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機動戦士ガンダムSEED 第48話「怒りの日」プンスカ〜。
 
放たれたジェネシスの威力。
60%の出力ながらも、地球軍戦力の大半を破壊しました。
(ドミニオンは一隻だけ俊敏に避けてましたけど…)
地球軍の核攻撃に対する報復。
アスランが考え得る最悪の予想の、更に上を行ってしまいました。
事態はどんどん泥沼へと向かっていきますが、
プラント側がジェネシスを使用したのは必然ともいえます。
 
・自分たちの生活するプラントが危機に晒されている。
・しかも敵は核ミサイルを発射することさえ厭わない。
・防衛線も核ミサイルで次々と破壊されてもう後がない。
 
国を預かる人間としてこのような状況では、
『国を守るため』にジェネシスの使用を決断するのではないでしょうか。
 
その恐ろしい威力とて命の危機に晒された状況では、逆に自らを守る強力な武器となります。
既に地球軍が『核』ミサイルを撃った以上、
『使ってはいけない(とされる)兵器』はこの戦場からなくなりました。
ただし地球側もザフトがNJCを搭載したMSを作った証拠(DISC)を持っていますから
お互い様ではありますが。
 
カガリの父「ウズミ・ナラ・アスハ」がとった行動と、
アスランの父「パトリック・ザラ」の決断。
両者を比較するものまた興味深い事だと思います。
 
地球軍の旗艦ワシントンも墜ちて、
ドミニオンを中心に態勢の立て直しをはかるナタル達でしたが、
反撃の好機を逃さずザフト軍も追撃してきます。
 
壊滅状態の中、戦意を失い撤退する地球軍MSにも攻撃するザフトを見かね
止めに入るキラ。ジンの頭部を破壊して行動不能にしています。
フリーダムを手にして以後、どんな時も圧倒的技量の差で手加減をしているキラですが、
ガンダムSEEDの失敗の一つに『主人公が力をもてあましている』事があげられます。
 
強力なMSに乗り、卓越した操縦技術を持ち、
戦争という殺し合いの場に於いても、無駄な殺しはしない余裕があるキラ。
しかしその力の具体的な使い道が無いままに物語が進展してしまいました。
戦いを止めるにしても、主人公が能動的に動けていない。
そのため、主人公達が宙に浮いてしまった感は否めません。
 
アタシ、この人嫌いだわ…
月本部と連絡をとるアズラエル理事。
核を手に入れ勝ったつもりでいただけに、怒りも大きいです。
「ああそう!そうなんだよまったくじょうだんじゃない。わかってんのか!?
 総集編3回も4回もやってるから
 最終回目前になってこんなヤバい兵器が次々登場しちゃうんだ!
 これは今までノタクタ総集編とかやってたあんたらトップの怠慢だよ!
 
ウッザいわね…
現状では対抗しうる戦力がそろっていません。
ですが、アズラエル理事は味方の救援も、引き返す事さえ許しません。
「おいフザけたこと言うな。なんでこの艦がそんなことすんだよ!?
 無事な艦はすぐにも再度の総攻撃に出るんだ!
 そんなことより補給と整備をいっそげよ!月本部からすぐに補給も増援も来る!」
 
ドミニオンへの救援要請さえ無視させて、ジェネシス破壊が最優先。
冷静な判断力を失っています。
(今までも戦局が見えていたかというと疑問ですが)
 
サタデーナイトフィーバー!
「あそこにあんなもの残しておくわけにはいかないんだよ!
 残しておいたら、ガンダムSEEDが終わらないだろうがっ!
 
