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ガンダムの種総集編 第7回「転換期」
 
 こんにちは。毎日暑くて大変ですね。
            すっかりこのコーナーも板に付いてきました、大姫お姉ちゃんですよ〜。
 気が付いてみればもう8月。
            そろそろペースアップしないと全10回を走りきれないのではと不安です。
 今までが月1回、いや月0.8回ぐらいのペースだったのに、
            急には早くできないわよ〜、ネタもないのに。
 GUNDAM SEED DESTINYが始まっても、今回はレビューするの厳しいらしいよ。
 まぁ放って置いても、種レビューサイトなんていくらでも出てくるって。
 うわ、なげやりだー。
 
 はい、今回ご紹介するのは
          「機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像(北爪宏幸)」
です。
            すでに3巻までが発売されているこの宇宙世紀シリーズでは、
            北爪宏幸の手により、一年戦争後のシャアが語られています。
            小姫ちゃん、あらすじを紹介して。
 ガンダム3大ロリコンの一人であるシャア・アズナブルが
            一年戦争後、落ち延び先のアクシズでハマーン(14)をいい感じにコマす物語です。
            タイトルのAffairは事件というより情事って意味が強いかも、クスクス。
 ナタリーさんとか、ジオンの事とかもっと触れようよ…。
 お姉ちゃん、反ジオンじゃなかったっけ?
            いまさらジオンにいい顔しようったってそうはいかねーぜ、HAHAHA!
 いや、あれは言葉のあやっていうか、はずみっていうか。
 あ〜あ、バーニィも草葉の陰で泣いてますよ。
 まぁまぁ少女よ。
            私の顔に免じて、その辺で許してやらないかね。
 うわ、今回もでちゃったよ…。
 噂をすれば、あなたはキャスバル兄さん?
 フフフ、今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でも、それ以下でもない。
            ましてや、中の猿などいない。
            だがどうしてもというなら、お兄ちゃんと呼んでくれてかまわんよ。
 うんわかったよ、クワトロお兄ちゃん!
 これ、次回もやるんだろうか…。
 
 さてせっかくだから、ジオンの圧倒的な強さも紹介しておこう。
            こちらも新刊「機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム(飯田馬之介)」だ。
            第08MS小隊を手がけた筆者によるブリティッシュ作戦の描写は迫力がある。
 お兄ちゃん、ブリティッシュ作戦って何?
 うむ、機動戦士ガンダム本編が1年戦争後半が舞台であったことは知っているな。
            ガンダムが登場するまで、連邦軍は非常に苦しい戦いを強いられていた。
            大きな国力の差にも関わらず、ジオンが圧倒的に押していたのだ。
            そもそもジオン公国の誕生の裏には、落ち延びたキャスバル少年の…
 長くなりそうだったら簡潔にお願いします。
 ぬぅ、ここからがいいところなのに。
            えーと、1年戦争開戦時の奇襲攻撃が連邦軍に大打撃を与えていたわけだな。
            それがこのコロニー落とし作戦である。
            大質量を地球に落下させるというのは単純ながらかなりヤバイ方法でな。
            のちに、かの有名なシャア・アズナブルも…
 その話はまた今度ね。
            最前線での戦いは激しく、飯田節が発揮されてるわね。
            後に第08小隊長として登場するシロー・アマダの姿も見られます。
 「トータチス」艦長のイライザさんの髪型が独特だね。
            いくら触覚が流行りだからって、おばちゃんキャラにまでしなくていいのに…。
            もしや今年春に発売された、
            触覚の生えたヒロインの登場する感動系超大作ゲームの影響か?
 回りくどい言い方な上に、関係ねーよ。
 今年の夏コミでもいっぱい同人誌でてたねー。
            でも別の超大作に食われ気味だったかな。種といい今年は「運命」がキーワードの年ですか。
 そういやあっちのヒロインにも触覚があったぞ。
            種にも仰々しい触覚キャラが登場するんじゃないか?
 いやあれはアホ毛っていうか、触覚から離れようよー。
 
