ラグナ記　

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１６回目「友情のアイアンクロス」

　

私がイシス姐さんにモミクチャにされて悦に入っていた時
通りすがりの剣士さんがマミーの襲撃を受け死にそうになってました
私は後ろ髪引かれる思いでイシス姐さん達を振り切り、剣士さんを助けたのです
それが、二人の出会いでした

ここピラミッドの二階はレベル５０くらいないと生きていけないような場所なのですが
ボルちゃんと名乗るこの剣士さんはレベル２７だというのです
「マミー１匹ならいける」と豪語するものの
２匹くると当然の如く死にかけるらしいです
その無理無茶無謀っぷりに感銘を受けた私は
ボルちゃんのパーティに参加することにしました

ボルちゃんはパーティに加入した私を
パーティの集合場所だという町のバーに案内してくれました
カウンターに並んだ二人は永遠の愛もとい友情を誓うのでありました

で、友情を誓った二人が何をするかというと
まずボルちゃんがマミーを殴る間
私は被ダメージを引き受けて、攻撃もせずひたすら耐えます

ボルちゃんが敵の攻撃を受けたときには
私は必殺のバッシュを用いて敵を早急に撃破します
私が殴られてるときはボルちゃんが戦い
ボルちゃんが殴られてるときは私が戦う
実にすばらしい助け合いなのであります
私はマミーの１匹や２匹楽勝で撃破できる、とか
ボルちゃんがマミーやイシス姐さんから攻撃を受けるとそれはもう生命の危機
などというような些細なことは気にしてはいけません

だから我々は細かいことは気にしないで
マミーに友情のアイアンクロスを決めるのでありました
いやぁ、友情って美しいなぁ

　

ではまた

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