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〜前回のあらすじ〜
 
ステララァ。
 
ところで最近オクレ兄さんを見かけませんが、どこに行ったか知りませんか?
 
 
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第33話「示される世界」
 
デストロイはフリーダムに破壊され、戦いは終わりました。
ステラを連れ、燃え上がるベルリンの街から飛び去ったインパルス。
シンはステラの亡骸を葬るため、北の湖へ辿り着きます。
 
「もう何も 君を怖がらせるものはないから…
 誰も 君をいじめに来たりしないから…
 だから安心して 静かにここで おやすみ…」
 
守れなかった。『護る』はずだった『約束』。
ステラの躯をどこにも預けられないシンは、
独り静かに、彼女を水葬しました。
 
湖底へと沈むステラ。
 
「守るって言ったのに…オレ、守るって言ったのに!ステラごめん!」
 
さようならステラ。
 
 
 
えーと、本サイトはまったり考察系なので
あまりヘビーな内容を期待されても困るんですが、
メール等で質問が上がってきていたので可能な範囲で答えたいと思います。
 
大きくまとめると、
この『水葬』は果たして適切な処置だったのか?
という質問・疑問が多かったです。
そんなに死体トークが好きなんでしょうか、怖いですね。
 
まず、
『ステラ(遺体)があのように沈んでいくのか?』
という疑問ですが、沈みます。
死後の早い段階では、人間は水の底に沈みます。
比重の関係からも説明できますが、
ステラのパイロットスーツの重さも加わっているかもしれません。
そろそろ水泳シーズンなので、肺の空気を限界まで吐き出して
海やプールで身体が沈むかどうか試してみては如何でしょうか。
くれぐれも水難事故には気をつけてください。
 
通常の水葬は、河と海の場合で若干異なりますが、
一旦火葬にした灰を散骨する儀式は認められているようです。
そのままの遺体が流される場合は、それなりの事情があるわけで。
 
航海中の船舶等で遺体を維持することが困難であった時代は、
腐敗・伝染病といった問題解決のために、
海へ流す(沈める)といった措置がとられていたようです。
現在日本では原則的に水葬は無理ですが、例外的に許容される場合もあるそうです。
(その場合も、法的に細かく条件が定められています)
 
また、自然回帰という宗教的意味を持った水葬もあるようです。
沈める場合は、遺体が浮き上がらないように重りをつけます。
布に巻いて流すだけの場合もありますが、
インドのガンジス河下流域では死体が日常的に流れてきます、さすがですね。
 
次に、
『その後、浮かんでくるのではないのか?』
という疑問ですが、微妙〜なところ、と言いたいです。
先程述べたようにパイロットスーツ重量補正が考慮されていないからです。
あれには生体CPUとリンクするの為のコネクタ、インターフェイスが組み込まれ、
それなりの重さがあるように思われます。
 
がっ。
 
えーと、その、あれなんですよ。
死後、内部で腐敗して発生したガスで浮上しちゃうんですよね。
で、その浮揚力は20-30 kgはものともしないらしいので、
パイロットスーツが激重くないと、かなりの確率で浮きます。
そうしたら、身体がパンッパンに膨張してて・・・うわーん。
 
以上の流れから、
『あのままでは、土左衛門ステラが浮いてくる?』
って疑問になるわけですが、浮いてきて欲しくない、と答えたい!(泣きながら
SEED DESTINYは C.E.73年10月2日にファントムペインによる
ガンダム強奪事件が起きてから、現在まで数ヶ月内の物語です。
地球北半球に於いて季節は冬。北欧寄りになれば、寒さも厳しいことでしょう。
湖水の温度もかなり低いので、腐敗の進行が遅れる可能性があります、あって欲しい!(涙目
ガスを含んで浮かび上がった場合も、腐乱が進んでやがて沈むのですが・・・。
 
でも、そんなのイヤですよねー。
ステラにはなるべく穏やかな形で、湖の底から一度も浮かぶことなく、
自然に還る場合はこうなるのではという希望的観測を述べます。
 
えーと・・・
 
 
コワい
えっとね。身体が水分を吸っちゃうのは避けられないんですよ。
だからね、どうしても露出した部分から肌へと水が入り込んでですね、
××××になってしまうのは避けられないわけで、
その点、弁護もフォローも出来ないんです、ごめんなさい。
で、腐敗の進行が低水温のために遅れるとして、
やがて××××になった××は××××に×れていくんですが、
これも浮かばないでって条件だと避けられない事でして、
別の可能性として××の××化という××××もあるんですがそれはおいといて、
×××くなったステラがやがて××に××××て、
大好きなお魚さんとひとつになるのが、
シンが施したこの水葬の結末として一番いい形かも? と思いました。
 
 
 
