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〜前回のあらすじ〜
 
ディアッカ・グゥレイト・エルスマン、散る。
 
 
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第28話「残る命散る命」
 
今回は戦闘メインです。でも戦闘描写は苦手です。
小さい間違いがあっても、優しい目で見てもらえると嬉しいです。
 
今日こそオトーす!!
多数の敵機を捌くため、その威力を発揮する緑。
火力もさるものながらブーストを調節して機体を屈めて攻撃を回避するなど、
今までの戦闘とは一味違います。
フォースシルエットでの詰まらない空中戦よりイイね!
 
「へっ!今日は緑かー! いい加減見飽きてんだよその顔!」
とアウルは言いますが、コアな緑ファンは待ち望んでいたと思われ。
 
どっちも火力ある機体なのに、接近戦・・・
レギュラー級キャラは飛び道具じゃあ倒せないってことなのか!!
だから逃げ回ってるザラ君は、カオスにヤられたい放題なんだね!
 
ミネルバの防御力を削ぐため、MS戦は広範囲で仕掛けられます。
その中で、馬場一尉率いるムラサメ隊はミネルバを直接狙います。
 
「奴等のモビルスーツはいい。
 地球軍の連中に任せて我等はミネルバを!
 あれさえ落とせば全て終わる!」
 
アスランやシンが離れれば、守りが手薄になるのは自明。
滅多に当たらないルナマリアさんの砲など、恐るるに足らないのです(ノД`)
レイのファントムも、一時操縦不能に。
 
そこは数の論理。いかにアークエンジェルが強くとも、
地球軍の圧倒的な物量の前にはオーブ戦(@無印種)を敗退したように、
尽きること無い攻撃の前には、押し切られてしまうのです。
なんでミネルバは護衛艦がいないんですかー?
 
居ないはずの議長やアスカガがワープしてきてたり。
例によってフレッツとかDVDで修正されるのでしょう。
 
馬場一尉はイキナリ登場したわけではなくて、
15話冒頭にも顔を見せている準々レギュラー(ぐらいの扱い)
オーブに戻ってきたアスラン(セイバー)をムラサメで追い回してました。
 
ムラサメ編隊の攻撃が、じわりじわりとミネルバの攻撃力を奪っていく。
ブリッジ遮蔽もこの近距離ならお構いなしとばかりに、
ベストポジションを取ったムラサメ!!
 
み ね る ば だ い ぴ ん ち (棒読み
 
死神部隊がやって来たよ(´- `)ホノボノ
 
「オーブ軍!ただちに戦闘を停止して軍を退け!
 オーブはこんな戦いをしてはいけない!」
 
呼びかけるカガリ姫は、いつも通り外野扱いだ!
 
ギュオーン!
「何であんたは…そんな綺麗事を…いつまでもぉッ!!」
 
妹の事。家族の事。ハイネの事(は忘れてるかもしれないな)。研究所の事。
地球軍も、それに組するオーブも、アスハも全てが憎い!
これ以上オレの前に出てくるな! とシンはカガリを狙って攻撃します。
 
もちろん、双子の姉をみすみす墜とさせなどしないキラ様。
カガリを狙うということは、自分のDNAを敵に回した事と同義!
インパルスはキラの敵として認識されました。
先日は片腕一本で見逃してやりましたが、今日は操縦席をロックオン。
今からパイロットごと殺ります。
 
不殺? 知らん知らん。
 
「お前も…フザケるなぁッ!!」
 
フリーダムの攻撃を紙一重で見切るインパルス。
やばい、つおい!
得意のヒット&アウェイ・高速離脱戦法が通用しません。
 
(いつもの雑魚じゃない?)
シン・アスカが旧主人公と同じ土俵に上がった瞬間でした。
 
キラ様のイライラ度 
 
「やめろキラ!こんなことはやめろと、
 オーブへ戻れと言ったはずだ!」
「また、君か!」
「下がれキラ!お前の力はただ戦場を混乱させるだけだ!」
 
再び現れたアークエンジェルに戸惑いを通り越し、
怒りをあらわにするアスラン・ザラ。
今再び、二人が剣を交える時が来たのです。
最新鋭機のセイバーと、核動力ながら旧型のフリーダム。
両者の力は拮抗しているように見えました(伏線
 
キラ様のイライラ度 5→
 
さてセイバーが来たということは、
それを追いかけていたカオスも接近しています。
 
「はっはっはっはっ!もらったぜてめぇーラ!」
 
キラ様のイライラ度 7→
 
「チッ」
セイバーを突き放し、邪魔者の相手に向かうキラ様。
その機動力で一瞬にして相手の懐に入り込みます。
メイン武器の射程を外れ、また虚を突かれたために動けないカオス。
3秒後の未来がわかっているキラ様の瞳が語りかけます。
長く忘れていた『恐怖』という感情を思い出したスティング・オークレー。
 
「あ…あの男の目………
 養豚場の豚でも見るかのように冷たい目だ
 残酷な目だ…
 『かわいそうだけど明日の朝には
  お肉屋さんの店先にならぶ運命だね』
 って感じの!」
 
JOJO第二部のジョセフ・ジョースターっぽい感想を抱きながら、
文字通り細切れにされていくカオス。
少し飛んで逃げたけど、さすがにもう修理はキツイ?
 
