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機動戦士ガンダムSEED総集編 第3回「SEEDと現実世界のリンク」
 
久々の更新ごきげんよう。
ガンダムSEEDがアニメーションオブザイヤーを受賞した今日この頃、
ようやく3回目です。
1月から始めたこの総集編は、月1回のペースでお届けしちゃってますが、
本来は週1更新の予定でした。
4月は一気に更新し終わるかもしれません。終わらないと思いますが。
 
[最近の種]
2004年3月にはガンダムSEEDスペシャルエディションという特番が放送決定。
続編の噂もちらほらと。
 
小説版5巻(最終巻)もようやく発売されました。
内容には取り立てて新規事項が無いと思いましたが、
総集編後半の該当部分にて触れようと思うので、ここでは割愛。
 
そして外伝アストレイ3巻「ときた版」と「戸田版」も同時発売。
物語は最終戦に近づきながらも、抑制することを知らない暴れっぷりが素敵です。
ときた版はひとまずの終止符を打ったかに見せつつ、
実は序章に過ぎないと来たもんだ。
 
「〜THIS IS ONLY THE BEGINNING〜」とほざいて終了した
ガンダムF91なんてのもありましたが(この際クロスボーンGの存在には目を瞑る)
アストレイはどこへ向かうのでしょうか。
個人的には小説版の続きが気になるところです。
 
でも今週のおすすめは「トニーたけざきのガンダム漫画」
月刊少年エース、ガンダムエースに掲載されてた作品が単行本になりました。
安彦良和の特別寄稿もあって、お得な感じですよね。
内容は憎しみに満ちあふれていますが。
 
それではいよいよ盛り上がりを見せる11話から15話の回想です。
このテキストはいつまで総集編のままでいられるのやら。
 
 
 
いろんな人が覚醒しちゃった回。
 
バジルール中尉は簡易軍事法廷でキラを虐めてSっ気が。
フレイはコーディネイターへの憎しみをキラに転嫁。
キラは『種』の能力によりストライクの性能を飛躍的に向上。
更に、その攻撃を食らったイザークは顔に傷を負い、キラのライバルキャラとして確立されていきます。
 
この時点でのイザークはかなりお気に入りキャラでした。
10段階評価で8ぐらいの上昇株。
やっぱり熱血系キャラクターっていいよね、わかりやすくて。
 
とまぁなんだ、結局キラだよ。全て原因はキラなんだよ。
むしろこの回においてはそんなことはどうでも良いんだよ。おまけだよ。
11話の見所は、エルちゃんに集約されているんだよ!
 
エルちゃん、嗚呼エルちゃん。
宇宙の天使エルちゃん。
殺伐とした戦場に咲いた一輪の花。
神!エルちゃんは女神───!!
エルちゃんのためにガンダムSEEDは存在したと言っても過言ではな───いッ!
 
 
 
 
……まぁ、今のは忘れろや(ぉ
 
エルちゃんは公式HPで「下村氏お気に入りのガンダムSEEDギャル」とされていますが、
Googleで「ガンダム エルちゃん」と検索すると、
本家をブッちぎって一番なのがこの「ガンダムの種」です(2004年3月現在)。
でもエルちゃん好き好きレビューであるという事は公然の秘密なのです。
 
フレイもいい感じに壊れ始めてたんだけど、
それでも今回の主役はエルちゃんで決まり。はい、おわり。
もう語ることはない(えー
 
 
一番覚醒しちゃったのは、このレビューだったのかもかもしれない。
 
 
 
 
まぁあんまりエルちゃんエルちゃんと言ってても怒られるのでね。
ちっとは真面目な話もしようかという展開なのですが。
 
フレイはですね。初登場の時からずっと同じ服を着ているわけですよ。
第1話でご学友と微笑んでるときから、アークエンジェルに救助されてずっと。
非常時ですからね。服装にいちいち文句なんて言えるわけないのですが、
それはお嬢様であるフレイには我慢ならない事ですよ。
確かにアークエンジェルが水を補給した後、シャワーを浴びたりはしていました。
でもせっかくのお洒落も、パパの戦艦が沈んでしまっては意味もなく。
気絶した彼女はそのままの服で寝かされてたりしてました。
あのお嬢チックな服の素材は、きっとシワになりやすいと思います。
もういいとこ限界です(作画スタッフも)
 
そんな背景があったことで、洗濯もままならなかったフレイ。
新しい服をゲットするために、軍に志願してしまいます。
目先の感情だけで動いているように見えて、友人全員を巻き込んでいくあたり
なかなかの演技力と策士ぶりを発揮。
 
