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〜前回のあらすじ〜
 
緑、大活躍。
 
 
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第29話「FATES」
 
例の如く総集編です。しかも旧作の。
更に議長の独白に「それ」だの「その」だの代名詞が多すぎて
意味が掴みにくい話になってしまっています。
なんとなく伝わってくるんだけど、なんとなくしか解らないって感じ。
 
なので今回はちょっと記述形式を変えて、
クルーゼとの問答を中心に書いてみました。
面白くないですからスルーした方がいいですよ〜。
 
 
[デュランダル議長の自問]
「彼等がいつどこで何故出会ってしまったのかは、私は知らない。
 ラクス・クラインは当時の最高評議会議長、シーゲル・クラインの娘にして
 パトリック・ザラの息子、アスラン・ザラの定められた相手だった。
 それが何故、彼と出会ってしまったのか…」
 ↓
『ラクスとキラの出会い』
『ラクスとアスランの婚約関係』
 
[議長の答え]
『魂が引き合う』
『定められた者達』
『定められた物事』
即ち『DESTINY』『FATES』『運命』『定め』(a)
 
[議長の問い]
「全てを『そう(a)』言ってしまうなら、
 では我等が足掻きながらも生きるその意味は…?」
『運命』に抗う意味は何か?
 
[クルーゼの答え]
「全ての者は生まれ、やがて死んでいく。ただそれだけのことだ」
死は全ての者に『定め』られた『運命』である。(b)
 
[議長の問い]
「だから何を望もうが、願おうが無意味だと?」
『運命』に抵抗するのは無意味か?(c)
 
[クルーゼの答え]
「いやいや『そう(c)』ではない。
 ただ『それ(b? or c?)』が我等の愛しきこの世界、そして人という生き物だということさ。
 どれだけどう生きようと、誰もが知っていることだが忘れていること」
死は全ての者に『定め』られた『運命』である。(b)
 
「だが私だけは忘れない。決して『それ(b)』を忘れない。
 こんな私の生に価値があるとしたら、
 知ったときから片時も『それ(b)』を
 忘れたことがないということだけだろうがな」
ラウ・ル・クルーゼという男の認める自己価値は、
『死という運命』を忘れたことがない事。
 
[議長の反論]
「だが、君とて望んで生きたのだ。
 まるで『何か(x)』に抗うかのように。『求める(d)』かのように」
クルーゼは生きることを望んだ。求めるもの(d)があるかのように。
ここで(x)=(a)or(b)とも置換できるのだろうか。
 
[議長の問い]
「『願い(e)』は叶わぬものと知った時、我等はどうすればいい?
 それが『定め(a)』と知った時に…」
願いが叶わない事も『定め(a)』なら、どうすれば良いのか?(f)
 
[クルーゼの答え]
「『そんなこと(f)』は私は知らない。私は私のことしか知りはなしない。
 迷路の中を行くようなものさ。
 道は常に幾つも前にあり、我等は選びただ辿る。
 君達はその先に『願ったもの(e)』があると信じて。
 そして私は……やはり無い(d)のだとまた知るために」
運命論。
無限の選択肢が存在しながらも、答えなど見えない(=迷路)。
そして一つの選択肢しか選ぶことが出来ない。
 
クルーゼの求めた『何か(d)』と
議長(クルーゼ以外の全ての人間ともいえる)の『願い(e)』を同格に扱えるのかは疑問が残る。
 
[議長の問い]
「誰が決めたというのだろう。『何を!(g)』
 仕方がなかった。では『それ』は本当に選んだことか?
 選んだのは本当に自分か?
 選び得なかった道の先にこそ
 本当に望んだもの(e)があったのではないか?」
また運命論。
一つの選択肢を選ぶということは、
その他の選択肢の結果を知ることが出来ないという永遠のジレンマ。
『何を!(g)』は議長の憤りの現れなのか。
SEED DESTINYに隠されたテーマなのか、この時点では甚だ不明瞭である。
 