キラ様のイライラ度 9→(ちょっとスカッとした
 
 
ミネルバに敵対するMSを倒してくれてるけど、
前回の恨みも忘れちゃいねーぜって理由から、
タリア艦長はアークエンジェルを敵艦として対応する事に。
今回もミネルバが一番不利なんですが、下手にキラ様を刺激しない方が…。
 

また、シンの戦うフィールドでも決着が付こうとしていました。
 
「どこ見てんだよこらッ!」
海面をうろうろしてる目障りな緑に仕掛けたアビス。
フリーダム並にビームを打ち込み、緑装備を破壊します。
これで緑の出番も二度と無いのでしょうか。回収は無理そうです。
 
セ、セーフティシャッ・・・まにあわなっ
バックパックを切り離し、ダメージコントロールするインパルス。
腕にはまだジャベリンを握っていた!!
「相手が勝ち誇ったとき、そいつはすでに敗北している」
JOJOでも有効なこの法則に陥るアウル。
種割れしたシンを侮ったために、直撃を受けました。
あのやばい光り方!ステラは助かっても、アウルは・・・
 
制御を失い、海に沈んでいくアビス。
コクピットが、アウルのヘルメットが赤い海水で満たされていく。
ゆっくりと海底に沈み、やがて来る爆発の衝撃波。
 
・シグナルロスト(コクピット内の器機破損
・パイロットスーツ内の海水飽和速度、及び下半身負傷
・アビス全長からの爆発推定水深 約70-100 m
 (現在の世界記録よりは浅いが、予備調整なしの素潜りは困難
・爆発により海中の視界は最悪
 
「一護ッ!」
 
おっと、声優が一緒だから間違えたよ。
 
以上の理由から、アウルがどう生体強化されていても、
生存の可能性は絶望的です。
救助されたスティングも、艦の状況から彼の死を悟った様子。
 
アウル、どうしてもっと得意な海中戦で・・・(つД`)
 
それでも戦闘は続きます。
「討ってはならない!
 自身の敵ではないものを!オーブは討ってはならない!!」
シンに銃を向けられても、撃たれても、まだ必死に呼びかけるカガリ。
 
「敵ではないとカガリ様は仰る!
 しかし我ら親衛隊にとって、姫に仇なす不届き者は皆これ敵!」
「ぁ…」
「それが親衛隊の意志。
 なれば我等オーブの軍人はそれに従うのが務め!」
「お前!」
「その道、いかに違おうとも難くとも、
 我ら姫様だけは守らねばらなぬ!お解りかー!!」
「殺されたから殺して、殺したから殺されて、
 それでほんとに最後は平和になるのか!」
「ミネルバさえ落とせば、全て終わるのです!」
 
退いてくれないカガリをブン投げて、特攻しちゃった馬場一尉。
 
「国を出た折より我等ここが死に場所と、
 とうに覚悟は出来ております!
 我等の涙と意地、とくとご覧あれ───ッ!!」
 
目的とか手段とかもうメチャクチャ。
 
ムラサメの特攻でまたも甚大な被害を被ったミネルバ。
ダメージを受けたのはミネルバだけではなかった。
激突地点の近くにいたザクウォーリアも行動不能になり、
 
「お姉ちゃん!
 ルナマリア機大破!収容します!」
 
ル・・・ルナ・・マリア・・さん、し、しぼぅうわあああああ!!
 
「どうして君は!」
「仕掛けてきているのは地球軍だ!
 じゃあお前達はミネルバに沈めと言うのか!!」
「もう、僕を惑わせないでくれ!」
「だから戻れと言った!
 オレの、オレのキラきゅんはいったい何処へ行ってしまったんだ!」
「分からない…君の言うことは分からない……」
「しっかりしろキラ! お前に妹なんかいないって認めるんだ!」
「嘘だ!アスランは僕の妹なんだ!何故君はそれが分からない!」
「ぅ…キラ…」
「これ以上混乱させるなら、僕は君を討つ!」
 
アスランたんの届かぬ想い。
キラきゅんはロリ妹萌えの世界に逃げ込み、
アスランたんの熱いパトスを否定するのでした。
 
キラ様のイライラ度 8→Max Heart!
 
