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機動戦士ガンダムSEED 第17話「カガリ再び」
 

と、言うわけで!
ついにカガリ様がメインの話ですよー。
1話以来、ちょろりとしか登場してなかったカガリ様!!
お待ちしておりました!!
まるまる3ヶ月待ったっちゅーねん。
 

戦闘後、まだベッドで余韻に浸るフレイ。
ほらほら、そんな暗い部屋でモニタ見てたら目に悪いですよー。
外ではガンダムと共同戦線を張ったレジスタンス「明けの砂漠」の皆様がお待ちかね。
「なにか………何かあるわ。この私をイライラさせる何かが」
 

アークエンジェルに話があるらしいので、艦長が直々に会見。
しかし相手はレジスタンス。当然ながら武装したクルーが各所に待機します。
今週の艦長は身だしなみもばっちり。口紅だって新色です。
ところで前回、第一種戦闘配置で叩き起こされたままのはずですが…。
ラミアス艦長はおしゃれさん。
 

そして、レジスタンスにご挨拶。
いつ銃口を向けられ、または人質に取られるかもわからないのに
艦長の堂々とした姿勢が素敵すてきー!でも武装クルーのことはバレバレなの。
ついでに第8艦隊が全滅したことまで指摘されちゃいます。
死神部隊の悪行は地球にも伝わっていました。悪事千里を走る。
対等に話す条件として、まずガンダムのパイロットを降ろすことを要求され、
ついにキラ・ヤマト大地に立つ。
 

ざわざわざわざわ・・・。
周囲がパイロットの若さに戸惑っている中、
キラに気づいたカガリ様はキラに詰め寄ります。
カガリ様の命の恩人であるキラ。
ここはキスの一発でもぶちかまして一気にラブコメ路線に転向をー!
それでもってアークエンジェルは女子寮に改造しちゃうの。
コーディネイターのくせに万年落ちこぼれのキラ君が
カガリ様やミリアリアや艦長やバジルール中尉やフレイと繰り広げる楽しい日常。
女の子のお風呂をつい覗いてしまったり、
トイレに入ったら鉢合わせたり、部屋の天井に穴が開いていたり、
夜にはフレイが部屋に遊びに来ーたーりー!!
キラ君は果たして東大合格できるのか。
当然タイトルは「ラブきら」でお願いします。
 

カガリ「オマエ…、オマエがなぜあんなものに乗っている!?」
命の恩人をオマエ呼ばわりです、カガリ様。
しかしカガリ様は既に私の中で高貴な御方に位置づけられているので(真ヒロイン)
このような些事など気に止めもしませんとも。
 

そしてカガリ様、ぱ〜んちっ
しかしキラはあっさりと受け止める。
キラ 「君、あの時モルゲンレーテにいた…」
カガリ「放せっ!このバカ!!」
 

ばきぃ!!
 
呆然とするキラ。(←ここでカガリ様フラグ2が立ちました)
カガリ様はちょっと非力なところがイイのよねー。
男勝りに振る舞ってるんだけど、
肉体は男ほどの筋力もないし、思うように動けない。そこがイイ。それでイイ。
でもホントは女の子として見てもらいたいのではないのかなぁ。
・・・やっぱりラブコメ路線ですよね、これ。
 

モニターをじっと見つめるフレイ。
あの目は標的をロックオンした目です。獣の目です。
カガリたん、早く逃げて!
こーろーさーれーるー!!
 

そのころジブラルタル基地では遺作とディアッカが
クルーゼ隊長からの命令を受けていました。
しばらくはこの基地に留まり、アークエンジェルを追うことになるようです。
機会があれば撃ってよいと隊長の許可も出て、殺る気満々の遺作。
包帯を外すとそこにはしっかりと右目がありました。
すいません。以前に延々と再生医療について語ったのですがまったくの的はずれでした、イエーイ。
 
彼らも恐らくザフト艦に戻って大気圏突入したと思うのですが、
ガンダムが損傷していることから、
ストライク同様コクピット内は高温だったと考えられます。
高温が人体に与える影響として大きなものは、タンパク質の変性でしょう。
体温計が42℃以上ない理由は、
それ以上の熱を持つとタンパク質が変性して普通の人間は死ぬからなんですねー。
仮にあの時点で右目に創傷があったら、
いかにコーディネイターでも回復不能だったことでしょう。
エルちゃんを手に掛けたような悪党は
右目の一つぐらい失って当然と思いこんでいたのは、私だけのようですね…。
顔面に大きな裂傷が残った遺作は恨みを晴らすべく復讐鬼と化すのでした。
(美形キャラは大怪我をしない法則?)
その程度の傷で大騒ぎしすぎだ、遺作よ。
ヒイロ・ユイはなぁ、麻酔無しで骨折を直してたんだぞ!(しかも自力)
……実は弱虫くんなの、遺作?
 

