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〜前回のあらすじ〜
 
シン×キラ        だろ?
 
キラきゅんは、グサッと挿されました。
 
 
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第35話「混沌の先に」
 
自爆ボタンじゃないんだ・・・
おりゃー。バレルロールも楽勝のノイマンさんが今回も活躍!
被弾したエンジンを切り離して、撃沈偽装工作だー。
前回の派手な爆発がエンジン+水蒸気爆発で起きるのかは謎ですが、
タンホイザー補正+演出ってことで。
 
もちろん生きてたキラきゅんは、海中にフェードアウト。
ちゃんと核リアクターをカットしているのですが、
やられた時に爆発(爆死)を覚悟したからでは、と推測。
 
ほぼコクピットブロック+頭部になっちゃったフリ太郎を
いつの間にか出撃していたルー子が追いかけます、るー。
ビームが掠っただけで爆散する種世界において、
即座にMSが回収されてる描写ってのは珍しいかもしれない。
 
タイトルの混沌(カオス)で思い出したんだけど、
オクレ兄さんはホントに見かけませんね最近。どこなのー!?
彼の機体はちゃんと回収されたのでしょうか、粉々っぽいですが。
 
最近、レドームを乗っけた偵察機の登場が増えててナイス。
AWCSディンの現場調査で、AA生存はバレてーら。
ところでフリーダムの装甲破片が浮くのってどうよ?
 
ミネルバに戻ったスーパーエース、シン・アスカは英雄扱い。
すごい、勲章ものだと褒めちぎる仲間に
「いや〜そんな」「えぇ、まぁ」「そう?↑」
と謙遜し、余裕をアピールします。
特に協力してくれたレイとは、熱い握手を交わします。
 
そんなムードに一人入っていけないアスランに、シンは報告します。
「仇は取りましたよ。貴方のもね フフン」
 
この際、レイの顔アップと前後して
クルーゼが討たれた時の映像が挿入されるのですが、
レイにとってもフリーダムは『仇』だったということでしょうか。
 
挑発につられたアスランは、シンに掴みかかります。
口べた頭ハツカネズミキラキラ病トリプルコンボが発症しているため、
彼は意味不明の言葉を吐き出します。
 
「キラは…お前を殺そうとはしていなかった!
 いつだってあいつはそんなこと!」
 
いやいや、キラは殺す気でしたよ。
 
「それをお前は!何が仇だ!」
 
ハイネの時は、キラを討てって論調が世間的に盛り上がりましたよね。
 
「あいつを討てたのがそんなに嬉しいか?得意か!何故あいつが…」
 
今度は増長したシンを討てってムードが盛り上がってますよ。
 
「嬉しかったら悪いんですか。
 強敵をやっと倒せて喜んじゃいけないんですか!
 じゃあどうしろっていうんです?
 泣いて悲しめってんですか?祈れってんですか?
 それとも、俺が討たれりゃ良かったとでも言いたいんですか!アンタは!」
 
軍人としての任務を全うしたシンにすれば、言われる筋合いの無い事ばかり。
 
16話以来の鉄拳
「あいつに…討たれなきゃならないわけなどない!」
 
あるよ。超あるよ。
 
「キラもアークエンジェルも敵じゃないんだ!」
はぁ!? 何言ってんですか!あれは…」
 
「敵です」
 
断言したのはレイ。
自分たちがザフトで、そう定められ命令されたならそれは敵である。
敵の概念に絶対などない。相対的なものだと。
 
「おまえ!」
「貴方の言っていることは、個人的な感傷だ。正直困ります」
 
レイから見苦しいと言われてしまったアスラン。
相変わらず、ディベートが弱いです。
勝てる理論武装が全然されてないんだけどさー。
 
敵とは誰なのか。
シンとアスランの諍いを描いただけではないこのシーン。
 
第7話「混迷の大地」以来、アスランが引きずっている疑問、
「敵って…誰だよ?」
に対して、『ザフトの敵』はこうだという答えが示されています。
さらにこの時のやり取りは、次回への伏線にもなっているのですが……。
 
レイにずるずる引っ張られていくシンに萌え(お
 
アスランが怒りと悲しみでこんがらがっていた頃、
プラントでもイザークのイライラが爆発しててなんか安心した(えー
 
『ロゴスを討つ』という目標を掲げたザフトがこれからどうしていくのか?
ろくな考えも持たない一般兵に怒鳴るイザーク。
 
「笑い事ではないわ!
 実際大変なことだぞ、これは! ただ連合と戦うより遙かに!
 少しは自分でも考えろ!その頭はただの飾りか!フンッ!」
 
「イザーク…。お前の頭は今に爆発するぜ?」
 
久々にイザディアが登場しただけではないこのシーンも重要です。
先程のレイとアスランのやり取りの危険性を表示しているのです。
司令部が(この場合は議長が)示した敵と戦うことについては、
(手段はともかくとして)何の疑問も持たずに受け入れてしまっている兵士の姿に、
イザークは怒っているのです、多分。
 
ディアッカの顔芸が良すぎるので(笑)
ただイザークが当たり散らしたように見えてしまいがちですが、
イザークが噛みつくことによって、
視聴者に向けて問題点を提示する手法が使われていると思われます、多分。
 
北欧(?)でフリーダムが討たれて〜ミネルバがジブラルタル基地到着まで
35話ではそれなりの時間経過があった様子がうかがえましたが、
(ルナマリアさんも怪我が回復してたりとかね)
その間にもザフトの情報戦略によって世論形成は進み、
ザフトへの協力を申し入れる国や団体も次々増えているようです。
 
そして議長は、自身が先陣に立って旗を振るのだと、
ラクス☆を連れて地球へ降りていきます。
ほんと、アグレッシヴだなぁデュランダル議長は。
 
議長の言葉に賛同した過激派によるロゴス襲撃事件も勃発。
地球軍兵士の「騙されてるのはお前達だぞ!コーディネイターの奴等に!」
という言葉から、ナチュラルによる攻撃の可能性が強いです。
 
あのお馬さんパカパカヒヒーンだったジブリール邸も焼け落ちています。
 
───ロード・ジブリール!
 