[クルーゼの答え]
「そうして考えている間に時はなくなるぞ」
延命薬を手にする議長に発せられた言葉。
時間の残酷さを説いているのがクルーゼであるため
より重みを伴う表現になっているが、
議長も時に追われる人間なのかもしれないと思わせられる。
延命薬は議長からクルーゼに提供された物だったようだが、
未だに議長が持っている理由は明らかにされていない。
単なる懐古か。それとも延命薬を必要とする人間がまだいるためなのか。
 
「選ばなかった道などなかったと同じ。
 もしもあの時…もしもあの時…
 いくら振り返ってみても、もう戻れはしない。
 何も変えることなど出来ない。
 我等は常に見えぬ未来へと進むしかないのだ」
運命論三度。
論旨は先と同様。
 
「今ではないいつか。ここではないどこか。
 きっとそこにはあるもの。素晴らしいもの。
 『それ(e)』を求めて永劫に血の道を彷徨うのだろ?君達は。不幸なことだな」
見えない未来の中に『願い(e)』を掛けて人は生きる。
だが歩むのは血の道(戦争、闘い)だと、クルーゼは嘲笑する。
 
[議長の問い]
「『救い(h)』はないと?」
全ての未来が既に決定されている『運命(a)』だとするのなら、
『願い(e)』が叶うことはないのか?ここで(h)≒(f)とも解釈できるならば、
既にクルーゼは「『そんなこと(f)』は私は知らない」と運命論的にも否定していると言える。
 
[クルーゼの答え]
「『救い(h)』とは何だ?『望むもの(e)』が全て『願ったこと(e)』が全て叶うことか?
 こんなはずではなかったと、だから時よ戻れと祈りが届くことか?
 ならば次は間違えぬと確かに言えるのか?君は。
 誰が決めたというのだ。『何を?(g)』」
かつて、クルーゼとフラガは戦い問答した(種49話)
「これ(世界の破滅)が望みか!?貴様の! 」とフラガは問い、
「私のではない!これが人の夢!人の望み!人の業!」とクルーゼは答えた。
また「私は結果だよ!だから知る!」とも叫んだ。
「希望」を「甘い毒」だと断じたラウ・ル・クルーゼ(種50話)
クルーゼにもかつて『願ったもの(e)』が在ったのだろうか。
そして無い(d)ことを知り絶望したのだろうか。
 
クルーゼは結果論を痛烈に批判しながら、
自らを人類の行き着く愚かな結果の象徴であるとして振る舞う。
 
誰が決めたというのだ。『何を?(g)』という問いは、
元々クルーゼから発せられたのかもしれない。
今までの流れなら、『何を?(g)』=『運命(a)』との置換も可能だろうか。
 
回想シーンで、キラとの決着時にクルーゼは不適な笑みを浮かべた。
『願う未来(e)』を持ちながらも戦うしかできなかったキラ達。
『運命(a)』に抗いながらも、結局今も剣を振るっているキラ、アスラン。
種50話でクルーゼが主張した通り、世界は終末へと歩んでいる。
クルーゼを物理的に倒しはしたがキラ達は論破されたままであり、
「SEED DESTINY」では、滅びの道を断ち切る事が出来るのだろうか?
 
(唯一取り上げるなら、カガリの
 「逃げるな!生きる方が戦いだ!」というメッセージだろう)
 
[議長の決意]
「ならば私が変える!全てを!
 戻れぬというのなら始めから正しい道を。
 アデニン、グアニン、シトシン、チミン。
 己の出来ること、己のすべきこと。
 それは自身が一番よく知っているのだから」
運命論への回答。
選ぶ道が一つなら、始めから正しい道を選べばいい。
A、G、C、Tの4種塩基が突然登場するが、
DNA解析の専門家であるデュランダル議長が
人間を設計の段階(即ちDNAレベル)で正解に辿り着けるよう
改変していこうと考えている、というのが今回の結論か。
 
────誰が決めたというのだ。『運命を?(a=g)』
 
とした場合、運命(a)とは何(g)だ?という疑問が発生する。
コーディネーターという人間が存在する世界では、
遺伝子の基礎情報が人生を左右するほどになっている。
それはスーパーコーディネイターとして誕生したキラ・ヤマトの
肉体面・技術面での高い能力からも確証が持たれる。
つまり遺伝子が運命を決定づける世界観故に、
何を(g)→運命(a)を→DNAを、と考え至ってもおかしくない。
 
