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機動戦士ガンダム00感想
ガンダムの串ダンゴオー 第8話

前回のあらすじ:巨神兵ヴァーチェがモラリアを焼き払う

前作・前々作のガンダムTVシリーズのせいか、うっかり面白いと発言したら袋叩きにあうんじゃないかという雰囲気で妙に視聴者が牽制し合っていたガンダム00ですが、2ヶ月を過ぎた辺りから応援の声も高まってまいりました。メインライターである黒田洋介のラブコメ脳はどうにかせにゃならんと思いますが、これも後半のブラック黒田脚本を演出するための仕込みかもしれないと思えば、楽しむことも出来るわけです。「斎藤千和」嬢の声は可愛いですよね、ググるとなぜか「高橋名人」とセットで扱われておりますが。うん、検索してはいけませんよ?



前回は、刹那が敵に生身を晒すという愚行に出たため、マイスターズによるお仕置きが行われました。刹っちゃんがいくら10歳に満たない頃から戦場叩き上げのソルジャーといえど、小柄な彼では成人男性3人(?)の腕力には敵わず、リンチに合いました。その"お仕置き"の具体的内容については言及されていませんが、ロックオンが「くそったれが!!」と毒づいていたのを聞けば、何が行われ、そして刹那がどう抵抗したかは推測できようというものです(最悪だー



紛争地帯に介入してくるソレスタと違って、無差別テロの攻撃対象は文字通り無差別。故に敵が動きを起こすまで、待ちの姿勢にならざるを得ません。ソレスタは報復テロを無視してしまうという選択肢もあるのですが、舐められるのも癪ですし、なにより今後、有効な仕返しの手段だと思われては困ります。マイスターズは実行部隊でしかないので、まずはエージェントによる情報戦が繰り広げられます。豪邸の地下室からネットワークを通じて情報収集を行う紅龍。感想を言うだけの美少女セレブ王留美。彼女が乗ってきたエアカーの配色は、ラクス・クラインのエターナルよりも、昔の土6枠で放送していた「とんでぶーりん」を思い出させます。この番組には水野光一役で石田彰も出ていたなぁ…。



こちらはリゾート満喫中のアホラギさん御一行様。メンバー全員が組織の全容を知っているわけではないので、指令を受けるまでやることが無いようです。モラリア戦の直後なんだから、整備でもしたらどうなのか(全て整備ロボ任せなのかな?)。女性陣は豊(14)・巨(22)・爆(26)を取りそろえ、水着姿を披露してくれました。うん、今日はサービス回です。おやっさんが存分に視姦する流れは読めましたが、刹那には少々刺激が強いと思います。ソレスタ生活の中で他文化の女性を理解してはいるでしょうが、彼の暮らしていたクルジスあたりは女性はもちろん、男性も肌の露出は避ける慣習でしょうから。それに刹っちゃんだって、オトコノコなんだよ。興味あるに決まってるじゃないさ!(断定
一人呆れるアレルヤでしたが、もう一つの人格は「女ァァッ、ヒャハハハ、俺と代われアレルヤァァッ!!!」とか脳内でシャウトしているのかもしれません。アホラギさんには相手にされませんでしたが、クリスティナが彼にアプローチしているように見えるのは気のせいでしょうか? ややぽっちゃり系の彼女は臀部の肉がはみ出る水着を穿いていますが、それでいい(ぉ
フェルト(14)はハロがお気に入りのようですが、ロックオンに持って行かれました。見上げる彼女の瞳に映るのはハロか、それともお兄ちゃんか?



対応は後手に回りますが、世界のどこへでもすぐに駆けつけられるように、ガンダム4機は世界各地へ分散しての潜伏です。「08小隊」では亜熱帯で戦うMSのコクピットが蒸し暑くなる描写もあったと思いますが、キュリオスはGNドライブのお陰で常時、冷房最強状態です。しかし暑いもんは暑いんじゃー、まったくスメラギさんの作戦は…と悪態の一つも出ようというもの。

スコットランド山岳地に潜伏中の刹那は、自分の過去の記憶にも潜っていました。サーシェスとの再会がキッカケになったのでしょうか、自分より先に死んでいった年長の少年とのやりとりがフラッシュバックしています。この時の刹那には、死への恐怖、迷い、戸惑いが見て取れます。きっとサーシェスは、教義を繰り返し説く事で、彼らを洗脳していったのでしょう。しかし刹那は「この世界に神なんていない(第1話)」「死の果てに神はいない」という自分の真理を持ち続けていたようです。



たまたま、あくまでも偶然に、狙ったかのように、特に意図はなく、神の采配で同じくスコットランドのホテルに宿泊中だったマリナ・イスマイール王女。今日もシーリンに苛められておりました('A`)。AEUフランスに蹴られた後、AEUイギリス外務省を訪問する予定だったようですが、モラリアの一件を主導したイギリスは事態収拾に忙しいようです。貧乏国の王女ごときを相手にしている暇などありません。またしてもソレスタに外交の邪魔をされたマリナ様、おいたわしや。
仕方がないので、翌日は観光でもしようかと思ったら市内でテロが発生し厳戒態勢。一応VIPのマリナ様は、郊外のホテルへ避難する事になりました。くそぅ、またしてもソレスタルビーイングめ……彼女の欲求不満は爆発寸前です。何かで解消しないと。
折しもその頃(笑)、王留美の指示で現地調査に向かっていた刹那が市街地へやって来ました。茶色のクーペに併走しながら射撃する刹那。そんな銃の構え方で撃てるもんか……撃ちやがったよ!? っていうか、このバイクのアクセルはどーなってるんでしょうか(足踏み式か)? 防弾ガラス装備だった犯人の車を取り逃がしたところで、格好良くバイクを飛び降りる刹那。銃を構える刹那。逮捕される刹那の3コンボ。もうこの3分間あたり、どっからでもどうぞと言わんばかりのツッコミ待ち状態。ぬうぅ黒田め、やりおるわ。だがしかし、Bパートでも前半を上回る超展開が待ち受けているのであった。



