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〜前回のあらすじ〜
 
シクシク・・・
「レイ、出撃だぞ……ってどうした? また持病の頭痛なのかっ」
「………シン。いいか、落ち着いて聞け。 ルナマリアが戦死した、うぅっ」
 
「!!・・・ルナが・・・死んだ?」
「やったのはジャスティスだ。・・・ルナマリア、良いやつだったのに、うぅっ」
「!!」
「今度こそ奴等を討つんだ、俺達が。 お前の望んだ世界を、守るんだ」
「くっそおおおおー! ゥアスゥラァン───ッ!!!」
 
 
(・・・なんちゃって)
 
ほんと、このレビューっていい加減ですよね。
 
 
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 最終話「最後の力(前編)」
 
実戦に使えたんだ
戦いは遂に最終局面へ。レクイエムへ向かったオーブ軍艦隊でしたが、
メサイアから放たれたネオ・ジェネシスによって戦力は半減しました。
速攻作戦だっただけに、一気に形勢不利。
しかもダイダロス基地にはザフト軍の半分が丸々残っているのです。
ピンクザクも投入しますよ、ばびゅーん。
 
中継ステーション破壊後のAA・エターナルも合流して来ますが、
その後ろからはミネルバを筆頭に、残りのザフト全軍が追いかけてきて大混戦。
メサイアは丸ごと防御帯に包まれちゃってるし、もーどうしたらいいの!
 
メサイア──(ネオ・ジェネシス)─→オーブ軍   ←AA&エターナル  ←ミネルバ
       [レクイエム]
 
図にすると、こんな感じ?(てきとー
 
ザフト軍の攻撃はますます激しくなります。
お尋ね者のエターナルへも集中砲火。
放っておくと全天360度にミサイルをジャンジャンバリバリばらまくので、
バリアで包んでおいて正解かもしれません、味方のMSにとっても(ぉ
 
「この艦よりもオーブです。オーブはプランに対する最後の砦です。
 失えば世界が飲み込まれる。絶対に守らねばなりません。
 わたくし達はそのためにここにいるのです!」
 
ピンクの歌姫が激励します。
戦わねばならない、戦って良いのです。
一度戦場に出てから説得など出来ようもありません。
無印種の時みたいにブツブツ自問自答してない点はマシになってました。
 
むぅ・・・
こちらは最後の砦ことオーブ本国。
自軍がピンクの一声でザフト軍と交戦状態に入ったとの連絡で、行政府はひっくり返って大騒ぎ。
しかし現段階では外交ルートからいくら手を回しても手遅れ。
ある程度この事態を予想していたカガリ・ユラ・アスハ代表ですが、
後はただ、勝利の報を待つしかありません。
 
───強すぎる力はまた争いを呼ぶ!(デス種@1話
 
でも、こうして積極的に戦いを挑んじゃって、オーブの理念はいずこへ(汗
最終話ですが、カガリ姫の台詞は皆無です。
CVの進藤尚美さん、これからは舞-乙HiMEで頑張ってください。
 
出番おわり
エターナルも撃たれっぱなしではありません。
ドムドムズが猛っているのです。
 
「逃げるヤツはザフト軍だ!
 逃げねぇヤツはよく訓練されたザフト軍だ!
 ジェット・ストリーム・アタック!
 
えーと、忘れそうなので先に書きますが、3人とも生き残ります。
どこかの先行情報ではドム2機はやられちゃうって話でしたが
種シリーズお得意の嘘バレだったようです、いつもの事ですね。
 
ギャオー!
エターナルを守るのはドムだけではありません。
イザークとディアッカが味方に付きました。 シホは出ません。なんでやねん!
 