僕らの地球のために!
「なにがナチュラルの野蛮な核だ。
 あそこからでも地球をうてる奴らのこのトンデモない兵器の方が
 遙かに野蛮じゃないか。そしてもう何時その照準が地球に向けられるか
 判らないんだぞ!撃たれてからじゃ遅い!
 奴らにあんなものを作る時間を与えたのはお前達、製作スタッフなんだからな!
 無茶でも何でも絶対に破壊してもらう。アレもプラントも!」
 
一人一人に正義があり、一人一人に戦争をする理由がある。
このままでは地球が危ないのは間違いないことで、
『地球を守る』という側の正義に立てば、ここでの総攻撃も解らなくはない。
アズラエル理事にすれば、ジェネシスだけでなくそれを作り出す人間、
即ちコーディネイターも根絶やしにしなければ危険だという考えなのでしょう。
 
そこまで追い込んだのが誰なのかを忘れて自分の理屈だけで突き進む所は
まぁさすが『ブルーコスモス』の盟主だけの事はあります。
 
ボクこそが正義の味方!
地球が撃たれる前に!ガンダムSEEDが終わる前に!
そうですね。最終回までに破壊しないと。
 
イライラ
「(なによコイツ…ムカつく。プンスカ〜)」
ほらほらフレイも怒ってますよ(今回のタイトルは『怒りの日』)。
 
地球軍によるプラントへの核攻撃を阻止したまでは良かったのですが、
その後の『ジェネシス』発射はAAクルー内にも衝撃を与えていました。
エリカ・シモンズ主任の分析によれば発射されたのはガンマ線。
線源には核爆発を使用し、発生したエネルギーを直接コヒーレント化したものだとか。
 
『レーザー』の話にはよくコヒーレントという言葉が出ます。
大雑把に説明すると、ここでは周波数と位相のそろった状態の電磁波を指します。
コヒーレントに対しインコヒーレントという状態もあり、
自然光は周波数や位相が不規則なのでインコヒーレントな光と言います。
核爆発による巨大なエネルギーもそのままではバラバラに放射されてしまいます。
それをコヒーレント化したということは、
周波数と位相を揃えて=レーザーとして集中させたという意味です。
 
本編でも『ガンマ線レーザー砲』と言われましたが、
核エネルギーをそのまま一点に集中させたレーザーなら
地球に放射すれば甚大な被害が生じることは想像に難くないでしょう。
 
「強力な遠距離大量破壊兵器保持の本来の目的は抑止だ」
バルトフェルドが言うことはもっともで、それは現在でも言えることです。
報復が恐いから互いに核を撃てない、撃たない。
そこには『抑止力としての核』が存在しています。
ですがアズラエルが言ったように同時に『強力な兵器』でもある。
人間の抑止力が、タガが外れた時の危険性が秘められてもいます。
 
そして地球軍の「血のバレンタインの悲劇」「アズラエルの核ミサイル」、
ザフト軍の「NJC搭載型MS開発」「ジェネシス発射」により、どちらも一線を越えてしまいました。
 
「戦場で───初めて人を撃ったとき、俺は震えたよ。
 だが、すぐ慣れると言われて、確かにすぐ慣れた」
 
ラミ「『アレ』のボタンも『核』のボタンも同じと…?」
 
「違うか?人はすぐ慣れるんだ。戦い、殺し合いにも」
 
一度戦争が始まってしまえば、もう簡単には止められない。
核を使ってしまえば、それは『兵器』として使われることになる。
現代世界にも警鐘を鳴らすバルトフェルドのこの台詞。
「こんなことを終わらせるために、何と闘わなくちゃいけないか…
 僕たちはそれと闘わなきゃいけないんだと思います」
かつてキラが言った事の一つがこれだというストーリー構成にしているようです。
 
わたくしがシメようと思ってましたのに…
ラク「兵器が争いを生むのでしょうか?それとも人の心が…」
 
キラ「核にもあの光にも絶対に互いを撃たせちゃだめだ。
   そうなってからじゃ全てが遅い」
 
キラがこれからのAAの目的を視聴者に判りやすく説明してくれました。
さすがガンダムSEEDの主人公。
先日フレイの前に取り乱していた人と同じは思えないほど冷静です。
 