ただし、DNAをいくら組み替えたところで
人間の未来までも変えていけるかというと、否定的にならざるを得ない。
2005年現在ここでDNA研究と人間の進化について議論する意味は無い。
SEED、S-DESTINY両作にはその問題を解決する設定として『SEEDを持つ者』
或いは『Superior Evolutionary Element Destined-factor』があるのだから
 
そこに、議長がアスラン×ラクスの作る未来を期待していたという推測が成り立つ。
間違わない未来、望む世界。それはタリアとの別れが動機なのか。
誤ったルール、好ましくない遺伝子。
今更後戻りなどできないが、ならば未来はと願いを掛けたのか。
 
議長室に幾度と無く登場したチェス盤。
64マスの世界を上から眺め、駒の動きの行く先を見つめる。
終わったゲームをあれこれ言うのは結果論か。
現実に「待った」はかけられない。
人類の命運が、破滅というチェックメイトが既に運命だとしても───
 
倒されたKingが議長の決意を象徴するように、面白い演出になっている。
 
 
 
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 こんにちはー、またまた総集編ですね!
            20話「PAST」で声がかからなかったから、それっきりかと思っていた
            大姫お姉ちゃんですよ〜。イエーイ!
 なんかテンション高いよね。
            本編の滑り具合に比例するレビューの滑り具合が気になる小姫です。
            やっぱり「総集編シスターズ」なんですか…。
 全国のクルーゼファンの皆さんこんにちは。
            ハンサムな素顔が明らかになったラウ・ル・クルーゼです。
            ファンレターをどしどし送って下さい、オレに。
 DVD版を除けば、TVではようやく素顔もお披露目ね。
            小説版での老化した素顔って話は、どこへいったのかしら。
 後藤リウも苦労するよな・・・。
 今回は「FATES」って名前で総集編だったが、どうしてDESTINYじゃないんだ?
 言葉の微妙なニュアンスが違うのと、DESTINYは主タイトルに入ってるからでしょうね。
 あとは、某ゲームを意識したのかもね。
            総集編第7回でもちょっと触れてたんだけど、
            ルナマリア未発表時点でアホ毛アホ毛言ってたら、ホントに出てきたよ(笑
 エクスカリバーとかセイバー(英語違い)とか、
            神話系アイテムだと繋がりがあるのかと思う物もあるよな。
 それはこじつけ臭いんじゃ……
 よーし、今度一緒にコスプレしようぜ!おれアーチャーな。
 それはディアッカですよ?
 そーいう問題じゃ…
 さて、その回のゲスト、クワトロ・バジーナ大尉がGackt発言をしていたが、
            いつの間にかZガンダム劇場版で歌ってるな。
 いよいよ公開ね。楽しみだわ。
 御大が自信ありありだよね。調子に乗るのは昔からかもだけど、
            切り貼り映画と言いながら、
            何かケジメを付けようとしている雰囲気は感じられるね色んな事に。
 というわけで、そろそろ恒例のガンダム関連商品の感想会だ。
            上の総集編考察が普通すぎたので、こっちはいつも通りらしい。
 御都合主義っていいよね。
 