『じゃあ、シンの水葬は正しかったの?』
 
シン君、埋めてあげてください。
 
ベルリンでは、救助作業も絶望的となり、
死者の埋葬・焼却作業が続いていました。至る所、死体ばかりです。
消毒薬の散布も必要となっていることから、半端じゃない数の死傷者が出ています。
4都市も壊滅させられたら、被害人口はどれだけなんだろう…。
 
ザフトでも地球軍への憤りが高まっています。
「しかし、酷いものだわ。無茶苦茶よ!地球軍は…」
 
ジブリールのやり方が無茶苦茶っていうか頭悪すぎるのは、
33話後半で分かりすぎるぐらい分かるのですが、もう一度言います。
デス種って、矛盾点を自己ツッコミする事で誤魔化してる節があるよね。
 
そして、久々にアーサー長台詞。
「正直、こんな戦闘ばかりを繰り返して
 どうなるのかという思いはありますね。
 先の大戦の轍は踏むまい、ナチュラルとはあくまで融和をとする
  議長のお考えは良いですが…。
 でも、討つべきものはさっさと討ってしまった方が良いのではないでしょうか?
 でないと、いつになっても終わらないと思います。この戦争」
 
ここでのアーサーの意見は、
一般のザフト兵の感情を代表したものでしょう。
ここで討ちたいのは普通なら『地球軍』なのですが、
本当に討つべきものを討つのが何より難しいのだと議長は言っています。(@デス種19話
 
あ、アーサーは会食に招かれてなかったね。
 
障害は多い。でも、やらなければならない相手がいる。
シン・アスカがMSパイロットとして出来ること、
フリーダム撃破は個人的にも成さねばならない目的になりました。
 
レイと協力してフリーダムとの戦闘シミュレーションを重ねるシン。
アスランは感情的にシンを咎めますが、
説得力が皆無なので、シンに言い負かされます。
アスランがキラにボコられてから頭悪すぎなんですが、なんとかしてください。
もっと力を見せてくださいよ!
 
……あーこれ言うの、ルナマリアの役でした。失敬。
 
レイがハイネの件をフリーダムのせいにしてたけど、
実質的に殺ったのはスt……げふ、げふん
 
アスラン、何がしたかったにょ?
 
セイバー壊れたし、やること無いしで、ぼんやりザラ太郎。
優しいルナマリアさんに慰められています。
彼女はシンの増長が悪い方向に行くのではないかと心配しているようです。
だから、アスランが頑張って釣り合いが取れれば、
シンも安定するのではないかと、もっと力を見せて欲しいとルナは言います。
 
見方を変えれば、ルナが本当に気にしているのはシン・・・?
とも思えるのですが、
 
「そうすればシンだって
 もう少し大人しく言うこと聞くとも思うんですよね」
「ルナマリア…」
「アスランは優しすぎますよ!
 そういうところも好きですけど……損ですよ」
 
ルナマリア・ホーク、告白。
怪我して傷をつくって、包帯ぐるぐるなのに。
ルナちんは強いね、いい娘だね。
 
このシーン、石田さんの滑舌が悪いのか「豚マリア」って聞こえるんですが、ブヒブヒ
私の耳だけがおかしくなったわけではないらしい・・・。
DVDで再録になるのかな?
オーディオコメンタリーで石田さんがコメントしてくれないかなぁ(えー
 
ルナマリアの指摘により、
アスランはフェイスとしての権限・力を持っていることを
思い出しました、というか自覚してなかったというかー。
 
さてさてさて。
AAの捕虜になってしまったロアノーク大佐。ネコミミ・グラデュエーション。
それにしても、ムウ・ラ・フラガに生き写しです。
 
「まだ、眠ってるんですか?」
「ええ。手当の時に一度目を開けて、
 自分は地球連合軍第八十八独立機動軍所属
 ネオ・ロアノーク大佐だと名乗ったそうだけど…。
 でも検査で出たフィジカルデータは
 この艦のデータベースにあったものと50%一致したわ」
「つまり少佐なんだろこれは!」
「でも、50%なのよ……」
「それが、マリューさん。
 治療で着替えさせた時の事なんですが、
 その、下着をはいていませんでした、この人」
 
ちゃんとはいてって言ってたのに!
「!!・・・100%一致したわ。
 この人は、ムウ・ラ・フラガよ。いわば…性癖的には…。」
 
生前のムウの癖から、間違いなく彼だと断言する艦長。
そこで、大佐が目を覚ましました。
 
「やれやれ、いつパンツをはかされたんだ、俺は」
「!!」
「あ…!」
ノーパン派だと言ったろうがぁ、ちゃんと。
 捕虜だからって勝手にパンツはかせるなよ
「うぅぅ……」
「な、なんだよ。一目惚れでもした、美人さん?」
 
色々とショックで走り去るマリュー艦長。
 
「パンツがねえのか」
「ないっていうか、違ってるみたいですね生活習慣が。
 確かにそうじゃなきゃ、はいてないはずなんかないでしょうけど」
「ん・・・」
「でも、あれはムウさんなんです」
「まあな。けど下着がないんじゃあ、かえって酷かもしんねえぜ。艦長もよ」
 