 
 本家がデス種情報を出し始めたので、それに沿って少し取り上げてみましょう。
 前回もちょっと触れたけど、エンディングテーマに玉置成実が決定したね。
            その後10日ほどしてオープニング主題歌には
            T.M.Revolution『ignited(イグナイテッド)』決定と公式発表。
 初手から勝ちに来てるわね、デス種。
            SEEDで人気の高かった2人を連れてきて、スタートダッシュは万全の構え?
 各スポンサーサイドの思惑が一致した結果と見るのが自然だな。
            今回はブロードバンド配信にも一層力を入れている様子が伺えるし、
            前回に引き続き、販促広報戦略を大きく展開してくるだろう。
            SEED後番組だった『鋼の錬金術師』の成功もデス種に影響を与えるかもしれん。
            SEEDシリーズフィナーレも劇場版か?
 石井竜也の3rdクールED『RIVER』は、いまいち存在感が薄いのよね…。
            お姉ちゃんは嫌いじゃなかったぞ(ふぉろー)
 デス種2ndクール以降は、新人とか別の人気アーティストを連れてくる可能性が
            高いと考えられるけど、プロデューサーがどこまで冒険していくか見物だね。
 ・・・Gackt(ボソッ
 
 
 メインキャラクターや、新MS情報も徐々に公開が進んでます。
 設定画って、実際に動いてみないと判らない部分があるから、
            あんまり鵜呑みにしない方がイイと思うよ〜。
 MSでは良くあることだな。妙に不格好なガンダム設定画だったはずが、
            アニメや企画終了時には、別デザインにリファインされてたりする事はたびたびだ。
 種公式のキャラクター紹介の中でさえ、トレス疑惑(てゆーかトレスだったよね?)もあったしね。
            今のところ、既存の平井キャラの部品を組み合わせただけに見えても仕方のないところ。
 そして物議を醸し出しそうなのが、ザクウォーリアなる機体。
            赤いザクに非常に似ていますが、この点についてクワトロ大尉はどう思われますか?
 古来、ガンダムには赤い彗星というそれはカッコイイ色男のライバルがいるというのが
            決まり事としてあったのだが、ガンダム人気はガンダムという機体に依存するようになった。
            強敵あってこそ主役が輝くわけだが、それがガンダムのみでも成立するようになったのだな。
 ガンダムvsガンダムってこと?
 うむ。
            ガンダムは主役機であるから、とうぜん単体でこそ輝くわけだ。
            しかし外伝が作られる場合、そこにはTVアニメ以外のガンダムナンバーが存在しているほうが
            キャンペーンも打ち出しやすいし、玩具会社としても商品の幅が広がる。
            ぶっちゃけ、マイナーMSだけで熱い物語を作ったとしても一部のマニアに受けるだけで、
            メイン購買層への販売数は伸び悩むだろうからな。
 その視点においては、汎用性が高いのよねガンダムは。
            もう百万回言い繰り返された事だけど、ガンダムMk-2が2号機ではないってことよ。
            最近じゃ、ガンダム4号機・5号機ってのが存在したことになってるじゃない。
 そうした中、富野監督がVガンダムで、
            「兵器」としてのガンダムを「道具」のように使う表現をした。
            この辺は小説版にも、巨大ロボへの考え方の変化が見られるように思う。
            変形システムを逆手に取った、補充パーツの特攻自爆攻撃などさすが富野先生!!
            と共にVガンダムヘキサなる量産機も登場し、EDでも大量のガンダムが飛んでいた。
 あの〜「特攻」とか「自爆攻撃」とか「人間爆弾」ってのは、トミノの傷をえぐってるような。
 人間爆弾富野ってのは、あんまり触れない方が良いわよねぇ…。
 その直後始まったガンダム15周年祭『起動武闘伝Gガンダム』!
            G vs G! ガンダム・ザ・ガンダム!
            全世界のガンダムの中で最強を決める代理戦争の大会!
            繰り出される拳法!飛び交う薔薇!迫り来るトグロとガンダムヘッド!
            ぶつかり合うガンダムというガンダム。黄金のガンダムも多数登場!
            Vガンダム・ザンスカール帝国で弱まった敵MSの印象が、
            Gガンダムにおいて、もうすっぱりと消えてしまったのである!
 良くも悪くも、ガンダム祭だったのね…。
 かくして、ガンダムと闘えるのはガンダムだけという構図ができたかに見えた。
 素手でMF(Gガンダムではモビルファイターと呼びます)をぶちこわす東方不敗は?
 例外中の例外を持ち出さないのよ……。
 東方不敗マスターアジアが、実は日本人シュウジ・クロスで、
            ガンダムファイト7th大会(Gガン本編の24年前)にも出場していたという話もあるんだけど…。
 しかし、リーオー、エアリーズなど十二星座をモチーフにした
            バラエティ溢れる敵MSが登場した『新機動戦記ガンダムW』により、
            強力な敵MSの魅力が一時的に回復したのは確かだな。
            プロトリーオーことトールギスも、なかなかの性能だった。オットー特尉ィィッ!!
 でも、後半ではガンダムエピオンが登場したんでしょ?
 変形機構が無茶だったよねー。
 あれをMFでやってしまうと、腰が折れるなぁ…。
            えーそうしたワケで、最終的にはヒイロの「ゼロ」とゼクスの「エピオン」が対決した。
            ここは有名なシーンなので、若いガンダムファンも知っている者が多いだろう。
            劇場版では敵MSが大量のサーペントカスタムばかりだったので、
            ライバルとなる機体は存在しなかったな。
 W劇場版はOVA3巻分をまとめたものだけど、ほぼ同時期にガンダムXがあったわね。
 ガンダムWで「ガンダム」が売れると認識したのか、Xもガンダムを5機投入。
            大胆な変形機構にわくわくしたちびっ子はいたのかな?正直、敵ガンダムがグロい。
 ガンダムに次ぐガンダム。強化ガンダム、新型機。
            こうして「ガンダムに勝てるのはガンダムのみ」という誤認識ができあがってしまった。
            往年のファンに新しいガンダムが受け入れられにくい原因もこの辺にあるかもしれないな。
            こうした傾向は、近年の仮面ライダーにも見られるが珍しいことではない。
 仮面ライダーBLACKよりシャドームーンが好き、みたいなものかしら?
 ブレイドよりオンドゥルみたいなもんだねそれは違う。
 SEEDでもぞろぞろとガンダムが登場し、圧倒的な強さを誇った。
            最終戦においても、やはりプロヴィデンスガンダムがラスボスとなった。
            どうあっても、ガンダムが最強争いに参入してくるのだ。
            しかし、ガンダムMS最強戦については既に故・池田貴族によって語られているので
            こちらを参照していただきたい。
1999.6.20初版発行「G-1 GRAND PRIX」
 うわ、また変な本持ち出して来ちゃった…。
 心霊に深く通じた池田氏による降霊術で甦った古今東西の24人のガンダムキャラが
            MSを駆って最強を争うのだ。
 