「どーすんの、イザーク?」
「くぅううっ! エターナルを援護するっ!」
「ぁん?」
「ザフトの艦だァ、あれは!」
 
そうだよ、ザフト(から強奪されて現在オーブ軍所属)の艦だよ。
もひとつ言うと、昔あなたの母艦ヴェサリウスをアデス艦長ごと沈めた艦だよ。
 
ディアッカには馴染みあるAA側ですけど、
イザークは隊長なのにそんなあっさり寝返っていいのか…。
議長がロゴス壊滅宣言した時から疑念があったってのが伏線だろうけど、
種ではキラ&アスランに絡まないキャラのサイドエピソードなんか描かれません。
 
シホを置いてきたのは隊長の愛かしら? なんて妄想に浸って自分を慰めとくよ。
 
もちろんBANKだ
「行かせるか!ミネルバは何をやっている!
 シン! お前はミネルバと共に、アスランとアークエンジェルを追え!」
 
AAはイザディアという心強い味方を得ましたが、簡単には押し切れません。
光の渦の中心では、四天滅殺最強ガンダム達が死闘を繰り広げていました。
乱れ飛び、激突するガンダムとガンダム。
ザコはどいてよね
よくもルナをっ! レイに騙されたシンの気力はMAXです。
しかし冷静でないシンは剣を大振りし、隙が増えていました。
横からファンネルで軽く足止めして、一斉射撃でシンをボコるキラ・ヤマト。
お前とは主人公の格が違うと言わんばかりです。
分かりやすい台詞で説明すると、
『やめてよね。本気で喧嘩したらシンが僕に敵うはずないだろ(ギロリ』です。
 
「アークエンジェルは行ってください!アスランも!
 ジャスティスならシールドを突破できる。この要塞は僕達で抑えるから!」
 
未だ手こずるレクイエム破壊部隊へ、アスランを向かわせるキラ。
ぶっちゃけ、フリーダムではあのバリアを突破できないからですけど。
 
レイも黙っちゃいません。すぐにシンに追いかけさせます。
「お前はジャスティスを!
 今度こそあいつを討つんだ!そして全てを終わらせろ」
 
いま再び、相まみえるキラとレイ。
激しく降り注ぐビーム雨の中を、フリーダムは華麗に舞います。
しかもうっかりBANKなのでSフリじゃなくて素フリです、いつもの事です。
 
レジェンドはプロヴィデンスの流れを汲む機体ですが、
BANKな動きが多いので、なんだか劣化コピーに見えてしまいます。
一方ストライクフリーダムは『設定上』数倍の強さになって補正もかかり、
追加武装のファンネルまで付いているので超余裕。レイが負けるのは時間の問題でしょう。
 
何ィ!
ところで、このビームシャワーに当たった間抜けがいるんですよ。
 
「うわあーっ!(爆」
「ディアッカァッ!!」
 
ディアッカ・エルスマンです。
下半身を吹き飛ばされ、漂うディアッカ専用ザク。
 
えっ、きいてないわよ
「バルトフェルド隊長っ」
「いかん! あのザクを回収しろアークエンジェルッ!」
 
「わ、わかったわ、ワイヤー射出! 緊急着艦用ネット展開、整備班急げっ!
 ・・・あれはディアッカ君!?」
「ディアッカ!?」(ミリィ
 
新型
「痛っつー、しくじったぜ」
 
───何をやっている。お前の機体を取ってこい!(通信:虎
 
「あぁん、俺の機体? 
 
 !!・・・まさかあれは、バスターか」
 
へへっ、やれやれだぜ
(Pi!)───グレイトバスターガンダムよ。いい名前でしょ(ミリィ
 
「ミリアリア、なんでお前アークエンジェルに…。
 ジャーナリストになるんじゃなかったのかよ!」
 
───るっさいわねー、女の子には色々あんのよ。
 
「だからってなぁ、おい…」
 
───で行くの、行かないの?
 
「もちろん行くぜ、まかせろヨ」
 
───うん、また後でね
 
「……ああ、また後で! ウマい炒飯食わせてやるよ♪」
 
───GAT-X103A グレイトバスター、発進どうぞ!
 
「ディアッカ・エルスマン、グレイトバスター発進するッ!」
 
どしゅーん!
 