ぷんすか〜
最近BANKシーンの多いラクス。
折角目立つ場面だったのに、キラに横取りされてご機嫌斜めです。
キラ「ラクス、どうかしたの?」
ラク「……ぶー(萌」
 
でかっ!
サブキャラ達がほとんど描かれないので見落としがちですが、
ハロが成長しているのは気のせいでしょうか?
手のひらサイズから、明らかにふた回りは育ってるんですが。
 
で、これを…
 
ラクス姫、最大パワー!
グシャッ!!メキョメキョ バキバキバキ……
 
ラクス、いま潰したよね?
出撃前のキラを呼び止め、指輪を託すラクス姫。
ラク「これを…」
キラ「……あ、ありがとう」
 
いやこれ、ハロだよね?
ラク「帰ってきてくださいね」
キラ「え」
ラク「…わたくしの元へ(見捨てたら貴方もこうですわよ)
 
出撃前にキラとの絆を強固にしようと頑張るラクス様。
しかしキラ君は言葉とは裏腹に何かを考えているようです。
 
あんな力でニギられたら、千切れちゃうよ…(←?
ラク「き・ら☆(おねだり」
口づけをおねだりするラクス様。
おねだりは「お強請り」と書くのですねぇ…。
 
舌技!
しかしこれまで数々の女をコマしてきた男キラ。必殺の絶技舌技を炸裂させます。
キラ「・・・・・・(耳チュパ)
ラク「あ、あふぅっ・・・耳だめ・・・弱いのっ」
キラ「ラクスも気をつけて!☆」
ラク「キラッ(ぽわ〜ん)
 
ラクス様、耳チュパに轟沈。(えー
 
 
〜今週のジュール隊長〜
お前ら、いくぞ
プラント防衛から戻ってきたジュール隊長を部下がお出迎え。
MS戦のエースであるジュール隊にはエリートの証『赤』が。
なんでもアカデミーでTOP10の成績の者だけが選ばれるらしいです。
アスラン、イザーク、ニコル達はその中でもTOPクラスでした(suit CD vol.5より)。
ディアッカとラスティの順位は不明ですが、恐らくTOP5がクルーゼ隊に配属になったのでは。
見直してみると、第1話では『赤』のメンバーは5人だけでした。
 
で、先日から気になっているこの和風な人は誰でしょう?
軍の中でこんな長髪は邪魔じゃないんでしょうか…。
身長低めですけど、まさか女の子?でも、胸はなさそう。
彼(彼女?)の性別は今後の戦局を左右するほど重要ですね!
 
イザークの方がちょっと背が高い
順調に出世しているイザーク隊長ですが、彼とて人の子。
お母様がいるのですよ、ママンが(CV:三石琴乃)。
「母上…」
「いっざ〜〜〜〜っくぅうん!!(キャピ
「ずっとこちらに…?(汗」
「ええ、大事な息子が待ってますからね」
 
幾つになっても子供扱いする家庭ってありますよね。
でも、イザーク隊長はきっと親孝行なので嫌がりません。
イザーク隊長に嫁入りしたい娘さんはまず母エザリアを攻略する必要があります。
 
先日某ドラマCDを聴いていたら、その中で関智一さんが
「俺、俺はねぇ…HAPPY LESSONかなぁ、ママ萌え〜。
 ママァ〜ん、ママァ〜ん、ママァ〜ん」
って言ってたので、そういう印象デス。家では超甘えっ子さんだな。
 
関智一「俺さぁ…ママ萌えだけじゃなくて、にも萌えなんだ」
という台詞は聴かなかった方向で。
 
ああんそんなに近くで…
母「まもなくジェネシスの二射目が撃たれます」
ジェネシスはその熱量から収束ミラーが1回しか使えず、
ミラー交換の時間がかかるために連射が出来ないのですね。
 
「未来はわたくし達のものよ」
エザリアさん、今わたくし達て言ったよね、わたくし達って。
え、親子エンドもあり得るってことですか?ホントに?
イザエザ親子どn(削除されました)
 