            「貴族の降霊術がここに真の対決を可能にした。
             笑え!怒れ!その情念がバトルフィールドを炎に染める!!」
 
            という帯の富野監督のメッセージがまた泣かせるのだなぁ。
 トーナメント方式で戦うんだね。
            宇宙世紀だけじゃなくて、ガンダムWなんかフルメンバーじゃない?
            うわぁ、更にはガンダムXまで…。
 最強MS対決ってことで、
            MFであるGガンダムが除外されているのがさり気なく巧い…。
 主人公キャラはもちろん、各ボスキャラもしっかり取りそろえている。
            フォオvsロザミアぐらいは当たり前。アムロvsジャミル。ゼクスvsシャア。
            更にはガロードvsジュドーといったドリームカードも実現!!
            思春期まっただなかの二人の少年が夕日に向かって、
 
            「ティファァァァ!」
            「リィナァァァァ!」
 
            と惚れた少女と妹の名前を叫ぶシーンなど、ここでしか見られんよ!
 さすが池田貴族だね、お兄ちゃんっ!
 この文脈でティファについての、
 
            「子供丸出しで、小便臭く、おまけに自閉症気味な少女ティファ・アディール
             (とはいえ、いい大人から見れば、そのロリ具合は絶妙)
 
            っていう描写はなんとかならんのか…。
 さすが池田貴族大先生だ!!
 やったねお兄ちゃん!!
 ヽ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ノイエーイ!!
 
