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ガンダム○○

第三話「変わる世界」 これ書いたのは2007年11月1日

 

「君の存在に心奪われた男だ!」

突然の告白、それが彼とガンダムの出会いでした。隠居主務ですどうも

「乙女座の私には、センチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない」

ソレスタルビーイング側はアンタのことなんて何にも知らんというのに
一人でセンチメンタルジャーニーなグラハム中尉。
おそらくこの時が、ガンダムを追いかけて世界を駆け巡る
センチメンタルグラフティな日々の始まりとなるのでしょう。

ここぞと決めたら押しの一手なグラハムのフラッグ。押し倒してやるぜグフフフフ。

はじき飛ばされたたものの、諦めないグラハム。
押してだめなら飛びついて抱きつき作戦だ!

刹那「オレに、触れるな!」

グラハムのガチホモなアプローチに怒りの一撃!

グラハム「フラれたな」 ←当たり前

ソレスタルビーイングのパイロットは若かったとの感想を述べるグラハムに
ポニーテールムスカが「話したのか?」と問うと、「まさか」と返答。
グラハムは相手に聞こえもしないのに「君の存在に心奪われた」とか叫んでいた模様。
本当に危ない男ですグラハム・エーカー。

ソレスタルビーイングのセイロン島紛争介入に
各国政府やマスコミは情報収集で大慌ての模様。

しかしながら、得られている情報は第一話の声明のみ。
しかもそこに出てきた人物は200年も前に死んだはずの科学者
謎は深まる一方です。

謎の渦中にあるソレスタルビーイング・ガンダムマイスターの面々はお茶会中。
一人遅れて来た刹那君に「このきかん坊め」「死んだかと思った」とひどい言葉。
不安要素呼ばわりしたり、ミルク飲ませてみたり
目立とうと思って着てきた海のトリトンみたいな衣装はあえてスルーしたり
ガンダムマイスター内でのイジメ問題は深刻です。
「何かあった?」と心配してくれるアレルヤは唯一いい奴。

ティエリアはアンドロメダの瞬みたいな色の服を着用しとります。
彼が腐女子の魔の手によりどういう目に遭うのか、目に浮かぶようですな。

で、彼の愛機であるヴァーチェは軌道エレベーターで宇宙に送り返すとの事。
コロニー開発用資材に紛れ込ませれば、重量のチェックしかないから大丈夫だそうです。
なんとずさんな管理なんでしょ軌道エレベーター。

太陽炉だのプトレマイオスだのと、
人が一杯いる軌道エレベーター発着ロビーで機密情報を話し始めるアレルヤ。
ソレスタルビーイング関係者なら誰でも知っているであろう知識を
改めて発言する事に、必要性も必然性も全くないわけですが
重度の中二病患者であるアレルヤには、自己陶酔のために必要なのでしょうかね?

で、そのアレルヤの話によると
母艦プトレマイオスはガンダムに搭載される太陽炉からエネルギーを取るため
ガンダムが全部出撃すると行動できる時間が極めて限定されるとの事。
特殊技術な太陽炉にこだわらんでも
ちゃんと自前で動けるように既存技術の動力源を搭載すべきだと思いますけどねぇ。

「やっと戻れる 地上は嫌いだ」

軌道エレベーターのトレインで宇宙に戻るティエリア。
なんか知りませんが地上が嫌いらしいです。
魂を重力に引かれるからでしょうか?

