戻るTOPへ

 
〜前回のあらすじ〜
 
ピンク色テキストの酷い出来に、1ヶ月寝込む。
 
 
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第20話「PAST」
 
総集編は何度でも。
サブタイトル「PAST」に相応しく、「SEED」の総集編が始まりました。
まったく、総集編のパターンだけでこうも楽しませてくれるとは
デス種あなどれぬわ!(注:誉めてません
 
種総集編はさくっと省くので、こちらでも見てください。
 
お兄ちゃんにぶっかけ♪
「PAST」は主人公シン・アスカの一人称で語られます。
 
戦争が始まった頃のシンはまだ12歳の少年。
中立主義を掲げるオーブで暮らしてた彼は、
戦争も人種問題も遠い世界の出来事のように感じていました。
一人称は「僕」でした。
 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
お兄ちゃんのヒ・ミ・ツ
「僕はそんなことよりも、
 新しいゲーム(シスタープリンセスSEED)の発売日とか、
 それを果たして買ってもらえるのかとか、
 マユにだけは見つからないようにしなきゃとか、
 そんなことくらいしか気にしていることはなかった」
 
でも、マユの携帯にはバッチリ証拠画像が……。
 
 
お兄ちゃんとツーショット
「ねぇお兄ちゃん、今度デートしよっ」
「ええっ!な、なんでだよ」
「おにいちゃ〜ん、おにいちゃ〜ん、おにいちゃ〜ん!」
 
 
お兄ちゃんとTV
「ん、マユ?なに見てんだ〜」
「あっお兄ちゃん、あの、その……ボーイズラブ…
「マユ、手ぇどうかしたのか?足の間に突っ込んじゃってさ」
「えと、これわわっなんでもないよ!お兄ちゃんのバカ!」
「えっ、なんでだよー」
 
それは乙女のヒミツ。
 
コーディネイターもちゃんと受け入れる、オーブという国の法と理念。
シンの両親はそこが気に入ってオーブに移住してきたということですが、
その理由はシンによれば「宇宙に住みたくない」というもの。
それはコーディネイターへの迫害や宇宙生活という厳しい環境を避け、
穏やかに暮らしたいという望みから来ているようです。
 
────戦うべき時には戦わないと。何一つ、自分達すら守れません。
     普通に、平和に暮らしている人達は守られるべきです! (byシン・アスカ
 
シンの中には、平和に暮らしていたかっただけの自分達の暮らしが、
戦争の理不尽な暴力によって奪われた事への憤りが感じられます。
 
また、当時のシンはまだ自分で判断できるほど成長しておらず、
父母の言葉を強く信じていました。
まだ世界の狭い子供には仕方ない事でしょう。
 
・戦争は悪化するが、オーブは今後も理念を貫いて介入しない(父
・ナチュラルとコーディネイターが共に住む国だから、それしかない(母
 
 
家族でお出かけ
「他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない」
 
けれど暴力は突然、一方的に襲いかかってきた。
僕たちも家を捨てて、逃げなくちゃならなかった。
アスハ(元)代表は、国が戦争に巻き込まれた時も
最期までそれを正しいと言い続けていた。
 
そのせいで、マユは────
 
いかんな……
避難船の中、独り虚ろな目をしているシン。
今度の日曜日はデートだったのに。
ブツブツ……うぅ…マユ……父さん…母さん…」
 
同じ船に乗っていたトダカが、心配して様子を見に来ます。
「君だけでも、助かって良かった」
ブツブツ……マユ……マユ……」
「きっとご家族はそう思っていらっしゃるよ」
ブツブツ……マユ…仇……殺す……アスハ……」
 
orz
「絶対…絶対!!………許さ…ない……はぅ!ぅ…ぅうぅぅっ」
 
(いかん…。この少年の怨嗟の声はただ事ではない。
 放っておけば、やがてオーブをおびやかす存在になりかねん。
 なんとかしなくては……)
 
帰ってくるなよ
「家族を失って身寄りのない僕は、
 あの時助けてくれたオーブの将校さんの勧めと計らいで、
 一人プラントへと向かった。オーブにはもう戻りたくなかった」
 
シンの危険性にいち早く気づいたトダカ一佐。
しかし2年後、彼は再びオーブの地を踏み、
ついにはオーブ艦隊を壊滅させる(注:ローカル設定
「そういうの、恩知らずって言うんじゃないのかねぇ」
 
シンをプラントへ厄介払いしたトダカは、オーブの復興に着手する───
 
「その後、世界は平和条約で結ばれたけど、
 僕は考えた末に軍に入った。力がなかったのが悔しかった」
 
(守るための?)力を求めたシンは、
コーディネイターとしての能力を活かし、ザフト軍アカデミーに入る。
 
「アカデミーには色々変な奴がいた。
 髪型とか、性格とか、色彩感覚とか、ファッションセンスとか。
 教官はメチャクチャ厳しかったけど、負けてはいられなかった」
 
後方に見えるザクは練習機なのか、頭部の形状が異なりますね。
ていうか、旧ザク風味ですね。ニューミレニアムシリーズ以前の機体?
シンはナイフ戦の訓練中……に見えますが、
ここはちょっと詳しく見てみたいと思います。
まずアカデミーでナイフの教官と言えば「ナイフのフレッド」。
シンが戦っている相手は、コミックス「機動戦士ガンダムSEED featuring SUIT CD」内にて
描かれたフレッド教官の特長と非常に似通っています。
「機動戦士ガンダムSEED SUIT CD vol.4」のミゲルの台詞によれば、
 
「あいつ一番の奴としか戦わないだろう?」
 
との事。この場面をよく見ると、
戦っているシンを周囲の訓練生達が応援しているようにも見えます。
 
フレッドが戦う相手=トップ
 
ならばシンはこの年度のナイフ戦トップであったという推測が。
第8話で見せた銃の腕前もアスランに迫っていたシン。
やはり、潜在的技量はかなり高いのかもしれません。
勝敗は不明ですが、アスランは勝ったそうですね。
 
シン達は「不作の年」って話も聞くんですけどー。
ルナさんピース
そんなわけで、シン、ルナマリア、レイはTOP20入りしてザフトレッドに。
ヨウラン、ヴィーノ、メイリンなどはこの頃から一緒だったようで、
新卒である彼らの多くはそのままミネルバへ乗ることになったのかな。
 
「ならば俺は戦う!
 戦って今度こそ!大切な全てを守ってみせる!」
 
一人称は「俺」になりました。
大切な全て=? が不明瞭なままで残念でしたが、
この「PAST」において
 
「守りたい世界があるんだ!」
とキラが一応の結論に辿り着いたシーンが流れていたので、
対比させて考えると面白いかもしれません。
 
 
シンの回想に合わせた総集編としては、まずまずでした。

戻るTOPへ

 

inserted by FC2 system