 
 あなた達、しばらく好きにやっていいよ…。
            えーと、私から池田貴族さんについて補足説明です。
            池田貴族(本名=貴たかし)さんはロック歌手で、ガンダムフリークとしても有名でした。
            肝細胞ガンのために1999年12月25日に亡くなられましたが、
            ガンを公表してから3年の闘病生活の中でアルバムや闘病記を発表しました。
            ガンダムトリビュートアルバム「サイケガンダム」というのも出ています。
            上の書籍も、その中で発表されたものだったってことですね。
            99年5月にはチャリティーライブ「大生前葬」を開き、
            収益金をガン遺児のための基金「あしなが育英会」に寄付されました。
            さっきのは完全なネタ本ですけど、こういう一面もちょっと知っておいてね。
            大姫お姉ちゃんの池田貴族講座でした〜♪
 
 
 ずいぶん遠回りをしたが、つまりだ。
            そこでやはり、強力な敵MSがライバルとして必要だと考えるのが自然な流れだ。
            これまでガンダムを撃破してきた敵MSはそうそういない。
            外伝をあげるとキリがないが、有名所では「ザク」だろう。
            過去の成功例をとことん利用見習ってきたしてきたSEEDが、
          それを使うのもまた自然な流れだ。
 だからって赤いザクじゃなくても良いのに。
 今後のスパロボで、バーニィ絡みのドラマチック・ヴォイス・イベントを考慮しての
            大々的なネタふりなのかもしれないね。
 またミもフタもないことを・・・・。
 
 
 ようやく本題を思い出したのです。
            あんまり前フリが長いものだから、忘れちゃってました。
 じゃあまずは30話のおさらいからだね。
            パッと見、こんな感じでした↓↓↓
 
注:スクライド
 相変わらず好きだな、スクライドネタ…。
 男と男の本気の戦い。相撲用語で言えばガチンコ対決!
            男同士とかガチンコとかぶつかり合いとか肉弾戦っていうと、
            そこはかとなく怪しい雰囲気が漂ってくるのは気のせいだろうか───ッ!
            ガチンコガチンコ───ッ!!
 ア、アホだ…
 と言うわけで、大爆発からMIA(戦闘中行方不明)になった二人の捜索はオーブにゆだねられ
            AAはアラスカへ急ぐのだった(汗
 
「伊達に赤を着てるんじゃないぞ!!」
 ザフトのエリートの証である「赤」は伊達じゃないとの事ですが、
            その伝統はGSDにも引き継がれそうね。
 とは言うものの、赤をシンボルにしている人物が既にガンダムシリーズには存在しているので、
            彼らの技量の高さがいまいち表現できていなかったな。残念なことだ。
 そういう奴らを相手にすることでキラの凄さを比較証明する算段だったんでしょ。
            キラの潜在能力が反則気味だったから、「赤」の人たちも雑魚扱いだったけど。
 
い、痛くしないで…
 でも、種の主人公にしてジョーカーでもあるキラを倒したアスランは凄いね。
            さすがもう一人の主人公。
 カガリとの出会いからアスラン軸の物語も動きだしたのよね。
            敵対する者同士の恋。オーソドックスながら訴えかけるわ。
 でもそのアスランを捕まえて、銃突きつけて
            ちょっとここでは言えないようなギシギシアンアンをやっちゃうカガリが
            もっと強いってことでファイナルアンサー?
 待てや。
 図式化するとこんな感じか。
 
            カガリ>アスラン>キラ
 
            他に
 
            フレイ>キラ>>>(越えられない壁)>>>サイ>>>>>>>>>>>>>>カズイ
 
            ラクス>(超越)>>>>>>アスラン>キラ
 
            アイシャ>(アツクナラナイデ、マケルワ)>バルトフェルド>>(コーヒーの臭い)>ダコスタ
 
             といった図式が考えられるわけだが、
             こうなるとSEEDは女性が強い物語という側面を持っているとも見れるな。
 待て、君たち。
 
 そして31話では新たな男女の出会いがあった。
 ディア×ミリの話ってこれから燃えるんだよねー。
             それにしても前回に引き続き、今回も格好悪いなディアッカ。
 アークエンジェルでの捕虜の扱いはマシな方よ。
             人種問題で戦争やってると、いきなり殺されてもおかしくないからね。
            条約を守ってるあたり、さり気なくノイマンさんの好感度upかしら。
 艦長が甘あまだからね…。
            部下の管理も緩そうな艦内で不祥事話が無かったのは、
            制作スケジュールの都合で入れられなかったのか、
            バジルール中尉が睨みをきかせていた為なのか。
 