───ブルーコスモスの親玉だ!引きずり出せ!
 
「こんな…こんな馬鹿なことが!くっそーデュランダルめッ!」
 
ついにお気に入りのシェルターからも逃げ出すジブリール。
通信していたロゴスのおじさん達も、かなり追いつめられてます。
これから新しい潜伏先を見つけなくてはなりません。
猫ちゃんは連れて行かないのかな? かな?
 
 
潜伏中といえば、着々と軍備拡張中のラクス様。武神ですか、この御方は。
議長に負けず劣らず、現場の最前線で仕切ってます。
ドムトルーパーにうっとり♪
 
唐突に、鎧伝ドムライトルーパーというフレーズが頭をよぎったけど、
実にどうでもいい。
 
デュランダル議長は、ラクス・クラインを白のクイーンと比喩しています。
議長の持つ世界観は、白と黒に別れて戦うチェス盤。
フリーダムの破壊が確実になった時点で、残るナイトは一つ。
そのアスランが最終的にどう収まるかを見守っている様子です。
手駒に出来るか、それとも刈り取るか。
でも将棋じゃないから、白を黒にはできないんだよねー。
 
以前アスランが『赤のナイト(byミリアリア)と称されている点も面白い。
現在、白でも黒でもない彼の行く末は…。
 
ザマーミロ!
こっちも潜伏中というか潜水中のアークエンジェル。
フリーダムを手に入れてからこれまで負け無しだったのに、
ラクスの与えてくれた剣を失ったキラは落ち込みモード。
 
「でも、フリーダムが…。あれを墜とされちゃったら僕は…」
能なしですか?(えー
 
キラは機体に思い入れなど無いはずなのですが(過去の監督の発言より)
この落ち込み様だと、今の世界でキラ達が主張するためには
思い通りに力を振るえるフリーダムが必要であって、
それへの依存はかなり深かったのかなぁとも思えてしまう、かも。
 
ガックリきているキラを、揶揄するネオ。
「真っ直ぐで勝ち気そうな小僧だぜ、インパルスのパイロットは。どんどん腕を上げてる」
「会ったことあるんですか?」
「ああ。一度な」
 
いやいやいや!
そこはカガリの方が良く知ってるでしょ!
一緒にミネルバにだって乗ってたでしょ!!
あれだけシンに苛められたのに、もう忘れちゃった!?
 
「あ、ほら食べろってお前も(ぐいぐい
 
うーわー、完全に話題を無視したよカガリ。
 
「しかしこの艦は何をやってんだ?
 この間は俺達と戦ったくせに。今度はザフトが…かよ」
 
ここでも『敵』という言葉。
今やアークエンジェルはザフトとも敵対することになりました。
AAが独立愚連隊なのは相変わらずですが、
『敵』とは『相対的』なものだ、というレイの言葉はここにもかかっています。
そして、
 
「ムウ・ラ・フラガってのは……あんたの何なんだ?」
「戦友よ…かけがえのない。でも、もういないわ」
「……」
 
それも『相対的』だというのか。マリュー艦長の割り切りが、重い。
 
「剣を取らせるには何よりその大義が重要である」
 
ジブラルタル基地に到着したミネルバは、集結しつつある軍艦を目の当たりにします。
前作ではOP.スピットブレイク(地球降下作戦)によって、
アラスカ、パナマを攻略していったザフト軍ですが、
今回はジブラルタル基地を拠点にして決着をつけるのでしょうか。
(スエズ攻略に限って言えば、大降下作戦は何故か議会を通過しない@17話ラドル指令の発言)
ミネルバの本来の任務はジブラルタル基地へ赴き、スエズ攻略支援をする事でしたが、
大きく情勢の変わった今はどうするのでしょう。
ピンク戦艦を登場させるためには、最終戦の場は宇宙でないと…。
 
「討つべき『敵』とその理由が納得出来なきゃ、誰も戦えないもの。
 今、私達にははっきりとそれが示された。
 有り難いことかしら? 軍人としては」
 
そう、軍人としては明確な『敵』を目標とし、それを討つのが使命。
シンもそれを実行したにすぎない。そこに疑問を持つことはない。
この場面にも『敵』という考え方がでてきました。
 
ジブラルタルでシンとアスランを待っていたのは、議長でした。
呼び出された先では、ラクス☆も待っています。
 
「アスラーン! お元気でしたぁ? 会いたかったですわ〜ん」
「ぅぅ…(ちょっと嫌そう)…お久しぶりですラクス」
 
アスランがAAの件で不満一杯なのは議長にも判っています。
ラクス☆をアスランへの牽制として連れてきたのでしょうが、
これがまたトラブルを招くことに…。
 
「また話したいこともいろいろあるが、まずは見てくれたまえ。
 もう先ほどから、目もそちらにばかり行ってしまっているだろう?」
 
照明の先には、鈍く光を反射する2つの機体。
 
「ZGMF-X42S、デスティニー。
 ZGMF-X666S、レジェンド。
 どちらも従来のものを遙かに上回る性能を持った最新鋭の機体だ。
 詳細は後ほど見てもらうが、恐らくはこれがこれからの戦いの主役になるだろう」
 
ついに登場した主役機。
これからの主役はシン・アスカになるのか!?
 

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