レジスタンスのアジトへ案内された死神部隊の面々。
このおじさんは「明けの砂漠」隊長のサイーブ。
カガリ様のことを「勝利の女神」と形容するお方です。
カガリ・ユラと紹介した時のニュアンスから、彼女の素性は知っていると思われます。
ついでにこの人もきっとコーヒーマニアです。
 

さてお待ちかね、ガンダムW講座〜♪
砂漠の部隊と金髪王子と言えば、
真っ先にカトル・ラバーバ・ウイナー&マグアナック隊を思い出します。
ガンダムサンドロックを駆り、砂漠戦闘を得意とするカトル。
そして彼をサポートする40人の部下達。
ラシード隊長以下、アウダ、アフマド、アブドゥールなど
屈強の戦士達がカトルを慕い、共に戦いました。
 
さてマグアナックとは「家族」を意味する言葉ですが(CLANNADじゃないよ)、
彼らははじめから現在の関係だったわけではありません。
実はカトルは地球降下前はひどくひねた性格だったのです(サンライズ公式)。
データではカトルには29人の姉(全員母が違う)がいます。
巷を騒がせるシスタープリンセスすら12人の妹なのに、
お父さん、頑張りすぎ!………と言いたいところですが、
彼女らは全て試験管ベビーとして誕生した子供達なのです。
コロニー開発初期の不安定な環境では
妊娠母胎にどのような負荷が掛かるか未知数ですし、
なによりカトルの母は元より丈夫な体ではありませんでした。
その為に試験管ベビーとして子供を誕生させたわけです。
 
ただし、カトルだけは母の希望で出産されました(この時、母は死亡)。
そのことを知らされないまま育ったカトルは、
自分は試験管から生まれた取るに足らない存在だと
厭世観にとらわれたイヤなお子さまに成長したのでした。
(ウイングゼロに乗って暴走していた時に近い感じで荒んでます。)
しかしある事件をきっかけに同じく試験管ベビーという境遇を気にせず生きる
力強いマグアナック隊と出会い、不良から更正
良い子のカトル君として、地球へ向かうのでした。
(とは言っても勘当同然で家出していったのですけれど。)
母の星、地球。あこがれの地、地球。
そこで彼が目指したものは何だったのか。
ガンダムSEEDでも人種差別が起きていますが、
その答えに繋がるヒントがあるように思います。
(いつの間にか良いお話になっちゃった・・・)
 

「さっきは悪かったな。殴るつもりはなかった
 ・・・あ、
わけでもないがあれははずみだ、許せ」
カガリ様、キラ君に謝りに来ました。
その素直じゃないところもいいよ〜♪
「ずっと気になっていた。あの後オマエはどうしたのかと」
ずっと!気になっていた宣言!
もうこれは、告白シーンって事でイイですか!?わーい。
 

そんなカガリを影から見守るお兄さん。
「カガリ様、砂漠でそのような服はお肌によくありません…」
とか思ってるのでしょうか。彼の正体は・・・?
種には珍しくマッチョ登場でまたもバリエーションが!(マテ
 

一方、コーヒーのブレンドに熱心な「砂漠の虎」ことバルトフェルド隊長。
しかし部下のラコスタ君はその臭気に閉口。
隊長の味覚障害はとんでもないレベルのようです。
これが遺伝子操作されたコーディネイターの代償なのか…。
だれか海原雄山をここに呼んでー!
 