 もちろん忘れてならないのが彼らだな。
             SEEDの時間軸がオカシイのは最終局面において判明したが(※決戦前の2ヶ月間の空白の事)
            この時既に、兆候は見られていたわけだ。
 アスラン側とキラ側のストーリー進度に違いがあったわね。
            やはり主人公を画面に登場させる程、数字が稼げるという計算に基づいたものかな?
 キラは実は30話で死んでいて、
            このキラは、第10話で妊娠したラクスが生んだキラjr.って説もありますが。
 なるほど、その手があったか。
            確かに5分で婦女子を妊娠8カ月にする絶倫キラ・ヤマトの能力を持ってすれば、
            そのjr.の成長が急激であることにも肯けるな。
 うなずけねーよ!
             違うじゃない、キラはセーフティシャッターで助かったんでしょ?
 放映後しばらくして判明したシャッターの存在でまた揉めたよね。
            どう見ても、助かったと思えないもん。
            外伝の話が逆採用されたみたいだけど、
            福田監督が考えてた脱出方法ってのも是非聞きたいな。
 うむ。この惨状ではキラも高熱で皮膚が溶けただれ、
            シートと一体化したゾンビになり果てていたかもしれん。
 業界初、ゾンビが主人公のガンダムが始まってたかもっ(わくわく)
 わくわくすんなーっ!

 32話も総集編が多かったんだよね。
            物語の転機になる3rdクールだから話の整理をしたかったのかもしれないけど、
            いつ見ても同じ話をしているようで、毎週見てるとげっぷ。
 戦争の視点がAAの周辺から、もっと大局へと移っていくために、
            こういう設定話が必要になるのは良いのだけれど、盛り上がりには欠けるわ。
            見せ場は最後にあったんだけどね。
 クルーゼ隊長の「情報はどこから漏れるかわからないのでね…」って台詞は、
            ガンダムSEEDにおいて皮肉すぎる言葉になってるね。情報だだ漏れ。自虐ネタ?
            ま、そうなると「昼メロ」の部分を補強するしかないよね。
            サイがフレイに絶縁状を叩きつけたり、ミリアリアがキレたり。
 キラ、トールを失い、ガンダムも失ったアークエンジェル全体が目的を見失い、
            意気消沈していた時、フレイはまた孤独になっていた。
            憎しみながらもキラにひかれていたフレイは、いつしか彼を心の支えにしていた。
            その気持ちに気づきかけた時に、出撃していったキラとのすれ違い。
            キラは死んでしまった。もう帰って来ることはない。
 そんなフレイがすがるような想いでサイの腕を求めたのは自然だったかも。
            けれどそれまでの経緯と、キラを失ったショックでサイも一杯いっぱいで、
            ミリアリアを励まし、自身の平静を保とうと努力するだけで精一杯だった。
 フレイが追い込まれていった不幸な境遇が、より悪く働いた。
            当初の目的であるキラの死が呆気なく達成されてしまった今、
            彼女が目的も拠り所も失って、自己を保てなくなりつつ在ったことは間違いない。
 サイの拒絶が、フレイとアークエンジェルを繋ぐ最後の糸を切ったのかも。
 
 
 いよいよレジェンド・オブ・ディアッカの開幕。
            医務室にいたディアッカの軽率な発言が、ミリアリアを怒らせました。
            側にあったナイフでディアッカは刺し殺されそうになります。
 この時の攻撃ラインは頭部を躊躇い無く狙っていた。
            人間、そうそう致死レベル攻撃を相手にいれられるものではない。
            この娘はなかなか見込みがあるな。私の部下に欲しいところだ。
 アークエンジェル最後の良心とさえ言われていたミリアリアの鬼の形相には驚いたわよね。
 ディアッカって、どうしてピンチの時ほど輝くんだろう…。
            投降したときといい最終決戦といい、ピンチの似合う男ディアッカ、グゥウレイトォオオッ!
 