後藤リウ 著
 まずはデス種小説版1巻「怒れる瞳」。
            発売からちょっと時間が経ってしまったけど、
            まだまだ消化されていない謎や伏線が詰まっています。
            ネタバレ話になるかもなので、未読の人は注意してね。
 TV画面では描かれにくいサブキャラの内面も、
            いくらか補われている点は好感が持てるね。
 本文のイラストが、旧作と違ってアニメ絵なのが……むぅ。
 じゃあ順番に気になった部分をピックアップするわよ。
            まずー、ステラはシンの目の色が嫌い!
            ふっふっふ、やはり二人は結ばれない仲なのよね。シン×アスじゃないと!
 いきなり極端なんだよ!
            紅い瞳がステラの「嫌いな言葉」を連想させるって意味でしょ。
 だからといって、血を見るのは平気そうだけどな。
            バッサバッサ切り捨ててたし。他には、ステラが戦闘中に過激になるのは、
            自分が最高の戦士だと知っているからという表現があった(p85)。
            汚点を残したくないとも書かれているが、
            強化人間研究所での汚点=減点=処分という恐怖感から来ているのだろうか?
 ブロックワードは「死」のはずだけれど、
            アウルの発した『サヨナラ』にも反応しているのかしら?(p86)
            後藤リウさんも判らない事が多いみたいだしね(あとがき参照)
 ユニウスセブン落下の際、スティングは随分悔しがっているようだ(p266)。
            アウルとは反応が違うが、彼の過去に関係があるのだろうか?
            それともブロックワード絡みの可能性も?
 男も女もない環境で育ったから互いの裸に興味がないように
            書かれているのは(p150)、シンにとってはいいこと?悪いこと?
 そりゃあ良いことよ。
            だってシンはアスランとくっつくんだから♪
 マテ。
 イザークは、アスランを自分の背後を守らせてやってもいいと思える、数少ない男だ、
            と信頼しているようだが(p247)、ディアッカは頭数に入ってるのか?(;´Д⊂)
 もちろんイザ×アスだってオッケーよ♪
            あ、でもこの場合アスランが後ろってことはアス×イザ?
            きゃう〜んそれもまた良し。
 結局そういう方向へ持っていく、いつもの御家芸か!!
 射撃訓練のエピソードでは(p290)、
            過去にアスランとイザークが一悶着あったのが垣間見えて面白かったな。
 銃を取り替えろと言われたとかなんとか。
            イザークらしい一コマだね。
 銃を取り合う少年って言うのは、●●●の暗喩なのよね♪
 ちょっと黙ってろ!
            えっと、アスランがユウナに対して優越感持ってたり、
            軟弱者と蔑んでるようなシーンが気になりました(p322)。
            その後カガリがユウナとの結婚を承諾したり、
            キラの所へ行っちゃう事を知っている身としては複雑です。
 ふはは、滑稽だなぁアスラン。
            TVでももっとオーブ行政区内のドロドロをやればよかったのにな。
            種の御家芸、昼メロ要素が充実したはずだ。


 マユマユは9歳だったようだな(p202)。
            けしからん、けしからんぞシン・アスカ!
 何を基準に言ってるんだか。
            見た目と年齢が微妙に合わないけど気にすんな。
            みんな18歳以上だよおにいちゃん。
 年齢と言動が一致しないあなたもどーなんだか。
 マユのCVは坂本真綾だっけ。
            今回の幼レイ・ザ・バレルは桑島法子だったね。
            彼女が声を当てたキャラはデス種でもみんな死んじゃうのかな?
 うわっ、不吉なことを。
 
 デス種になってからの軍事関係の情報も色々得られたな。
            もっとも、アニメ誌やプラモデルのパッケージなどには
            細かく記述してあったりするのかもしれないが。
            公式サイトにはそういう設定をなんで載せないんだ?
 んー、やっぱ何かトラブった時にもみ消すのが楽だからじゃない?
            ほら先日のスーパーフリーダム事件とか。
 あぁ、新型機の名称を発表した直後に修正入ったあの事件か。
            スーパーフリーダムナイトジャスティスという機体名が、
            ストライクフリーダムインフィニットジャスティスになったんだよな。
※一部の媒体で新型ガンダムが別の名称で発表されました。
            正式には「ストライクフリーダムガンダム」
            「インフィニットジャスティスガンダム」となります。
 
