ラグナ記

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37回目「ザ・PvP」

 

ラグナロクがついに課金されるようになったのです
課金に伴ってダンジョン二つ増えたりモンスターの配置が変わったり
ちょいちょいと新要素が増えたのでありますが
そのなかでも一番の注目はやはり「PvP」
これは何かといいますと
プレイヤー同士で対戦ができるという物騒な代物なのであります

で、さっそく見に行ってきたのです
レベル別に階級が定められておるのですが一切無視
迷わず無差別級に突入してみました

入っていきなり死屍累々
この先に待ち受ける修羅場を象徴するような光景です

しばらくうろついていると乱戦中の一団を発見
切り込もうかと思いましたが、いきなり乱戦も怖いのでとりあえず回避

で、またしばらくうろついているとアサシンの襲撃を受けました

 「闇に生きる卑しい身分の者め
       支配階級たる騎士様に跪くがよい!」

というわけで一騎討ちなのです

とりあえずツーハンドクイックンで攻撃速度を上昇
通常の二倍速で斬りつけますが
相手は回避の専門家、素早すぎてサッパリ当たりません
逆に向こうの攻撃はぼこぼこ当たるので大変ピンチ
相手の攻撃を受けると自動防御&反撃をする
オートカウンターを使用して守勢に回ります

オートカウンターでの反撃は回避不能のクリティカルになるので
アサシンはたまらず退散したのです

 「ふはははは 所詮は下賎の者よ
       我が強さの前になす術もなく逃げさりよったわ!」

でもこっちもオートカウンター以外の攻撃が当たらないので
向こうから攻撃してきてもらわない限りなす術無しです

で、またうろつきまわっていると狩人から射撃を受けました

 「不意討ちとは…… 下民の卑劣な浅知恵よ」

愛騎「ササミ号」(命名ギルドマスター)を駆って一気に突撃します
で、格好の矢の的になってハリネズミ
接近して大剣で斬りつける我が攻撃のダメージはせいぜい150〜200程度
なのに矢のダメージは一撃800

 「なぜ至近距離で剣より弓矢のほうが強いのだ ありえぬ!」

とゲームバランスの理不尽に憤っているうちに
足元に罠を置かれて移動不能にされて
身動き取れぬまま撃ち放題に撃たれて昇天したのでした

対戦成績 0勝1敗1引き分け なむー

 「二度と行かねぇ!」


ではまた

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