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機動戦士ガンダム00感想
ガンダムの串ダンゴオー 第10話

前回のあらすじ:キノコーッ!



東京のなんたらヒルズのような場所で夕食を楽しむルイスママ。そこへほのぼのBGMと共に御登場の着物ルイス。いつも同じ服ばかり着ていたのに、やっと着替えました。王留美が着替えすぎるせいで、ルイスもマリナも衣装が変わらない事が目立ってしまうと、スタッフもようやく気が付いたのでしょうか。おまけのサジ・クロスロードの方がよっぽど衣装持ちですが、だとしても雑魚っぷりは変わりません。日本男子は破廉恥だと誤解したルイスママには極端に嫌われており、早々に追い出されようとしていました。今日も母娘による紛争が勃発しております。ここに姉・クロスロードも加えた世界大戦が始まった日にゃあ、隣に住んでる刹那が介入してくるぜ?(えー



場面戻って、宇宙。全員でキノコをしゃぶるんだとか、そんな檄をスメラギさんが飛ばしていましたが(え?)、母艦で気合いを入れたところで、物量がひっくり返るわけではありません。精神力で何とかなるのはスパロボだけだと言う事を覚えておいてください。
アレルヤは因縁の鉄人2号とついに対峙しました。ソーマ少尉のパイロットスーツには脳量子波の干渉を遮断する処置がされていますが、素スーツであるアレルヤ側へは一方的に影響が出ています。NT風にソーマ少尉の存在を関知したアレルヤは、オープン回線で「来ないでくれぇ、ぐあぁっ」と絶叫、そのままがくり。前回の機雷群に続いて、捕獲ネットにもあっさり引っかかり、容易く捕獲されてしまいました。
そこで安心してはいられません。囮の輸送艦を焼き払った団子ガンダムは、フリーなのです。陽動だと気が付いたなら、本隊を目指してくるのは時間の問題、って言ってる間に来ちゃった。なにやらガンダム同士は、GN粒子散布下でも相互の反応を関知できるようで、キュリオスが掴まった事実を知ったパエリアは怒り狂います。敵に生身を晒した刹那がマイスター失格なら、アレルヤの失態は万死に値するんだとか。その許容幅の小ささは早めに矯正した方が良いと思うんですが…。ヘルメット被ってる時は、ガルマっぽいよね。
太陽炉の秘密を守るため、ソレスタルビーイングの本懐を遂げるためならガンダムの破壊も躊躇わないパエリアは、敵輸送艦もろともキュリオスを破壊しようとします。ガンダム同士の攻撃が、どの程度相互に通用するのかは興味深い所ですが、今回はタオツーの邪魔が入りました。強化されているソーマ少尉の動きは、パエリアのヘボい操縦を上回ります。主役機だからって、機体性能に溺れるとこうなる!
機動性に乏しいヴァーチェにとって守りの要である団子フィールドも、こう接近されては動きを封じられてしまいます。

なんでわかんねんだよ!
ダンゴムシにはダンゴムシの生き方があるの!
なんで日の当たるところに引きずり出そうとするんだよ!
卑屈になってんじゃねえんだよ!
石の下は湿っててひんやりして気持ちいいんだよ!
つつかれたら丸まるのは自分の意思じゃねえんだよ!
遺伝子で決まってるんだよ!ペンギンは空を飛べないの!


ふと、団子虫コピペを思い出しましたが関係なかった。
「二度も避けた!?」 アムロ風味の台詞を言えばなんとかなると思ったら大間違い。再確認しなくても、ヴァーチェにとってタオツーとの相性はそこはかとなく最悪ですぅ(風子的表現)。



タオツー1機に苦戦している間に、キュリオスを輸送艦に放り込んだ鉄人兵団も戻ってきました。砲撃戦には滅法強いヴァーチェでしたが、一対多数の中・近接戦闘は不得意なレンジ。ワイヤーでぐるぐる巻きにされ、硬化剤で関節の動きまで制限されてしまいました。砲は蹴飛ばされ、キャノンには取り付かれ、団子フィールド発生装置はワイヤーでぐるんぐるん。出力こそ勝っていますが、こうなっては絶体絶命です、どすこーい!



