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〜前回のあらすじ〜
 
師匠、ドツキ漫才を披露。
 
 
ストレスがたまる
こちらはオーブを旅立って以後行方不明のアークエンジェル御一行様。
とりあえず暗殺者の手から逃げたまでは良かったのですが、
あらゆる方面からツッコまれた通り目的がハッキリしてないため、
出来る事もなく、海の底に隠れています。
 
戦艦はオーブで密かに修理し保管してあったため新品同然ですが、
潜水仕様になったとはいえ元々宇宙艦であるAA。
フジツボがごっそりこびり付いて、飛べなくなったらお笑いですね。
 
もちろんAA単体ではいつまでも潜伏していられないため、
今はスカンジナビア王国に匿ってもらっています。
表向きは中立国から条約に加盟したスカンジナビア王国ですが、
密かに対抗策を練っているようです。
ひょっとするとオーブなどの元中立国の一部とは繋がりがあるのかも。
 
「匿ってもらっている=スカンジナビア周辺に居る」とは限りませんが。
AAのような高機動艦なら地球の何処へでも現れそう。
 
またコーヒーなの・・・
タダでさえ陰鬱な海底に、狭い船内。
外に出ることも出来ず、TVを見て暇を潰すしか有りません。
チャンネルは世界レベルで拾ってこれますが、
まだまだロード・ジブリールの部屋には及びません。及んでもどうかと思いますが。
 
虎は趣味のコーヒーづくりを楽しんでいるようです。
愛用のコーヒーカップもちゃんと持っています。
家は13話で爆散したので、もともとAAに積み込んであったと思われます。
 
マリュー艦長が虎コーヒーから開放される日は遠い……。
 
「毎日毎日、気の滅入るようなニュースばかりだねえ。
 なんかこう、気分の明るくなるようなニュースはないもんかねえ?」
「動物園から変な仮面を付けたサルが逃げ出したとか、そういう話?」
「いやあ、そこまでは言わんよ」
 
静かな〜この夜に〜♪
TV画面の一角にはプラントのコンサート中継が。
ガンダムSEEDきっての痴女と噂されるラクス(ミーア)が、
観衆を前に腰を振り振り、歌い踊ります。
歌は「静かな夜に」のアレンジバージョン。シングルカットまだー?
 
「勇敢なるザフト軍兵士の皆さ〜ん!
 平和の為、わたくし達もがんばりま〜す!
 皆さんもお気を付けて〜!(きゃふふ〜ん」
 
しかも本気でレオタードエロタードだったんですね!
あんなに激しく動いたら、脇から色々はみ出そうなヤバさです。
OPで「まさか」と思った衣装ですが……うーむ、議長の意匠?
可愛いからもうなんでも良いよね。
 
え、ミーア嫌いじゃなかったかって?
そんなこと言ってませんよー。
L・O・V・E!ヽ(゚∀゚)ノ ミーアさま───ッ!
 
振り向いちゃだめだチャンドラー!
「皆さん、元気で楽しそうですわ(ニッコリ)」
 
(───ぞくりっ)
 
 
(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブル
 
いや、その、あのね。言葉のあやですよ。別にミーアなんてそんな脇役ごときにトキメくわけが。
ラクス様が一番に決まっているじゃないですか!
 
しかしラクス様がいるAAとしては、これにいい気分はせず。
マリュ「デュランダル議長は馬鹿な応酬はせず、最小限の防衛戦を行っただけ。
    どう見ても悪い人じゃないわ。そこだけ聞けば」
カガリ「実際良い指導者だと思う、デュランダル議長は」
 
ラクス「(ぎろり)」
 
カガリ「……っ!と、というか、思っていた(汗
    ラクスの暗殺とこの件を知るまでは(しどろもどろ
    アスランだってそう思ったからこそプラントへ行くと言い出したんだし」
 
無言の圧力でアークエンジェルの思想を統一していくラクス様。
 
さすがはキラですわ
「僕には信じられない。そのデュランダルって人は」
「キラ…」
 
そして、議長をラクス暗殺の首謀者であると言い放つキラ。
長年の脳軟化生活でボケてしまったと思われた彼ですが、
さすがはスーパーコーディネイター。
真実を見抜いているようです。
 
私にはララァが・・・
「僕が見たところ、デュランダルって人は真性のロリコンなのに、
 わざと巨乳アイドルを擁立したり、
 年増女と付き合ったりしてカモフラージュし、みんなを騙してる!
「それがシャアと言えばシャアなのかもしれんがね」
ロリコンじゃないハズはないでしょうしね、シャアだし」
 
