ラグナ記

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94回目「天津の夜の夢」

 なにやら海の向こうに天津なる土地があるそうな
      さっそく行ってみるかな

 ふむ、風光明媚で良いところであるな
      私も隠居したら、こういうところでゆっくりしたいもんだ

ぺこり

 天津へようおこしやす〜

 遠い国から来はったんやから、ゆっくりとしてってくださいねぇ

 ふおっ、着物のねーちゃんがお出迎えか
      なかなか良い趣向ではないか クックック
      よし、決めた 決めたぞ!

 総攻撃だ 城を目指して突撃ー

 何の前触れもなくいきなり城に攻め込んでくるとは卑怯な!
      ええいっ皆の者、であえであえー!

 出あって来てすぐさようなら
      斬る斬る斬る斬るっ!
      クックック、天津の兵というのはたいした事ないな
 お、おのれぇ……

いょ〜おっ!

 あいや、またれいっ!
      このカブキ忍者がいる限り
      殿の御身に指一本触れさせないでござるーっ!
 忍者が大見得切って現れてどうする
      もっとこっそり出てこんか
 う、うるさいっ! 本業は歌舞伎役者なんでござる!
      とにかく喰らえ必殺回転百裂斬っ!

 ハハハハハッ 我が華麗な技の前にはぐうの音も出ないでござるな

 ……回ったからなんだというのだ とりゃっ!

 ぐあー 我が必殺奥義が破られるとは……
      くそう、覚えておくでござるよー

 身代わりの術か 逃げる技だけはすごいな

 あのような役に立たない忍者は腹を切って死ぬべきであるっ!
      それはともかく、だれかー助けてー
 こんな情けない殿様は、この騎士が地獄の火の中に投げ込むべき者である
      では覚悟してもらおうか

 ひえぇ な、何でも言うこと聞くから命だけは……

 ククク、何でもか ならばアレをやらせてもらおうか

 

 よーし、帯を引っ張るぞー それー(ぐい

 あーれー(ぐるぐる


ではまた

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