「粉々になれっ、コナゴナに!」
「キラきゅんっ・・・!!」
 
ぶつかり合っただけで、セイバーの腕を吹き飛ばすフリーダム。
さっきの小競り合い、キラ様は思いっきり手を抜いていました!
例えるなら、魔人ブウ編でスーパーサイヤ人3にならずに、
Mベジータと戦っていた超悟空2といった所でしょうか。
 
物語中盤で、アスラン機はバラバラになるのがお約束らしい。
どうしたアスランー、主人公の中で今日一番鈍ってるよー。
 
ミネルバはかなり追いつめられている。
なら、連合軍の戦艦を直接叩けばッ!
シンはソードシルエットに換装し、オーブ軍艦隊へ向かいます。
 
シンが元故郷の人々を手に掛けるという悲劇。
12話でちょろっと書いた事が現実になってしまいました。
 
トダカ「よし。本艦も前に出る。機関最大!」
アマギ「はい!機関最大!」
 
────機関さいだーい!
 
ユウナいや…だけど…」
トダカ「ミネルバを落とすのでしょ?ならば行かねば」
ユウナ「ぇぇ…」
 
トダカ一佐はタケミカズチを前面へ出し、
一気にミネルバを叩く作戦を執りました。
縦の指揮系統がしっかり訓練されているオーブ海軍は復唱も淀みなく、
徐々に艦を進めていきます。
 
そして総員退艦命令。
 
ズシーンズシーン
(まじめ解説)
トダカは全ての責任を負って、特攻をかける。
ミネルバの最も恐れるべき主砲も破壊し、
艦上のザクも無力化(中・大破)できた事から、
MSではなく、強力な艦載砲による総攻撃には絶好のチャンス!
 
・・・なわけがない。
いくらミネルバが追いつめられて見えるからって、
空母で倒しに行くのが戦術的に間違っているのは、
「ええい!空母が前面に出て何を!」
というタリア艦長の言葉を聞くまでもありません。
 
「これでオーブの勇猛も世界中に轟くことでありましょう!」
というトダカの発言は、27話「届かぬ想い」の
 
「これでミネルバを討てれば、
 我が国の力もしっかりと世界中に示せるだろうね〜。
 ・・・出来るだろ?」
「ご命令とあらばやるのが我々の仕事です」
 
を受けての言葉になります。
大きな意味でユウナと目的は同じになるのですが、
オーブがザフト軍と勇猛に戦い、条約への貢献という問題を十分にクリアしながら、
そこにトダカの考えが加わっています。
 
「既に無い命と思うのなら、
 想いを同じくする者を集めてアークエンジェルへ行け!
 それがいつかきっと道を開く!
 頼む!私と、今日無念に散った者達のためにも!」
 
デス種12話、14話などの描写から、恐らくオーブ軍兵士の多くは
トダカ達と『想いを同じくする者』なのでしょう。
 
またトダカが前進を決断したのは、ソードインパルス換装後でした。
タイミング的には、シンが悪魔の形相でオーブ艦を潰し始めた頃です。
本領発揮したインパルス相手では、敗北は濃厚(オーブ、勝てそうだったのにね?)
これ以上のオーブ艦の撃沈(12話のオーブ近海戦から被害が推測される)を減らすため、
即ち =トダカが最も目立つ空母でインパルスを引き付けることにより、
『想いを同じくする者』を多く残そうという狙いもあったのかもしれません。
 
またオーブ軍人の気質は多くが頑固一徹なので、
命を張って道を示さなくては聴かない連中なのです(ムリヤリ解釈
(まじめ解説終わり)
 
もちろん、シンは倒す気なんだけどね。
 
「来たか少年・・・。
 やはり君は、オーブに敵対したか」
「く…ハァハァ… ガルルルル」
「だが少年! ここで共に死んで貰う!
 それが君をプラントへ送った私の責任だ!!」
 
振り下ろされるエクスカリバー。
 
「オーブ軍制式対MS柔術ゥッ、真剣白刃取りィィ!!
 
くそっコイツ!
受け止めるトダカ一佐。
 
「ぐぬぬをおおおお! 乗員退艦の時間は稼がせてもらうぞ!」
 
「ううおおぉぉぉ!!」
 
命を賭して、乗員を守るトダカ。
 
この男の信念は、MSの圧倒的な質量すら止める!
 
「ぐをおぁあああああああっ!!」
 
「沈め! タケミカズチと共に」
 
 
タケミカズチ、自爆・・・
 
 
 
───そういうの、恩知らずって言うんじゃないのかねぇ
 
 
譲れぬ想いは色を分け、時は結末へと向けてただ針を刻む。
インパルスを巻き込んで、タケミカズチは散った。
だが我々は忘れないだろう。
 
トダカ一佐を、
 
馬場一尉を、
 
オーブ軍人の生き様を・゚・(つД`)・゚・
 
 

 

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