            一部媒体で、じゃねーよ!(笑 公式HPが率先してやっちゃって……(ノ∀`)アチャー。
 ラスク・クライン事件という間違いも、既に懐かしいわぁ。



 いままでカナーバ議長の「配慮」の内容が不明瞭だったが、
            アスランの脱走・反逆罪を不問にして、オーブへ見逃しただけみたいだな(p43)。
 逆に本国に戻ったイザディアなんかは、しっかり軍事法廷にしょっ引かれたようね。
 Nジャマー影響下の戦場でも、レーザー通信は有効みたいだね。
            NJは光には影響しないようだから、普通と言えば普通かな(p109)。
 国力に応じた戦力を持てるとかいうリンデマン・プラン
            プラントがしぶしぶ受け入れたという理由が良く判らないな(p126)。
            外伝アストレイ中で描かれる事件なんかがプラント側へ不利に働いたのだろうか。
 戦時下になれば、形骸化するんじゃないかしら。
            平和は次の戦争への…
 準備期間。
 可変相転移装甲(VPS)の最適化によって電力使用が抑えられ、
            インパルスの稼働時間が従来より格段に長くなった(p154)ってのは、またまた便利設定だね。
 便利設定ならザクだって負けていないぞ。
            アスランがユニウスセブン戦で何度も投げたトマホークは、
            ちゃんと戻ってきてたらしい(p241)。
 コアスプレンダーのアレも自動的に戻るらしいし、もういまさら驚かないけど。
 ミネルバって月方面に配備予定じゃなかったっけ?
            1話でヴィーノが噂、として言ってるけど。
 タリア艦長も実際の配備先は知らなかったみたいだね。
            ミネルバはセカンドステージ試験用に設計された機体だとか(p309)。


 注目されてたNスタンピーダーについても、一応の解説が登場したわね。
            完全引用すると、
 
            核物質の内部で、中性子が高速運動することにより、核分裂が起こる。
            Nスタンピーダーはこの核分裂を暴走させ、制御不能にすることで、
            外部から任意に核爆弾の暴発を促すことができるのだ。
            もっとも射程距離は限られ、また基本的に無重力下でなければ
            作動しないなどの制約はある。(p351)
 
            ってことで、決着かしら。
 あのさー、NJがNJCで無効化されてる現状で、
            核ミサイルをまともに止められるのがNスタンピーダー(無重力下限定)だけって事は、
            ザフトが地球のあらゆる所に防げないタイミングで核ミサイルの一斉攻撃をすれば、
            放射能汚染が広がって、一瞬でこの戦争終わるんじゃないの?
 潰しはしない。地球にはちょっと休んでもらうのさ。
 なにシャアみたいな事言ってるのよ。
            確かにジェネシスみたいな大がかりな兵器が無くても地球は滅びるけど、
            えーと、えーとっ……
 また言ってはいけない事だったようだ。
            さすがに積極的自衛権で核ミサイルは使えないだろうが、
            第2、第3のパトリック・ザラが現れて軍部が暴走したら、
            デュランダルの意志など関係なく、戦争は終わるな。
            ジェネシスの起爆用にも核があったわけだし、準備は簡単だろう。
 せ、戦争はお得意のゲームとはちがうのです〜ぅ!
 種世界の設定だと、説得力ないんだけど……。
 その積極的自衛権だが、なにやら不吉な未来を暗示する描写がある。
 
            議員たちは彼の念押しにうんざりしたようだが、やや神妙な面持ちになる。
            デュランダルの言うとおり、武力を用いるにしても慎重にそれを
            コントロールすることが肝要だ。
            そして彼らはこのとき、それは可能だと信じていた。(p383)
 
            これは戦争が泥沼になるという伏線なのだろうか?
 終盤になると、例によって宇宙で殲滅戦が始まっちゃうのかなぁ。
            ミーティアを超えるサブウェポンも用意されてるかも?
 

 注目すべきはタリア艦長の描写がTVより細かい事ね。
            序盤のミネルバの動きは艦長判断による部分が大きいから、
            艦の動向に伴い艦長の独白がでてくるわ。
 今回の総集編にも絡むかもしれないけど、
            「どうしてこんなことになったんだろう(p191)」
            というタリア艦長の想いは深い意味を持ちそうだね。
 でも、デュランダルの言葉も九割は真に受けないようにしている(p297)
            という点で、二人の距離感は微妙よね。
            一方でアーサーの評価が上がっているのも面白いわ(p272)。
 オーブ近海戦でのタンホイザー使用について、
            アーサーが「しかし大気圏内で……(p426)」と躊躇する描写なんかも
            彼のヌけている様で気も回る性格を表しているね。
            「アーサーの進言を容れて、とっととこんな国など出ていくのだった(p422)」
            という部分でも、艦長はドジッ子属性を発揮?
 いやドジッ子て。
 マリューと初対面の時、TVでは「誰!?」とキツイ調子だったが、
            小説版では「あなたは?」(p308)と柔らかくなっている艦長。
            後藤リウはタリア艦長がお気に入りなのだろうか?
 ハイネも間接的に登場してたりするけど(p344)、だいたいこんな所かな?
 