さて今回もエルちゃんの見せ場があるわけです。
キラに手作りの花を渡したりなんかしてね。もう萌え萌えです。
この急な活躍ぶりは、アニメ・マンガにお約束の死亡フラグというやつですが、
エルちゃんに限ってはありえないと思っていましたよ、はい。
あえて目を向けなかったというか、信じないようにしてたそんなモノ。
 
エルちゃんの家は母子家庭なのかも(父親の姿が見えません)。
キラはエルちゃんと一緒に艦を降りるつもりで、
ひょっとすると母親も一緒に親子do……とか思っていたかもしれません(ぎゃー
 
しかし世間の風当たりがますます厳しい昨今、
仮にもガンダムの主人公ともあろうキラ・ヤマトが、
ロリっ娘などにうつつを抜かすわけにはいかないのです。
じゃあ飛田展男は何やっているんだと言う人もいるかもしれませんが、
 
それはそれ。
無理に理解しようとしてはいけないのです。大事なお仕事なのです。
(他にもいくらでもでてきます。この件は追求しない方が無難でした。例えば高木渉うわなにをするはなせー
 
そんなわけでキラは仲間のもとへ戻り、
いよいよ第1クール最後の大舞台、地球降下編の始まりなのです。
 
 
12話でのイザーク評価:10段階評価で9。包帯がイカす。
 
 
 
アークエンジェルに戻ったヒーロー、キラ・ヤマト。
うじうじ悩んでいた気持ちも、エルちゃんの笑顔で大復活のピンコ立ち。
から一気に状態に転じたキラは、自分が何でも出来ると思っています。
フレイに会った途端にフェロモン爆発。
「この戦争を終わらせなきゃ。ストライクには僕が乗る(キラーン)
「なら、私の思いはあなたを守るわ(ぶちゅー)
1ラウンド40秒でフレイの唇をゲットした後、
とてもここでは書けないような無重力空間を活かしたアレやコレをフレイに炸裂させ、
男性の生理現象をスッキリ処理してきましたよとでも言うような表情で
ガンダムに乗り込むのでした。なにしてたコラ。
 
ついでにキラが既にエルちゃんにも手を出していたことが発覚。
フレイは「こんな最終日 東館 壁際 野郎で大丈夫なのかしら」と非常に不安です。
 
しかしそのエルちゃんが乗ったシャトルは
イザークに撃ち落とされてしまい、真実は闇の中。
 
以後、暴走した管理人によりイザークは35話まで「遺作」と
呼ばれ続ける事になったのでした。
 
この時点でのイザークの評価:
10段階評価でマイナス200(10段階?)
グラフにするとこういう感じ。
 
いやー、憎んだね。憎しみという感情を初めて理解したね。
「イザークのばか!死ねっ!」とか普通に思ったし。
おいおい死ねはないだろうと思うけれど、
イザークファンとの全面戦争も辞さない構えだったね、うん。
レビュー既読の方はわかってると思うんだけど、
ここからあれだけ評価が回復するなんて、ぶっちゃけありえな〜い。
(注:歌姫さんはイザークファンです。誤解無きようお願いします)
 
「実は複数のライターさんなんですか?」
といった質問をまれに頂くのですが、そんなに違う人格が滲み出てますか?(ぇ
 
 
 
年末進行で総集編ってのは製作サイドが休暇を取るために必要で、
それでクオリティがどうとか手を抜くなとかいう程、わたくし鬼ではありません。
「ガンダムSEEDで唯一許せる総集編は?」
という質問があれば、この14話があげられるでしょうか。
新OPに加え、明らかになるコーディネイター誕生の秘密。
ジョージ・グレン。宇宙怪獣来襲の予感(ぉ
今後の愚劣な総集編に比べれば、良い出来でした。
 
この時、OPのイザークを見てサイボーグに改造されてる!?
とか思いましたが、もう忘れてください。
アニメ誌とかの情報を一切カットするとこういう誤解も生まれるんだなぁ…。
 
イザーク治療の話と一緒に「遺伝子操作」「クローン人間」について
レビューで触れていました。
「一人のクローン人間誕生の下に、無数の失敗による死。」
ずっと後になってキラ出生の秘密が明らかになり、
もう一度同様のことを言ったかと思いますが、
この時からクローンの話が出ていた点が、興味深いです。
 
えーと、えーと。後はOPでの乳揺れがカットされてたね?(どうでもいいよ
OPでのラクスとキラは「ララァとアムロ」のような扱いでしたが、
福田監督はこの時から最終話であっと驚かせる複線をしかけていた……わけねーだろ!
 