その頃、インド洋の死闘を乗り切ったミネルバは、
中継地点であるザフト軍マハムール基地への到着が近づいていました。
ペルシャ湾のこの基地とカーペンタリア基地があるおかげで
基本的にインド洋はザフト勢力下にあります。
地球軍が前線基地を作りたいのも判りますが、厳しいエリアですね。
 
逆にSEEDでアークエンジェルが通ったルートは紅海(@22話「紅に燃える海」)。
微妙にコースを変えてるのですね、デス種。
当時、マハムール基地があったかは不明ですが、
AAを襲ったモラシム隊はカーペンタリア基地から来ていたようです。
 
フラガ「ぇぇぃ!カーペンタリアの奴か!」(@22話の台詞より)
 
砂漠に降り立ったAAの移動ルートとしては
・東からザフト軍カーペンタリア基地を突破してアラスカへ
・西からザフト軍ジブラルタル基地を突破してパナマへ
 
の選択肢がありましたが、
当時のAA単体ではジブラルタル突破は無理だとフラガが言っています。
またAA地球降下と時を同じくしてビクトリア宇宙港がザフトに抑えられたので、
このルートしか無かったわけです。
大気圏内で高度を取れないAAに山脈は越えられない。
 また中立国が多い地域の方が望みがあるから)
 
「でもいいよなぁ軍本部の奴等。
 ラクス・クラインのライヴなんてほんと久しぶりだもん」
「けど、だいぶ歌の感じ変わったよな、彼女。
 俺、前々から今みたいな方がいいんじゃないかと思ってんだけどさぁ。
 なんか若くなったって言うか、可愛いよな最近」
「それに今度、衣装もな〜んかバリバリ?」
「そうそう!そしたらさぁ胸、けっこうあんのなあ。
 今度のあの衣装のポスター、俺絶対欲しい!」
 
男の子の話題って…。
ていうかミーア巨乳は公認なのね。
 
そこへ、ミーアの婚約者で元議長の息子で元クルーゼ隊でザフトレッドで
ネビュラ勲章でアカデミー主席でフェイスのアスラン・ザラ隊長が。
 
「聞こえてるぞ2人とも」
「「あッ!!」」
 
地獄耳、アスラン・ザラ隊長。
 
「オレも巨乳が好きさ!(さわやかに」
 
「さすが隊長だ!そこにしびれる、憧れるー!」
「ザラ隊長、輝いてるよ!」
 
こうして2人の部下の心を掌握したザラ隊長であった。
オレは気に入らないぜー!なシンは遠くからガン飛ばしてます。
前回かなり殴られたからね。
 
でもこのままシンを放っておけない。
ザラ隊長にちょっかい出されると自分の計画に支障をきたすので、
ルナマリアさんは説得を試みます。
 
「睨んでばっかいないで、言いたいことがあるんなら言えば?
 ガキっぽすぎるよそんなの。結局5回も殴られたでしょ。
 でもフェイスはフェイスだもの。仕方ないじゃない」
「いいからもう黙れよ。ルナには関係ないだろ。
 ルナなんか犬みたいにアホ毛ふっちゃって、見てらんないよ」
 
刺さるよ、コレ
「なんだとこのガキャァ───ッ!!」
 
バリバリバリバリ──!とルナ様の毛針が戦闘モードに。
あわわ「舞-HiME」ってアニメでこんなの見たよー(は?
将来、タリア艦長のような髪型にならなければ良いのですが……。
 
でもシンは無視して行っちゃいました。
スーパーエース級になってから、増長しっぱなしです。
 
「っん、もう!」
 
こちらはお手洗いで身だしなみチェック中のメイリンちゃん。
「男の子ってみんおっぱい好きよねー……
 私だって悪くないと思うんだけどなぁ〜」
 
「あ、でも。私のリサーチ結果では、
 ザラ隊長っておしりの方が好きらしいし……おしりって、やっぱ痛いのかなぁ?
 
「既成事実、作っちゃおうかな」
 
ポロリと凄い発言が飛び出すメイリンちゃん。
実は安産型!?(マテ
 
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
「ミネルバ艦長、タリア・グラディスです」
「副長のアーサー・トラインであります」
「特務隊、アスラン・ザラです」
 
マハムール基地では司令官のヨアヒム・ラドルがミネルバを迎えます。
「アスラン…ザラ…?」
 
───アスランってクルーゼ隊の?
 
───あの変態の…
 
───ヅラらしいぜ?
 
