってますが、私にはわかります。
「飲まなきゃやってらんねぇ!」ってことですな。とりあえず給料上げてくれ。

 

今週の美少女セレブのコーナー

今週も美少女セレブ王留美(17)の出番が無かったので、
少女ではないもののセレブなマリナ・イスマイール(24)が代理で出演。
太陽光エネルギー受信アンテナの建設工事が国連の援助のもと始まりましたが、
保守派の妨害によりなかなか進んでいないそうです。
作業員や警備兵の士気向上のため、
国連のコーナー大使はマリナに工事現場を表敬訪問するようにと進言します。
しかしすぐに教育係のねーちゃんが「わざわざ暗殺されるために?」とまぜっかえします。
教育係シーリンさんはコーナー大使に胡散臭いものを感じているようです。
まあ、コーナー大使は確かに胡散臭いけど、何があっても見てるだけだから大丈夫だよきっと。

 

ではまた

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