ラグナ記 

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17回目「強敵よ」

 

 君に言わなければならないことがあるんだ

 な〜に パパ

 実は 私はかつて超兄貴に……(参考

 イヤ〜ン ステキ やおいだわ ボーイズラブだわ〜♪

 いや、やおいって……

 ヤラれたらヤリかえさなきゃ さあ、兄貴森へゴー

 ……まあいいか では一緒に

 だめだめ 兄貴にモテるためにはパパ一人で行かないと

 いや、兄貴になんかモテたくないし

 いいから一人で行くの! わかった?

 はい……

というわけで一人で兄貴森に突入すると

超モテモテでした

その後も、時には集団で、時には物陰で私を狙う兄貴たち
いっそのこと男に走ったほうが幸せなんではないかというほどのモテっぷりです

そしてきましたあのお方
そう、超兄貴さんの登場です

 また貴方とやおることができるなんて夢のようだ ハァハァ
      さあ、邪魔者はいない 私に身を任せるんだ ハァハァハァ

 いやぁーーーーーーっ!

しかしまあ、前回と違って、鉄壁の防御力を身に付けておりますので
そうやすやすとやおられはしません
戦いは長期戦にもつれ込みました
私が超兄貴の力任せの一撃を盾で受け止めれば
超兄貴も私の渾身のバッシュをその鋼の肉体で受けてみせる
そんな血を血で洗う死闘の中で二人は互いを強敵(とも)として認め合ったのです 

そしてついに決着
膝から崩れ落ちた超兄貴を私は抱きとめ、二人は熱い抱擁を交わしたのです

 素晴らしい戦いだった また私と戦ってくれ

 ありがとう強敵よ しかしもう俺は長くはない
      この超兄貴の証を託せるのはお前だけだ 受け取ってくれ……(ガクッ)

 おい 逝くな兄貴 アニキー!

というわけで今日から私が超兄貴です ハァハァ

 

ではまた

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