周囲で心ない噂が飛び交います。
もちろん地獄耳のアスランには全て聞こえていますが。
 
「いや、失礼した。マハムール基地司令官のヨアヒム・ラドルです。
 遠路お疲れ様です。まずはコーヒーでもいかがです?」
 
司令部へと案内されるフェイス2名とおまけのアーサー。
 
「ザラ隊長。ちょっと離れて歩いてもらえるかしら。
 ごめんなさいね。
 私たちまで変態の仲間に思われると、後々困るでしょう?」
 
「は、はぁ。わかりました…」
 
フェイスなのに、微妙に省かれてるアスラン。
頑張れ。超ガンバレ。
 
(いまに見ていろ!)
 
さて作戦会議が始まりました。
内容はマハムール基地の現状と、地球軍勢力について。
 
マハムール基地が攻略したいのは地球連合軍占領地区のガルナハン。
しかしその手前には陽電子砲ローエングリンが設置されており、
これまでの突破作戦は散々な結果に終わっている。
だがミネルバの戦力があれば、可能かもしれないとのこと。
 
「私達にそんな道作りをさせようだなんて、一体どこのタヌキが考えた作戦かしらね」
 
さて、アスランは瞬時に話の要点を見抜いていましたが、
お子様の視聴者には判りづらい部分もあった様に思ったので、
簡単に解説を入れます。
 
これまでのデス種で登場した話を総合すると、
地球軍ザフト軍の勢力圏は大雑把にこんな感じ。
アフリカやヨーロッパ圏は複雑なので省きました。
ほとんどは地球連合の条約加盟国ですが、
アフリカ地域は元々プラント寄りだとSEEDでも言ってましたし。
 
そんなわけで、
ザフト基地に挟まれ、また住民からも良く思われていない地球連合のスエズ基地は、
非情に危ういバランスで成り立っています。
 
図中、青小○で示したガルナハンを経由してスエズへの補給が行われています。
スエズを拠点に地球軍は西のジブラルタルと東のマハムールを叩きたいわけですが、
ユーラシア西側地域の現地抵抗勢力が邪魔をして滞っています。
もちろん数で勝る地球連合が圧倒的有利なため、
ゲリラは悲惨な状態に追い込まれているのが現状です。
 
ガルナハンを地球軍の占領状態から解放したいのですが、
ここには渓谷の地形を利用したローエングリンが待ちかまえており、
突破は容易ではありません。
 
しかしこれを攻略し、ガルナハンが親ザフトになればスエズへの補給路は絶たれ、
将来的にも打撃を与える事が可能であると言えます。
(ただし、これは2005年現在の地形からはありえない点も……)
 
その辺りの問題は次回。
 
「えぇ?じゃあシンてばあれから全然ザラ隊長と口きかないの?」
「まあね。ほんとにしょうがないわよね。
 シンてば全然子供なんだもん。
 私だって好きでアホ毛ネタやってんじゃないわよ」
「だよねえ(ロリ〜ん)」
 
「ま、そのうち何とかなるとは思うけど」
「(・・・スカート、なんとかなるかな?)」
 
むにゅ
「どうせシンの負けで」
「だよね…ッ?……んぎぎぎぎ(お腹縮めてるのにぃぃぃ〜〜」
 
「(あ、えーとね。ちがいますちがうんですちがうのよこれわ。
  別に太ってるとかそういうんじゃなくて
  ちゃんと食事とか気を遣ってるし
  ダイエットフードとかもカロリーオフのを買い込んだし
  あ、でももう残り少ないからマハムール基地で買っておかないと。
  ……お姉ちゃんがきっと痩せすぎなのよね、うん)」
 
「……もうッ! まだマタニティじゃないっつーの!」
「ちょっとー、なんか騒がしいわよ!」
 
メイリンかわいいよメイリン。
 
その頃、甲板ではアスランとシンが久々に会話していました。
 
「こんなところでサボっていてよろしいんでありますか?」
「本当に突っ掛かるような言い方しか出来ない奴だな、君は」
 
ツンツンしてるシンちゃんかーわーいーいー(え
 
 @種34話
「俺達はやがてまたすぐに戦場にでる。
 勝手な理屈と正義でただ闇雲に目立っては、それはただの死亡フラグだ。
 主人公なんだろ?君は」
「……」
「俺達は軍としての任務で出るんだ。ケンカに行くわけじゃない」
「そんなことは…分かってます!」
「ならいいさ。それを忘れさえしなければ確かに君は優秀なパイロットだ」
「ぁ…」
「でなけりゃただの脇役だがな」
 
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第17話「戦士 戦死の条件」
 
アスランの言葉は、シンに届いたのでしょうか。
ところで、種脚本は夕日+男2人の友情シチュエーション多いっスね。
 
シンは今にも殴りかかりそうですが。
 
 
「お前ら〜〜〜〜!!」
 
ってカガリがやってきたら、二人の友情は深まるでしょうか?
 
 
・・・それは無理。
 

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