 
 さらにはフレイにまで銃口を向けられ絶体絶命のディアッカ・エルスマン!
            もしかすると、どさくさでサイが撃たれていたかもしれないけれど、
            そんな彼(ら)を救ったのは他ならぬミリアリアでした。
 未だに判らないのは、なぜあの場に銃やナイフが置いてあったのかというとこね。
            作為的なものを感じるわ。
            この状況を仕組んだ者が、AA内部にいるんじゃないかしら?
 謎は全て解けた、じっちゃんの名にかけて!
            こういう場合、一番怪しくなさそうなヤツが犯人なんだ。
 ほうほう、その推理を聞こうか。
 まず武器の入手だが、人員不足のAA内では管理体制も万全ではないだろうから、
            情報さえあればその入手は比較的容易であると推測される。
            どこに補完されているかは、ある程度以上の階級ならば知っているだろう。
 登場人物で士官レベルとなるとパイロットとかブリッジクルーあたりになるけど、
            怪しくないのは・・・・まさか艦長がっ!
 いや、キラとフレイの情事にも長い間気づかなかった艦長に、
            こんな頭の回ることができるとは考えられないし、
            胃の痛くなる事情聴取を前にした艦長に余裕はなかっただろう。
            その可能性は排除していい。
 それ、推理といえるのか・・・?
 そして状況設定だな。
            ディアッカがあの時間、医務室に置かれているという情報が必要だ。
            今ディアッカとミリアリアが出会うと危険である事は32話の様子で分かる。
            さらにミリアリアの話をよく聞いている親しい人物ならなおさらのことだ。
 まさか、フラガ大尉が・・・?
            ミリアリアがショックを受けた様子も知ってるし、武器の調達なんかもできるはずだよね。
 でも、動機は?
            キラやトールがやられた元凶はディアッカではないわけだし、明確な動機が存在していないわ。
 金髪キャラがアークエンジェルに増えると困るから、かな。
 誰もフラガ大尉だとは言っていない。
            状況を仕組んだとしても、狙って事故を起こすには偶然性に頼りすぎる点で、
            フラガ大尉には実行不可能であったと言わざるを得ない。
 じゃあ、犯人は現場にいたってこと?それって…
 そう、犯人は・・・・・・あんただよサイ・アーガイル!!
 そんな馬鹿な。彼は聖人とまで言われるキャラよ。
            まさか彼が犯人だなんて事…。
 そのまさかなのだよ。全ての証拠が彼を指し示している!
 確かにブリッジにいるサイは、オペレーターとしてよく働いているよね。
            艦内のある程度までの情報へはアクセス権を持っていたと考えられるかも。
            それなら武器の保管場所や、捕虜の監視動向も掴んでた…ってとこか。
 シチュエーションを設定してしまえば、
            あとはガソリンに火を放つがごとし。起爆させるだけだ。
            思い出してみたまえ。最もミリアリアの相談にのっていたのは誰だったか。
            常にミリアリアに付き添うことで、フレイもサイに接近してくることは容易に考えられる。
            フレイと話すため、ミリアリアを医務室へ入れたのは誰だ?
            その直後、フレイの精神を傷つけたサイの態度は、
            普段の彼からは考えられないほど直情的だった。
            私はここに違和感を感じていたのだ。
 そう言われてみれば、サイが女の子に激昂するなんて珍しかった。
            でも動機は?それがないと…
 全ては「復讐」だったのだな。
            サイの中にもキラとトールの命を奪った敵への憎しみがあった。
            そしてフレイが肉親の死から憎悪を滾らせていることにも勿論気づいていた。
            そこで今、フレイより爆発しやすいミリアリアを利用したのだな。
            彼女が行動を起こせば、高確率でディアッカは致命傷を受けるだろう。
            たとえ失敗しても、ディアッカは縛られて動けはしない。
            そこですぐに部屋に踏み込めば、興奮状態にあるフレイがどういう行動をとるか…。
            サイは多重の罠を張ったというわけだ。
            成功すれば敵兵は死に、捕虜を殺すという問題行動によりミリアリアとフレイは重罰。
            場合によっては銃殺刑だ。そうして邪魔者を全て厄介払い出来ると企んだのだろう。
 そうだったのか・・・可哀想だね。
 追いつめられた者達が起こした、悲しい事件だったのだ…(決まったな、フフフ)
 盛り上がってるとこ悪いけど、推理になってない部分がありありよ。
            金田一少年ごっこはその辺にしなさい。
 な、なんだって───っ(半笑いで)
 