異国での不慣れな外交続きで、最近ストレスとか不安を溜め込んでいたマリナ王女。解消しようにも話し相手すら居らず、シーリンには苛められてばかり。そんな彼女の餓えた獣の眼が捉えたのは、同郷とおぼしき少年の横顔。これは食べ頃…ゲフン…私好みの子だわーと追い掛けて、外交特権の乱用で警察から奪い取りました。何という運命の出会い。デス種のシンとステラの出会い(海岸編)もイカれてましたが、こっちも負けてない。黒田洋介のラブコメ脳が間違った方向に走るとこういう事になります。「♪ねぇこんな形の出逢いしかなかったの? 悲しいね♪」今になって主題歌の暗示に視聴者は気が付かされるのでした。マリナお姉さんは窮地を助けたという有利な立ち位置を確保しながらも、接し方はあくまで優雅に。お姉さんの余裕を見せつけつつ、刹那とお近づきになろうと努力します。上手くいけば、この後ホテルでお楽しみが…ゲーフゲフン!
自己紹介で、刹那は「オカマ・ホラレル」とかそんな名前を名乗っていました。一昨晩、何があったのかは推して知るべしであります。なんとか相手との共通点を見いだそうと歩み寄るマリナ様は、出身地の話題を振りましたが地雷を踏んでしまいました。クルジス共和国はアザディスタンとの争いの末に滅びたというのです。もちろん、当時は王族としての力が無かったマリナ様に責任があるわけではありませんが、国家の代表という立場にあっては不用意な発言はできません。だというのに「刹那=暗殺者」と、一気に思考が飛躍するマリナはドジっ娘。刹那はトドメとばかりに「俺がガンダム」宣言をしましたが、マリナ様の耳に届いていたかは定かではありません。この件がバレると、刹那は100%パエリアに撃たれる。



一方その頃、テロリストは当局に確保されていました。刹那の出動は完全に無駄です。過去に逮捕歴があるのか、実行犯の生体情報から所属組織が判明。AEU諜報機関の長官は、即座に情報をネットに流出させました。組織の規模、活動拠点、主要な潜伏場所、mixiの恥ずかしい日記までが公開されました、犯人涙目。イオリア・シュヘンベルグの件では全く動かなかったAEU諜報部はアホだと思っていましたが今回はGJ! でも、仕事は人任せなのね…。

AEUの意図に乗って、テロ組織の拠点を目指すガンダム達。刹那もエクシアの迷彩を解除して、乗り込みます。バイクから飛び乗るかと思っていたのに、ちゃんと足下まで行ってからウインチで昇っていて萎え。レンタルバイクは乗り捨てられたに違いなく、業者涙目。キュリオスはバックアップに回り、出番はありません。


 
テロで家族を失った過去を持つロックオン。人一倍テロを憎む気持ちが強く、今度ばかりは相手が生身だろうと容赦しません。容赦しません!(ロックオンみたいに2度言ってみた
ロックオンは現時点で、最も動機が理解しやすいマイスターだと思えますね。だけど、いいヤツほど早死にするんだぜ……。

エクシアは水中に潜れる事が判明していましたが、水中戦にも滅法強いのでした。ザムザザーを彷彿とさせるMAが海中から現れましたが、水中でさえビームサーベルを使えるエクシアの敵ではありませんでした。魚雷の水圧も平気な顔だし、どこまで汎用性が高いんだGN粒子! スパロボでは水中でビーム兵器を使用してもダメージが10になってしまう地形補正があるのですが、どうなるんだろうコレ。

テロ組織とはいえMSだけでなくMAまで所有していたのなら、バックにはそれなりの国や組織が付いている可能性が高いですね。前回のサーシェスの発言から、PMCかその関連企業とテロ組織の繋がりが推測されます。

ヴァーチェの戦闘結果については言うまでもありません。「雷電だ」とかいうテロ組織を「なんの小錦〜〜〜ッ!!」と焼き払って終了(えー



エージェントとマイスターが働いてるのに、完全にバカンスモードなひまラギさん達はビーチを満喫していました。クリスティナは、キャラデザの高河ゆんによると「ふくよか」なのだそうですが、程良い肉付きが女性の目から見てもそそるのは間違いない。ぷりんぷりんしすぎてるので、10円コラの刑に処す歌姫さんであった。

イギリスを経ち、フィンランドを目指すマリナ様。国家の代表が専用機を確保できない貧乏っぷりに泣けます。ふと窓の外に目をやると、そこには並んで飛行するエクシアの姿が。

「GNシステム、プライオリティを自動飛行へ。GN粒子散布状況のまま撮影モードで対象を捉える」

マリナ様の胸元を激写する刹那。16歳の若く滾るパトスが以下略。


第9回へつづく

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