カガリ様に声をかけるレジスタンスの少年兵アフメド君。
「よっ、カーガリー」などと呼び捨て上等。
(こわっぱがっ!!カガリ様になんたる無礼をー。)
しかしキラを捜しているカガリ様にはアウトオブ眼中(←死語気味)。
 
そんなカガリ様は、痴話喧嘩を繰り広げるサイとフレイに遭遇します。
以下、修羅場を忠実に再現してみました。
 

「ちょっと待てよフレイ。そんなんじゃわかんないよ!」
「うるさいわね!もういい加減にしてちょうだい」
「おいっ、なんだよそれは!」
完全にフレイはキラに乗り換え、夜には乗っかっているご様子。
その態度の豹変ぶりにサイは狼狽えるばかり。
 
「ちょっと待てよ」
「キラ!(抱きっ)」

キラ「なに?(目線をそらしながら)」
サイ「フレイに話があんだ。キラには関係ないよ。」
フレ「関係なくないわよ!
   
私、夕べはキラの部屋にいたんだから!
がーん
えっ、それってそれって…。DOKI・DOKI(はぁと)

(妄想)
───全てが終わった後
彼は優しくキスしてくれたんだ(キャー)
これが私の初体験(はぁと)
キラ(らぶ)15歳 中三

(丸川トモヒロ:成恵の世界より)

妄想カガリたん、最高です。
今、彼女の中では、妄想が炸裂しているに違いないっ!!(断言
一方、死刑宣告を受けたサイは11話のキラ並にショックを受けています。
 
「キラ…、どういうことだフレイ?きみ…」
「どうだっていいでしょ!サイには関係ないわ。」
「もうよせよサイ。
 どうみても君が嫌がるフレイを追いかけているようにしか見えない。」

「な・ん・だ・と?(激昂)」
夕べの戦闘で疲れてるんだ。もうやめてくんない(Ha〜nn?)
キラよ。夕べの戦闘というのはその、つまり…、
フレイと一戦交えたということかい?
疲れるほど戦ったのかい?教えてくれキラ・ヤマト。
 
キラァ!!(殴りかかる)・・・・ぁッ!くぅ」

「やめてよね。本気で喧嘩したら、サイが僕にかなうはずがないだろう?
ナチュラルごときが、コーディネイターの僕に敵うわけないじゃないか。
キラ君すっかり増長しっぱなしです。だれか止めろよ。
 
「・・・キラ」
「フレイは優しかったんだ。
 ずっと付いててくれて、抱きしめてくれて、僕を守るって。
 僕がどんな想いで戦ってきたか、
誰も気にもしないくせに!!
 
というわけで、軽々とねじ伏せられましためがねずり落ちサイ・アーガイル(16)。
この展開を私は1話から予想していましたよー
 
サイ(CV:白鳥哲)とキラ(CV:保志総一郎)が競演した作品に
「無限のリヴァイアス」がありますが、その中でも同様のシーンがありました。
(無限のリヴァイアスより)
左が弟(保志総一郎)、右が兄(白鳥哲)。
いがみ合う兄弟はことある毎に衝突を繰り返し、
知性も体力もルックスも全てが兄を上回る弟は情けない兄を
「糞野郎が!」とののしるのでした。
白鳥×保志が競演すると、いつもキャラクターが喧嘩してますねー。
わざとなんでしょうか、福田監督?
 
白鳥さんは情けない役をやるのが凄く上手いのです。
でも「ブレンパワード」では格好良かったのですよー。
・・・と思ってたら、こんなシーンを発見。
 
(ブレンパワードより)
ジョナサン「俺ぇ、クインシー・イッサーと愛し合ったなぁ…」
ユウ(白鳥)「男と女のやること、珍しくもない!(虚勢)」
ジョナサン「それだけじゃない。ミドリ・イサミともだ。」
ユウ   「何を言っているんだ…」
ジョナサン「いやババァなんて馬鹿にしてたがね。
      味わい深かったよ!ハーッハッハッハ!」
ユウ   「ジョナサン、貴様ぁあああああああ!!」
 
大切な人を次々と寝取られる運命にあるようです、白鳥さんの演じる役は。
ついでにこの時のライバル、ジョナサン・グレーン。
CVの青羽剛さんは現在「キディ・グレイド」にてアームブラスト役で活躍中。
 
・・・そのころ、レジスタンスの街はザフトに焼かれていたのでした。
 
第18話「ペイバック」へつづく

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