[バカ設定補足]
GAT-X103A グレイトバスター。
前大戦中期にヘリオポリスで開発され、ザフト軍クルーゼ隊に奪取された
デュエル、バスター両機は前大戦後に地球連合へ返還されている。
しかし、バスターはラクス教団を支持する地下組織の手によって密かに再奪取され、
ドムを建造していたファクトリーに運び込まれて改造された。
この際、オーブと繋がりの深いモルゲンレーテ社から
バスターに関する情報提供があったのではないかと推測されるが詳細は不明。
混迷する戦局を打開すべく開発された最後の切り札。
型式番号末尾のAが示すように核エンジンを搭載しており(えー
バスターの数倍の戦闘能力を持つというオリジナル設定を付加された。
ディアッカファン待望の機体である。パイロットはディアッカ・エルスマン。
 
, ドクンッ
レイとの戦いの中、キラはピキーン√☆と奇妙な感覚に襲われます。
以前ネオにも反応してたけど、いつのまにそんな能力が備わったのやら。
ラクス様も種割れしたけど、意味わかんないからスルーね。
 
「人の夢、人の未来、その素晴らしき結果、キラ・ヤマト!
 ならばお前も、今度こそ消えなくてはならない!
 俺達と一緒に。生まれ変わるこの世界のために!」
「誰だ!誰なんだ!君は!」
 
「分かるだろぅ、お前には。俺は…ラウ・ル・クルーゼだ
「ぁ……」
 
運命(定め)を呪い、世界の全てを壊そうとしたクルーゼ。
誤った世界を作り変え、託そうとしているレイ。
ヒトの業から作られた彼らもキラ・ヤマトも、あってはならない存在。
これまでの間違っていた世界での理想(キラ)は、新しい世界にとってはそぐわない間違った存在。
 
だからキラ・ヤマトは消えなくてはならない!
 
よみがえる恐怖、封印した忌まわしい記憶。
天敵ともいえるあの男が、再びキラの前に立ちふさがる。
 
「そんな! 何故君が!? 何故君がまた!?」
「あってはならない存在だというのにっ」
「なにをっ」
「その人の夢、素晴らしき結果がロリコンなどと!
 知れば誰もが思うだろう、キラ・ヤマトはロリコンだと!
 君は間違っていると! だから君を生み出した世界も間違っているのだと!」
「そんなことぉっ!」
「故に許されない、君という存在も!今のこの世界も!」
 
2年前のテキストのくせに、妙にマッチして怖いな…。
よくわからない人は無印種50話レビューを見てください。
 
激しく撃ち合うフリーダムとレジェンド。
当初、キラが優勢に思われたこの対決ですが、
クルーゼと戦った記憶が呼び起こされ、フリーダムの動きが鈍る。
1 vs 2で戦っているようなプレッシャーがキラに圧し掛かっているのです。
 
避けきれない攻撃はビームシールドで耐えるフリーダムですが、
一点集中されたビーム攻撃に、機体が激しく揺さぶられます。
なんとかヘソビームで持ち直しますが、
レイ(クルーゼ)は言葉でも揺さぶってくる男です。精神攻撃です。
 
「のうのうとした南国暮らしで癒されたつもりでいるのか?
 思い出せ!お前が迫害されてきた日々を!心ない言葉の数々を!
 この世界は決してお前を受け入れはしないのだ!」
 
ずーん
───君、ロリコンだろ?
 
───君は裏切り者のコーディネイター…そしてロリコンだ
 
───あんた自分がロリコンだからって、本気で戦ってないんでしょー!
 
───また戦争だけど大丈夫。このお兄ちゃんロリコンだから、戦って守ってくれるからね
 
───可哀相なキラ…独りぼっちのキラ…ロリコンのキラ… 戦って辛くて…守れなくて辛くて…すぐ泣いて…だから!
 
脳裏によぎる、数々の誹謗中傷。
第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では、これに苦しめられました。
しかしキラ閣下は、2年間で脳内補正をかける術を得ていたのです。
 
───萌えていいのですよ。だから人は萌えられるのです
 
───キラには…悲しい萌えが多すぎます
 
───僕たちは…何に萌えなきゃいけないか、分かった気がするから
 
+キラーン(よみがえる翼)+
 
既に精神攻撃は克服していました、さすが閣下。
イイ感じに自己正当化して、クルーゼの言葉を跳ね返します。
シン・アスカより多い実戦経験は伊達じゃない!
 