その頃。
プラントではデュランダル議長の演説放送が始まろうとしていました。
スタジオにはミーアも控えており、世論操作の準備万端です。
 
「議会の方には突然の無礼を許して頂きたい。
 私はザフト最高評議会議長ギルバート・デュランダルであります。
 話の前にもう一つ知っておいてもらいたい事があります。
 私はかつてシャア=アズナブルという名で呼ばれた事がある男だ!」
 
ごめん、つい間違えたよ。
 
議長は語り始めました。
ユーラシア西側でのデストロイによる被害から始まり、
平和への願い、訴え、そしてそれを阻む者達が存在すること。
議長のメッセージは全世界へと発信され、AA、ザフト宇宙軍、ミネルバ、地球軍、
そして市民へも伝わっていきます。
 
「なんだこれは!?
 止めろ!放送を遮断するんだ!早くしろ!」
 
───ジブリール!どういうことだねこれは!
 
───これは君の責任問題だな!
 
───何をしようというのかねデュランダルは。
 
「うぅぅ…」
 
焼き払われた都市、家族を失った人々を映し、
世論を誘導していくデュランダルの演説。
しかし、現在までに判明している事実関係からは、
議長の主張は正しいのでなかなか隙がないですね、道化だけど。
 
でも、もっと道化くさいジブリールが面白すぎるので良しとする(ぉ
しかし他のロゴスは、何もやってないのかなぁ。
そういったシーンは一切登場してきませんが、例によって外伝待ちですか。
呑気な人たちね。
 
市民のカット。
いつもそうなんだけど、種世界の民衆は物分かりが良すぎる。
特にプラント市民とか、第10話であっさり洗脳されちゃったし。
 
ピンク補正ってスゴいよね。
 
そして台本通り、ラクスさま☆登場。
この御方が出てきたら、もうなにもできません。
市民が次々とピンクのエナジーに侵されていきます。ラクス様だ、ひゃっほー!
こんな重要な会見でもエロい衣装でいいんだろうか…。
 
放送をエターナル艦橋から睨むラクス・クライン//。
宇宙に上がってから何をやっているのか全く不明です。
種って一度にあちこちの動向を描けないんだよね……。
キラvsシンが終わるまでは、アスランもダメ夫で放置だし。
 
うるうる
それぞれの想いを持って、議長を見つめるミネルバの皆さん。
シンやレイに比べると、アスランとルナは温度差がある表情に見えます。
 
アーサーなんか、ラクス☆の演説に感激しちゃってるよ。
これからミーアとアーサーのロマンスが始ま  らねー。
アーサーとメイリンの新作カットもっと出して〜。
 
「なのにどうあってもそれを邪魔しようとする者がいるのです。
 (中略)間違った危険な存在とコーディネイター忌み嫌うあのブルーコスモスも、
 彼等の創り上げたものに過ぎないことを皆さんは御存じでしょうか?
 その背後にいる彼等、そうして常に敵を創り上げ、
 常に世界に戦争をもたらそうとする軍需産業複合体、死の商人、ロゴス!
 彼等こそが平和を望む私達全ての、真の敵です!
 私が心から願うのはもう二度と戦争など起きない平和な世界です。
 よってそれを阻害せんとする者、世界の真の敵、
 ロゴスこそを滅ぼさんと戦うことを私はここに宣言します!」
 
ロゴスのメンバーを公開した議長。
死の商人達が、その姿を世間へ明かされました。
 
「げぇ────ッ!」
 
 
あ、似てたからまた間違えちゃったよ。
 
「ふんぬぅぐッ!」
 
巨大掲示板に顔写真と住所を晒されたどころじゃない危機的状況に、
ロード・ジブリールは絶句します。
このままでは、デスノートに名前を書かれて殺されてしまいます(違
 
アズラエル姓の人物もロゴスにいましたが、ムルタの親族でしょうねー。
 
ベルリン戦での映像からフリーダムやAAの姿が消され、
また偽ラクスが利用されていた事に、議長への疑念を深めるキラ・ヤマト。
 
「さすがは議長だ」とでも言わんばかりの表情で、
自信をつけたシン・アスカ。
 
「…確かに戦わないようにすることは大切だと思います。
 でも敵の脅威がある時は仕方ありません。
 戦うべき時には戦わないと。何一つ自分たちすら守れません。
 普通に、平和に暮らしている人達は守られるべきです!」(@デス種19話より
 
ディオキアでシンが議長に言った言葉。
家族の事、ステラの事、ベルリンの事、ロゴスの事。
議長のロゴス滅亡宣言は、シンの思想と完全に合致していました。
 
そんなシンをサポートするレイは、何を思うのか…。
 
市民がデュランダル・コールの大合唱を始め、
予告曲も勇ましくなったところで、ジャンジャカジャーンと
 
 
で、人種問題は放置になったんでしょうか?

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