「調子に乗るな!」
「舐められたものだ!」
「これしきの事でぇ!」
「くっ、それでも!」
「だとしても!」


と、AEUのエースパイロットの様な連続台詞を吐くパエリア。残念ながら面白さで負けていますね、やれやれ。
頭をもぎ取られる!! かと思った瞬間、パエリアのSEEDが弾けました……って絶対みんなこう書いてるよなー(種死

ギュビン……

画像はイメージです。CLANNADは人生です。

なんと、脱・メタボでヴァーチェがキャストオフ! 中から現れたのは欠番と思われていたナンバーGN-004を持つ機体「ナドレ」だったのです(耳をほじりながら)。え、いやほら、ヴァーチェはどっしりしているから格好いいのであって、ナドレはどうでも良いって言うかさー(←デカブツが好きな人)。ヴァーチェのエンジン全開でも振り解けなかったワイヤーも、敵MSも見事に吹っ飛ばすその勢い、脱着ボルトにどれだけの火薬を仕込んでるんでしょうか。しかも、手持ちにした途端にタイムラグ無しで発射できるキャノンはどうなっているんだ…。何で胸元で交差させて撃ってんの?



生真面目さ故に、完璧を求める。他者のミスは許せず、自分の失態には絶望すら覚える。完璧に計画を遂行する事こそ、至上命題であったというのに……。これまで見せることの無かったパエリアの内面。一人称も混乱してしまうほど冷静さを欠いています。でも、こういう生真面目な気持ちはよく理解できるなぁ


………はっ! べべべ、べつにアンタの事なんか好きじゃないんだからねっ!ティエリアのくせに勘違いしないでよね!

「んぬふんっ!!」(←神谷さん本日一番の名演技)

おしっこ漏れそうな時ってこういう声が出ちゃいますよねー、って書こうと思ったけど歌姫さんはヴァーチャルな存在だからトイレなんて行かないんだぞってことで、今の発言は忘れるように。



エクシアやデュナメスも戦っているのですが、あちらは時間稼ぎのためにだらだら引き延ばされているだけの戦闘なので省略して、キュリオスです。いよいよハッチがこじ開けられそうになった所でハレルヤさん(凶暴)覚醒。痩せていても出力は半端ないガンダムは、拘束を軽々と剥ぎ取り、輸送船を内部から破壊して脱出。シールドがシザースに変型するギミックを最初はシルエットで見せたのが良かったです。
これ以上の戦闘は無理だと判断した超部は撤退を始めますが、ブチ切れ中のハレルヤはセルゲイ隊を襲撃。タオツーを追い込みます。これは脳量子波を利用しての動きを読んでいるようですが、片足を失っているとはいえ先程はヴァーチェを圧倒していたタオツーです。それをこうも簡単に。00では戦闘の相性というモノが意識されていて良いですね。
このままではタオツーがやられてしまう。超部のアイドル、ソーマちゃんを死なせるわけにはいくものか! そう言って(?)キュリオスに飛びかかったのはミン中尉でした。決死の特攻であることを理解したセルゲイは、ソーマ少尉を連れて戦線を離脱するのでした。

「男の覚悟に、水をさすな…」



そして始まるハレルヤによる陵辱。彼が持っている人革連に対する恨みつらみは当然の感情なのですが、それをぶつける相手が微妙にズレている事と、ミン中尉の行動が自己犠牲から来るものである事のアンバランスさが、ハレルヤの狂気を際立たせます。主人公側のガンダムを使って嬲り殺しは、後味が悪い。台詞の一つ一つもえぐいし、ついにブラック黒田脚本の始まりか。タカシ逃げてー!大原さやかの弟の大原タカシー!
どうでもいけど、キュリオスって仮面ライダーシザースを思い出すよね。



ず〜〜〜ん。なんというか、空気もBGMも重たいです。ハレルヤの人格は、本当に別の存在なのか。それともハレルヤもまたアレルヤ自身なのか。己の中に潜む残虐性をどうすればいいのか解らず、アレルヤは涙するのでした。CLANNAD見てたら、風子がヒトデを配ってましたよ、お友達になるといいですっ♪(ねーよ
 
 
 
大泣き大会開催中。放心状態のティエリア。壁を殴りつけた痛みで涙をこぼすスメラギさん。やっぱりアレルヤが気になるクリスティナ。
例によって王留美とコーナーさんは感想を言う係なのでした 
 
 
 
第11回へつづく

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