 
 34話では色々な別れがあって、ザフトの地球総攻撃が始まったわ。
            アスランがキラとの過去を隠しているとしても、
            この時点ではアスランはキラを殺したと思っているから、
            二人の握手の裏に嘘はないのよね。
 こういうシーンがデス種でも再現される可能性あるよね。ちょっと楽しみかも。
 後にアスランはザフトを離反するわけだが、
            イザークを説得できたのには、ディアッカの存在が大きかった。
            スパロボなら、何回もイベントを発生させないと仲間にならないタイプのキャラだな。
 でも、二人ともディアッカのことなんか思い出そうともしてないんだけど…。
            ニコルとは扱いの差が大きいな。
 脇役に徹することがディアッカの処世術だからよ。
            「急に目立ったキャラは死亡フラグが立っている法則」を回避するには、
            目立ちすぎず脇すぎず、のポジションが有効なの。
 ディアッカは実は高いポテンシャルを持ちながらも、
            それを抑えてNo.2の位置にいることを好む性格だ(と思う)
            仮にも「赤」だからな、侮れないぞ。
 前回、素人に殺されかけたんだけど…。
 アークエンジェルのメンツも散り散りに。
            もともとアラスカ本部に歓迎されていなかったけど、穏やかに解体にきたわね。
            バジルール中尉の揺れる心情の描写にも注目よ。
 結局、その辺の具体的な描写は後にはなかったような。
            おまけに、アズラエルとカップリングされちゃったり…よよよ(涙
 フレイがクルーゼに捕らわれてしまったが、この時クルーゼは自分をパパと呼ぶフレイが
            父親(アル・ダ・フラガ)の関係者かと思って連れ去ったらしい。
            父を、人類を憎みながら、一方で自らのルーツを探したかったようにもとれる。
 そうかなぁ。
            アタシは変態なお兄さんが性欲のはけ口に(以下略
 ううう・・・(涙
 あれお兄ちゃん、どうしたの?笑ってるの?
 そろそろ刺されるぞ、お前ら。

 この回のテーマはヒーローだよね。
            フラガ、キラの大活躍にライバルのイザークとの再対決など見所満載。
 ぎりぎりリアル系だった(のか?)ガンダムSEEDを強制終了させた仰天の回でもあるけどね。
            ここ数回のフラストレーションは払拭したけど、
            最初から最強技だすと、あとが大変なのよ〜。
 はじめに必殺技を使うと負けるという勇者シリーズの法則だな。
            そしてCMあけか来週に、新装備で大復活するのだ。
            過去に監督も勇者系に携わっていたと思うのだが…。
 勇者といえば、子安さんの芸の広さもある意味勇者の域だよ。
            ボボボーボ・ボーボボとか、ぶっちゃけありえない。
            こないだボーボボのアニメ観たんだけど、笑っちゃったアタシの負けでいいよ。
 カガリ役の進藤尚美さんも出演しているのでチェキ!
 チェキか…?
 この回の可笑しさはネットにも波及して、
            Flashも多数登場したよね。アカレンジャイとか、カキタレとか…
 アイキャッチもキラ×ラクスver.に変更され、いよいよ勢力図も書き換え。
            イザーク成長の兆しとともに、
            レビュー内におけるイザークの呼び方も「遺作」から「イザーク」に戻されました。
 筆者は、お気に入りのキャラはいじめ倒す偏愛傾向があるからなぁ。
            遺作命名の件についてはからコメントが届いて…
 いらん、いらん。
 
 
 
【当時を振り返って】
まず、パソコンのハードディスクが飛んだのが痛かったです。
書きためていたテキストデータが復帰できなかったせいで、更新が遅れました。
けっしてサボっていたわけでは、ええもちろんですとも。
 
世間は不況で日本絶不調。IMF(International Monetary Fund国際通貨基金)がデフレの危険性のある国や地域を分析した報告書を発表してました。35の国と地域の中で、日本が最もデフレの危険度が高いとされたとか。
 

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