母艦プトレマイオスへ太陽炉でエネルギーを供給するため
帰還して格納されるヴァーチェ。
コロニー開発資材から抜け出してきたようですが
全長18.4mの巨体が単独で資材入りコンテナから這い出して飛んでいくのを
誰も気がつかないというのもおかしな話です。

アンドロメダのティエリアが帰ってきたらば早速酒を飲もうと誘うスメラギさん。
SEEDの魔乳艦長に匹敵するステキバストをディスプレイに映して誘惑しますが
すげなく断られます。
ピンクなにーちゃんは女に興味ないんだよきっと

「心地いいな 重力というものは」

ガンダムマイスターと入れ違いで登場のセルゲイ中佐
彼もまた、ガンダムに興味があるようです
さっそくセイロン島に向かいガンダムの情報を確認します。

セイロンの基地では、ガンダムの使用した兵器の残存物などから
精緻な調査が行われている模様
キュリオスの使用したミサイルは各国で開発されている技術とは違う
独自開発の物だと判明
また、ガンダムの機動性と、光を放つ怪しい粒子の関連について着目しています

ユニオンでもガンダムに対応して動き始めます。
対ガンダム調査隊を発足させたと言う事で
ガンダムを見たグラハムと男妾ポニテムスカが選任されます。

こちらも交戦した際のデータからガンダムを分析
超越技術に対する技術者の挑戦が始まります。

で、ユニオンにおいてその挑戦の中核を担うのが大槻ケンヂ教授
本名はなんかややこしくて聞き取れんので
とりあえず大槻教授と呼びます プラズマ関係ないけど

ユニオンをチューンアップするよう要望するグラハム。
ガンダムを捕獲して技術解析を行いたいという大槻教授の技術的探究心を
己の恋路に利用しようという魂胆ですな。
もっといい機体があれば、ガンダムを押し倒せる、とか考えてるはず。

グラハム「多少強引でなければ、ガンダムは口説けません」
ムスカ「彼、メロメロなんですよ」

「危ない奴らと組まされたもんだな……」

ところ変わって今週の美少女セレブのコーナー。
王留美さんは淑女風ドレス着用で妖しげなホスト風の男と面会中。
このホストもソレスタルビーイングのエージェントのようですが
次の作戦を知らんことからして
ソレスタルビーイング内での地位は美少女セレブより下かな?

「もうすぐサードミッションが開始されます」

今日も澄ました顔でセレブを気取るも
所詮は小娘なので、人前で機密情報気味な話題を振りまくって脇の甘さを見せつけます。

美少女セレブの口の軽さにお付きの人も気が気でない。
心配な顔で思いっきり凝視しすぎて
「覗きかい?」とストーカーの嫌疑をかけられます。 苦労しますなぁ。

で、そのサードミッション。
南アフリカにデュナメス出現。
鉱物資源の採掘権をめぐる内乱に天誅を下すぜ!

ところで、この「南アフリカ」というのは南アフリカ共和国のことでしょうかね?
ここは最初にオランダ人が入植し、そのあとイギリス人がやってきて、
ズールー族など現地の黒人部族だけではなく、
オランダ系白人集団ボーア人まで征服したという珍しい土地柄。
白人でありながらイギリス系住民にいいとこ取りをされたアフリカーナー(ボーア人)たちが
市民生活の中にあって雇用の優遇などあらゆる優位を確保するために実施されたのが
悪名高きアパルトヘイト(人種隔離政策)なわけですな。

アパルトヘイト体制下で、黒人やアジア系移民など有色人種は、
まともに教育も受けられず、良い職にも就けない状況となりました。
アパルトヘイトが終わっても、人種間の教育面や失業率の格差がすぐなくなるわけでもなく、
それが原因で治安状況は非常に悪いようです。
次回のワールドカップに観戦に行かれるのであれば
外務省の渡航情報等を参照の上、ご自分の責任で赴かれますように。

しかしまあ、失業率問題や治安の悪さはともかくとして、
現在のところ、南アフリカ共和国では紛争らしきものは起こっていません。
しかしながら300年後の未来では鉱物資源をめぐっての紛争があるわけですな。

どうみても土木機械な南アフリカのMS。
ユンボMS軍団は必死で攻撃しますが
デュナメスは仁王立ちで弾を避ける気もない様子。

ハロを横目に、ユンボMSを狙撃しまくります。
簡単な射撃ゲームみたいな感じでポンポンポンっと弱い者イジメするロックオンさん。
たまらず退散するユンボMSをみて「おりこうさん」とか言ってますけど
アンタいなくなったらまた内戦続行じゃないかね?

