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機動戦士ガンダムSEED DESTINY SUIT CD vol.7
 
SEEDのSUIT CD(1〜5)はアスランに関わる物語だったのですが、
DESTINY版では繋がりはなく、サブキャラに焦点を当てた本編補完になっているようです。
あ、いえ別にシンがサブキャラってわけじゃなくてっ(汗
 
今回ご紹介するCDのタイトルは『SEED DESTINY SUIT CD vol.7』。
サブタイは「AUEL NEIDER×STING OAKLEY」です。
ステラのキャラソンぽい「深海の孤独」はサントラに入ったので
歌はアウルとオクレ兄さんしか収録されていませんが、
ドラマパートには3人が登場するので良しとしましょう。
 
CDは例によってプラカバー(アウル)と本体(スティング)が分離するのですが、
アウル単体だと右肩に謎の手だけが乗っていて不気味に背後霊ちっく。
二つを組み合わせると、スティングが肩を抱いている絵になります。
「AUEL NEIDER×STING OAKLEY」じゃなくて「STING OAKLEY×AUEL NEIDER」だ。
スティングの方が(オクレ)兄さんだし、兄貴役だよな(違
 
ケース背面にはアウル&スティング線画と収録曲目一覧。
そしてCDのvolナンバーが書かれています。
やはり>>6>>7>>8>>9>>10となっており、
CDシリーズは計5枚リリースする予定みたいです。ほんとかよ!?
シン、3人組、ミーアと来て後は誰だ。
キラとアスランか、議長とレイか、いやいやハイネか、ルナ×メイリンも?
アーサー周辺や、整備士達、神の操舵士アーノルド・ノイマンって手も!(えー
大穴でトダカ×ユウナ!?(種死
 
(2005年11月現在、Vol.9は ATHRUN ZALA×∞JUSTICEGUNDAMに決定らしい。
 ってことは、ラストは閣下なんでしょうか……ぐはっ
 
 
収録内容
1.Eden of necessity(歌:スティング・オークレー=諏訪部順一)
2.SUIT MINI DRAMA「友情のバスケットボール」
3.“Life Goes On TV-Size type2”
4.REY ZA BURREL'S PIANO“軌跡”
5.ONE DAY
6.Pale repetition(歌:アウル・ニーダ=森田成一)
7.“Eden of necessity”(without vocal)
8.“Pale repetition”(without vocal)
 
歌が2曲入ってますけど、両方とも作詞は三重野瞳でした、わーお。
 
 
Track 1/Eden of necessity 3:45
勝ち続けなければ明日が無いエクステンデッド達。
しかし彼らが勝つ事、生きる事とは即ち敵を殺すこと、街を焼くこと。
 
ただ、明日が欲しいと願う…… それが罪ならば
何とひきかえに許してもらえば終わる?
 
3人組の中で最もその意味を理解していたと思われるスティング。
罪と知りながらも、戦うしかないと悟っていたのか。
それすらも操作された記憶・条件付けだったのか…。
 
あの時剥がれ落ちた真実を手繰りよせる
 
過去を持たず、明日を祈って待つしかない彼らも
シンやレイと似通っている部分を持つ。
記憶を次々削られ、薬漬けにされて狂気に走ったスティングと、
議長らの言葉のままに戦い、修羅と化したシンの何が違うのだろう。
 
スティングの問いかけも記憶と共に白く霞む諏訪部ソング。
「オレ様」の美声に酔いうのも一興だろう。
 
 
Track 2/SUIT MINI DRAMA「友情のバスケットボール」7:05
待機任務中、戦艦の甲板上でアウル達はバスケットボールに興じます。
呼びかけたのはアウル。ただ暇だっただけかもしれませんが、
その動機にはアウルの過去が関係しているのかも。
 
「しっかし、どこで覚えたんだお前、バスケなんてよぉ」
「ヘっ、知んねぇ!」
 
将来バスケットプレイヤーで食えるかも、と冗談を飛ばすアウル。
しかしそれは彼の本心だったのかもしれない。
アウルの過去とバスケにどんな繋がりがあるのか、誰にもわからない…。
 
アウルが167cmの身体で楽々ダンクシュートしちゃう所は流石エクステンデッド。
最初は乗り気でなかったスティングも次第にヒートアップ。
白熱するドリブルの中繰り出されるアウルの妙技。
驚いたスティングの口から思わず漏れるガンダム台詞。
「なにぃ!○○を○○○○○○!?」
 
本編でこの台詞が使われなかったのは、ここに登場していたからなんですねー。
なにげにガンダム台詞を多用するスティングにニヤリ。
そして身をもって証明してくれるスティングにほろり(泣
ここはぜひ聴いて確かめてもらいたい部分ですね。
 