ジョージ・グレンが木星探査から帰還し、
宇宙怪獣エヴィデンス01の化石を持ち帰ったなんて話もありました。
さすがサンライズ。宇宙への夢に溢れています。
しかし今もっとも熱い宇宙モノはプラネテス
宇宙を夢見る中高生から、休日にお子さんとペットボトルロケットを作るお父さんまで
みんなで見ておきたい作品です。
 
コーディネイター迫害の歴史の中で、
双子の赤ちゃんを抱いたキラの母親が一瞬出てきました。
この時点でキラとカガリが双子である可能性に気づいた人も多かったですが、
平井久司デザインでたまたまキラとカガリが似ているだけだろうと、
不確定情報としてしばらくは扱われました。
第2クール開始後、アニメ誌の方でもオーブ編を前にして徐々にネタバレしていったようです。
 
 
 
前半部分は、前回に引き続き総集編だった第15話。
この時点で我々は気づくべきでした。SEEDが総集編づくしになる未来に…。
 
キラが熱を出していたので「生殖能力」について心配したものですが、
後の放送を見る限り、とりあえず使うことはできるようですね(ぉ
最強のコーディネイターであるキラは肉体的に無敵すぎるので、
精神的にいたぶるしかないのです(脚本家が)。
 
でもいたぶられっぷりでは、サイ君がさらに悲惨です。
目的のためには身体も売るフレイは、仮婚約者のサイをフってしまいます。
この時、せめてキープにしておけばよかったのにね♪(それもどうだろう
 
ようやく主人公復活のBパート。
ベッドから起きあがり、ようやく意識がハッキリしてきたところでまたフレイですよ。
キラに「エルちゃんの花」を届け、トラウマを完全に植え付ける念の入れよう。
この後、キラ君はフレイに美味しく召し上がられてしまうのです。
 
さて、先延ばし先延ばしにしてきたエルちゃんの生死。
撃墜されたシャトルの中に間違いなくエルちゃん親子が乗っていたことが判明し、
その死が確定かと思われましたが、
 
「エルちゃんはシャトルが落ちる瞬間にボソン・ジャンプした!」
「過去に飛ばされて成長したのが艦長なんだ!」
「いやいや、エルちゃんのLはラクス(Lacus)Lだ!」
 
などと、おいおいそれ別のアニメだよという憶測が飛び交いましたが、
エルちゃんファンとしては藁にもすがりたい思いだったのでしょう。
実際、エルちゃんが本当に死んでいるかどうかなんて誰にもわからないわけで
私もなんらかの方法で実はエルちゃんは生き延びているのではないかと思います。
つまり、我らがエルちゃんは……え、なになに。
ここで2004年3月に放送された「ガンダムSEEDスペシャルエディション虚空の戦場」と
「DVD第13巻 新作パート」の情報が入ってまいりました。
DVDはまた今度と言うことで、虚空の戦場を見てみましょう。
おや、新シーンがあるんですか。エルちゃんの新作パートもあるのですか。
わーいわーいわーいわー・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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(  ⌒ ヽ  
 ∪  ノ
  ∪∪ 
 
お察しください・・・
 
 
誰か!誰か、嘘だと言ってよ(バーニィ)
ホントのことを教えてよ!!
 
 
教えてあげません
 
 
 
[当時のレビュー更新状況を振り返って]
なんとか頑張ってレビューしてたのですが、まだまだペース配分がわからなくて滞ってました。
ぶっちゃけ7週更新してませんでした。溜まる溜まる。
第1クール終了後、正月休みを挟んで各所のSEEDレビューサイトの数はガクッと減少したのですが、
うちはその後3週間で10話分更新して追いついたりとか、ありえな〜い。
 
ガンダムSEEDは嫌らしいぐらいに世界情勢とリンクしてしまう時があります。
当時もエルちゃんのシャトルが墜ちた直後にスペースシャトルコロンビア号が墜ちたり、
宇宙クジラの話が出た頃に、鹿児島県種子島宇宙センターから
「観太くん(千葉工業大学が開発・運用する鯨生体観測衛星)」が打ち上げられたり。
 
ある団体が設立した研究所で「クローン技術により人間の女の子が誕生した」と発表されたり。
2003年1月にはオランダと日本でもクローン技術による女児が誕生したと
発表されたことは記憶に新しいです(注:どちらも学術的データが公表されておらず真偽不明)。
 
物語の世界に恐ろしい勢いで迫る世界情勢の目まぐるしさには驚きを隠せません。
この後も、ガンダムSEEDに関係のあるニュースが色々と報道されるわけですが……。

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