ところ変わって南米大陸にあるらしいタリビアというところ。
麻薬の栽培を行っていると思しき場所を焼夷弾で焼き払うキュリオス。
こんなに盛大に燃やしたら山火事になるんじゃなかろうか?

「こういうのなら、いつでもやるんだけどね……」

ちょっと気取って自己陶酔 またいつもの中二病が発症するアレルヤ。

しかし、この貧しそうな人たちが何故麻薬を栽培していたのか。
その理由に考えをめぐらさなければ、
アヘン畑を何回焼いても根本的解決にはならんだろうに。

でもって刹那君のエクシアは前回に引き続きセイロン島。
人革連の基地を再度襲撃します。

「うわぁ うてぇ うてぇ」

ティエレンの必死の抵抗をものともせず、胴を薙ぐ化け物エクシア。
バンブーブレイドのタマちゃんを髣髴とさせる胴あり一本、お見事であります。
まあ、目につくものは全て斬る皆殺しのエクシアは正義の味方ではないと思いますけど

しかし前回と違って今度は中ボスがでますよ。
セルゲイ中佐(43) 立場をわきまえずエクシアにタイマン勝負を挑みます。

銃を捨てて突進するセルゲイ中佐の攻撃を掻い潜り、腕を断ち切るエクシア。
しかしそこは中ボス、ただではやられないわけです。

肉を斬らせてアイアンクロー!
310年の時を経て、伝説のプロレスラー「鉄の爪」フリッツ・フォン・エリックが蘇った!

しかし、人間相手なら流血必死の必殺技であったアイアンクローも、
MSの場合、コックピットや動力源など重要な部分はは胴体にあるのだから、
「たかがメインカメラがやられただけだ」というくらいの損傷しか与えられない気がします。
結局ビームサーベルでズバッとやられるセルゲイ中佐。
何でも問答無用で切りまくるのが信条の刹那君なので、
セルゲイ中佐はここで戦死したと思って間違い無し。なむー。

「オレに触るな!」

刹那君はセルゲイの接触に過剰とも思える拒否反応。
グラハムのガチなアプローチのせいで心的外傷が出来たようです。可愛そうに。

今回のグラハムやセルゲイとの戦闘では、
ガンダムの非常に高い性能によって撃退しただけで、
刹那君自身の能力は実のところ大した事ないというのを露呈したように思われます。
しかしまあ、これはそのくらいでちょうどいいんじゃなかろうかと。
アムロが初戦でシャアに圧勝したら、
ア・バオア・クーでジオングに乗るのがマ・クベになっちまいますし。

刹那君が徐々に成長していく一方で、
既存勢力はガンダムの技術に一歩ずつ近づいていく。
内容こそ違えど双方がそれぞれの立場で進歩していく様が物語に緊張感を与えていく。
ガンダム00はきっとそういう話なんだろうと思いますよ。

まあ、そんなこんなで各ガンダムが世界各地を襲撃して回ってるうちに
突然アイルランドでリアルIRAが戦闘行為を凍結とかいうニュースが流れました。
リアルIRAというと、北部アイルランドを英領から切り離して、
アイルランドを統一する事を目的とした、実在する過激派テロ組織ですな。
ガンダム00の時代に存在してると言う事は、300年間も存続していた事になりますが、
徳川幕府より長く続いた超老舗テロ組織が、
まだ来てもいないガンダムに怯えて店じまいとは不可解極まりない話です。
なのできっとこの凍結宣言は、
ソレスタルビーイングの活動とは何の関係もないんじゃないかと思いますよ、うん。

都内某所のアパートに潜伏中の刹那君は、
家具もロクにない部屋で着替えもせずゴロ寝。
ガンダムマイスターの日常生活はせつなさ炸裂ですな。

 

ではまた

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