「どうだ楽しかったかステラ」
「うん!」
「なぁ、またやろうぜ!」
「うん、またあしたね」
「明日か、アハハハッ」
「やろうね、さんにんで、あした、ね」
「ヘヘッ そうだな……ああ、明日が、あればな」
 
ステラの口から出る「明日」。
彼らの行く末を知る私たちには、とても悲しく聞こえます。
増援部隊を待つ彼ら。
もしかするとこの日は、ダーダネルス戦後〜クレタ戦の少し前なのかもしれません。
やがてステラはロドニアのラボへ単身向かってミネルバに拘束され、アウルは戦死。
スティングも記憶を消され、3人はバラバラに。
それでも一時の希望に、明日にすがるしかないのです。
 
ちなみにこのバスケットボールの場面は、
後藤リウ著の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 3巻 すれ違う視線」の
冒頭カラーイラストで見ることができます。ネオもいるよっ♪
 
 
Track 3/“Life Goes On TV-Size type2”1:46
いわゆるTVサイズのEDパート2。
もちろんフルサイズは収録してくれません。
しつこくLife Goes Onなのは何故? 有坂美香は好きですけどね。
vol.8にもパート3が収録されています。
 
Track 4/REY ZA BURREL'S PIANO“軌跡”2:22
レイのピアノ、再び。演奏者は前回と同じく
「トランスフォーマー・ギャラクシーフォース」の主題歌を歌った柿島伸次
Gフォースでは作詞を三重野瞳にやってもらっていたり。そういう繋がり。
 
Track 5/ONE DAY 2:12
ある日。
 
Track 6/Pale repetition 4:07
3人組で一番に退場したアウル・ニーダ。
そういえば「母さん」というブロックワードについて
ステラよりも明確な記憶(唯一の過去?)を持っていた彼ですが、
彼らにとってBワードは「過去」を失う恐怖を誘発するような
条件付けがされているのかもしれません。
強化人間が記憶を取り戻すために戦うって話はZガンダムが印象的ですが、
SEED-Dも当初はそういうコンセプトがあったのかもしれない・・・?(想像
 
結局本編中でもCDドラマでもスティングのブロックワードは登場せず。
設定上は決まっているらしいけど、結局は裏設定となったか…。
 
曲名の「Pale repetition」ってのは「蒼白い反復」と訳せますが、
ここでは「蒼白い」以外に「おぼろげな」という意味合いが乗せられています。
「反復」とは「母の子守歌」を指しています。
 
悲しみも喜びも記憶さえ眠りにつく
優しくて鮮やかな色 蒼のメロディーを子守唄に
 
彼にとって母(ラボの女性研究員)の記憶は、
眠りの入りと共にあるおぼろげな子守唄のイメージなのでしょう。
あの「母さん」と呼ぶ女性に可愛がられていたのでしょう。
それゆえに設定されたブロックワードは残酷とも言えますが。
(ひょっとすると、それすら予定に含めた職員の演技かもしれないしー)
 
SEEDは女性研究者をマッドの中の良心として描く傾向が見られますが(例:ヒビキ博士の妻)
あの手の研究所で働いてる奴らは外道だという事もお忘れなく。
「不良+雨の日の子犬」効果でダマされるなよっ。
 
何一つ始まらないで何一つ終わらないまま
 
アーモリーワンでのG奪取成功以後は小競り合いを続けるばかりで、
アウル達が何を果たせたのかは微妙なところ。
ユニウスセブン落下の映像データ回収は、ロゴスにとって有益だったけれど。
 
アウルは別の切り口もあったキャラだと思いますが、
下手に生き残ると醜態を晒すハメになるのがDESTINYという物語の変な所。
でも、死んでほしくはなかったなぁ。
SEEDの連合旧3人組のようにただのライバル役やられ役でしかないのなら、
登場させる意味はあったのだろうか(NGワード:彩り
まぁSEEDの焼き直しがDESTINYだから仕方ないよね(えー
 
歌は、編曲に西田マサラ、「basement conception of 森田成一」とあるので、
アウルを演じた上での森田イメージでまとめられているのかも。
「母さん」のシーンは森田成一が特に気合いをいれてアフレコに臨んだそうなので、
思い入れが深いのかも。森田ボイスがしっとりと響きます。
 
Track 7/“Eden of necessity”(without vocal) 3:46
カラオケモード。
通はオクレ兄さんのサブボーカルを楽しむ。
 
Track 8/“Pale repetition”(without vocal) 4:03
同じくカラオケモード。
 
 

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