久織ちまき 著
 さぁ次はデス種をアスランの視点で描く、
            「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE 1」よ!
 アスラン視点もなにも、本編まんまじゃねーの?
 キャラクターはシャープな描線だな。
            MSの方は今後の成長に期待したいが悪くはない・・・アレよりはましだし。
            アクションシーンも伸びしろがあると見たぞ。
 アレ?・・・あぁマガjむぐぐ
 余計なことは言っちゃダメなのよー(ニッコリ
 ルナマリアの登場シーンが多い点が評価できるな、うむうむ。
            しばしばキラの2Pキャラとか言われるシンの描き分けも良くできている。
 p130-133はユニウス落下後の一悶着を圧縮してあるけど、カガリが可哀想よね〜。
            特にp135のカガリの疲れた感じがもう……お姉ちゃん泣いちゃう。
 いや、アスランにつっこめよ。
 必要なシーンとは思えないんだが、
            p158-159のユウナとのやり取りは、子供っぽいぞアスラン。
 ドライブに出る手順が本編と入れ替わってるけど、
            指輪を調達しに行ったんじゃないのかな?かな?
 カガリが、ちゃんとヒロインしてて素敵ね。
            今後の刊行が待ち遠しいわ〜。
 本編のアスランパート見てれば?
 
木村太彦 著
 あたしが紹介するのは「瀬戸の花嫁 七」
 えーと、ガンダム関係ないよね?
 うん、ないね。
            でもp98-99のガンダム小ネタが個人的に良かったから。
 俺ダムシードですてにー・・・?
            俺ダムとは何なのだ、俺ダムとは。
 小姫のツボって、時々よくわかんないわよね……。
 あ、マンガの内容は、シリーズ中でも最悪です(←誉め言葉)萌え萌えっ♪
 
 あ、忘れてたけどサントラの2も発売中だよ。
            1に続いて、戦闘曲が多めかな?ダークなテーマも多そう。
            『出撃!インパルス』『覚醒シン・アスカ』といった
            主人公シン・アスカの名場面を象徴する楽曲も程良く入ってます。
 全体としてはひっかかりを感じなかったが、
            収録曲のバランスが均衡しているのだろうか。
 『深海の孤独/桑島法子』が最終トラックに収録よ。
            デス種でようやくキャラソンが歌えて良かったね桑島さん。
 フレイじゃ、一部のファンにしか売れないだろうからなぁ。
 
大島千歳 脚本/赤津豊 漫画
 地味に良いのが「機動新世紀ガンダムX 〜UNDER THE MOONLIGHT〜 1」
            あのガンダムXの9年後A.W.0024を舞台にした続編です。
 ガンダムAも色々連載してるけど、興味深い試みね。
 今のところGXを始め、過去に登場したMSやその派生型が登場している。
            今後、ジャミル達の登場が期待できそうだな。
 フォートセバーンの地名も上がってるから、
            その後のカリスなんかも見られるかもしれないね。
            バルチャー系の人間の方が、遭遇率高そうだけど。
 作画担当の表記がコミックスと公式サイトで異なったりするけど、
            mutcho.com名義で描いてるってだけみたいね。
やぶうち優 著
 最後に私が紹介するのは「ないしょのつぼみ 1」だ。
 ・・・
 ・・・
 つぼみと沙耶の思い遣り、少年少女の友情、恋愛!
            思春期を迎えるしょーがくせいのあれやこれや!
            う〜んまったり楽しませてもらったぞ。
 ・・・
 ・・・
 私など読破した翌朝にパンツにヌルっと…
 さ、無視して終わるわよ。
 ガンダム、関係ないよね?

 

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