「あなたの隊は広報後方に回します。あなたの仕事は戦後の方が多くなるのよ」
ジュール隊がアイドルグループ(広報部)に配置換えされて
CDデビューするのかと思ったのは私だけですかそうですか。
 
ママはイザークがお好き
「ん〜CHU!」
「あっ、あん、ママぁ…他の兵士が見て…ます…ああもうだめ
イザファンを二分するシーンだわ…。
イザークに婚約者がいない理由って、エザリアママが子離れしてないからじゃ…。
 
さんきゅ…
こちらも何だかんだで仲良くなったらしい二人。
ちょっとギクシャクしながらも、思いやりが感じられる良いシーンだと思います。
キラとアスランに力を入れるのも解りますが、
小粒でも周りの人物を書き込むことでもっと物語に深みが出せたのでは?
 
ラミ「間に合わないかと思った」
ムウ「大丈夫、俺はすぐに戻ってくるさ。勝利と共にね(CHUv
過去にMA乗りの恋人を亡くしている艦長。帰還を約束するフラガ。
このシーンの音楽は盛り上がって良かったです。
兄貴、やっぱり主役やってください!!
 
その他扱いの人たち
それぞれの想いを胸に、決戦の時は刻一刻と迫ります。
もうほとんど台詞もないサイですが、
36話で和解(?)したから、もう出番がないってことなんですかそれでいいんですか?
もっとサイを活躍させて欲しい!
白鳥哲さんの情けない声が聞きたいよぉ〜!(え
 
虎もこっそりロケットを見つめています(47話)。
中に入っているのはアイシャの写真でしょうか。アツクナラナイデ、マケルワー
 
ストライクルージュが完成し、カガリも出撃する気です。
カガ「できること、望むこと、すべきこと。みんな同じだろ。
   戦場を駆けても駄目なときもある。でも今は必要だろ」
 
第1話からずっと各地を回って、戦争の根を学んだカガリ。
彼女も今が動かなければならない時と心を決めました。
 
LOVE&CHU
カガ「死なせないぞ」
アス「カガリに会えて良かった。───きみはオレが守る
 
素直になると一直線なんだから〜〜、二人ともっ。
赤面しながらもバッチリKissをかましたカガリ。うぅっ…おめでとう(泣。
どっちも直情型だから夫婦喧嘩は派手そう。
オープンボルトの銃を投げつけてみたりとかさ。
 
ガンダム各機が出撃し、ストライクルージュも発進。
フェイズシフトの色は任意に決定できるのでしょうか。
赤いガンダムの出来上がりです。速さは3倍じゃないです。
ガンダムが徐々に大映しになって、メインカメラで画面が変わりますが、
この時、Sルージュの瞳に一瞬アスランが映りこむ演出に気づいたでしょうか。
 
サルじゃないってば
そしてこれまでの失敗の責任をとるため、クルーゼも出撃です。
パトリック・ザラにアスランを撃っても良いと言われているので
元隊長vsアスランの戦いが見てみたいですね。
 
登場機体は最新型のガンダム、プロヴィデンス。
今まで余裕の指揮官服でMSに乗ってましたけど、どうやら本気。
パイロットスーツ&薬物一気呑みで準備万端です。
最終回バトルのいい場面で、
主人公ピンチ → ところが薬切れで苦しむクルーゼ → 辛くも勝利
というありがち3Hitコンボはこれで回避できそうです。
 
このガンダム、遠隔操作武器を搭載しているようで
初めて見たときは「安全戦士コンドム」か?とか思いましたが
フラガのメビウス・ゼロの有線式ガンバレルに近いものみたいです。
 
───理論はお解りと思います。
「ああ。(『サルでもわかるガンダム操縦入門』を読んだからな)
 使ってみせるさ。あの男に出来て私に出来ないはずがない。
 ラウ・ル・クルーゼだ。プロヴィデンス出るぞ!
 
月面プトレマイオスクレーター地球軍基地に向けてジェネシスが2射目を放ち、残すは2話。
 

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