「ねえ、ラウは?」
「ラウは・・・もういないんだ。だが君もラウだ」
「?」
「それが君の運命なんだよ」
 
薬の服用は幼少時から続けていたようですが、
自分がクローンであるという事実はここ数年内で知らされた様子。
(時期的には前大戦終結後に明かされたのかな?)
 
議長から告げられた運命。
もう一人の自分が成し得なかった事。彼が足掻き、求めたはずの世界。
 
───逃れられないもの、それは自分
 
自分もラウと同じ。
過去も、この身体も、変えることなどできないのなら……
 
「そして取り戻せないもの、それが過去!
 だからもう終わらせる、全てを!
 そしてあるべき正しき姿へと戻るんだ、人は!世界はっ! 」
 
「でも違うッ…!! 命は、何にだって一つだ!」
 
過去から逃れられないなんて違うと、否定するキラ。
どんな意図で作られようとも、生まれようとも、
皆、自分の生き方を選ぶことができるんだ!
 
「だからその命は君だ! 彼じゃない!」
「あ……!?」
 
その命は、自分が選ぶ生き方は君のものだ。
だから、彼を背負い込むことなんてないんだ!
 
尊敬する議長の言葉のままに、運命を受け入れていったレイ。
ギルは絶対に正しいと信じ込もうとしていた、そして信じていた。
だからデスティニープランにも疑問を持たなかった・・・いや、
疑問はあったかもしれないが、それでもギルを信じていた。
 
───この先何が起ころうと、誰が何を言おうと、議長を信じろ。
    時には混乱の中、これまでとは違う決断をしなければならないこともあるだろう。
    訳が分からず逃げたくなる時もあるだろう。だが、議長を信じていれば大丈夫だ。
 
議長が示してくれる未来こそ、自分の望むものだと。
自分で考えなくても、ギルの言う通りにすれば正しいのだと。
 
その姿は、実はシンに似ている(関連:『君は僕に似ている』)
悲しみそして怒りから始まったシンの戦い。
行く先々で降りかかる不幸、アスランやカガリとの衝突。転戦、連戦。
時にハッとする言葉を投げかけられもしたが熟考する暇もないまま、
結局は議長やレイの語る言葉の居心地の良さに、
それが正しい答えだと思い込み、やがて修羅道へ落ちていく。
深く考えることもできずに。
DESTINYで新設定された主人公が二人いるとすれば、
それはシン・アスカともう一人、レイ・ザ・バレルである。
 
アスランが悩んでないでグッと引っ張ってやれたら良かったんだけど、
彼はDESTINY中盤、ご存じの通り役立たずだったもんで、ハァ……。
ま、それが出来ちゃうとシンの歩む悲劇が成り立たないので作劇上仕方ない部分はあるものの、
話の持って行き方がウマくないんですよね(種死
 
レイはキラの言葉によって、今まで考えもしなかった問題提起をされました。
それは彼にとってはかなりの衝撃だったようで、
いつもねちねちアスランを言い負かしていた冷静さはどこにもありません。
 
でも、このレイvsキラの遣り取りはもっと言葉を尽くし、
49話までに終えておくべきだったと思います。
いつもの冗長な台詞回しに比べて会話が短すぎるから、
キラの二言、三言であっさりレイが転んだように見えて不自然なんですよね。
細かい所に目をつぶれば良い部分もあるのだから(全部ダメとは言ってませんよ)
シーンを長く取れれば、もっと視聴者に解りやすくなったと思います。
脚本の上がりが遅かったんだろうけど…。全ての問題はそこにある!(激種死
 
富野作品の場合だと「芝居」としての構成や台詞回し(いわゆる富野セリフ)の御陰で、
シーンが短くても伝わる作りが出来てるんですよね。
キャラクターがどんどん言葉をぶつけ合うのが小気味良い。
種の会話は口語だけを使っていく狙いがあるようですが、尻切れトンボで終わる台詞が多すぎます。
それをちゃんと言わせるだけで現状が判りやすくなるし、
人間関係トラブルも3倍早く解決する気がするなー。
 
まとめるとSEED DESTINYって口下手・説得下手・騙されやすさが招いた人災?(種死
 
ギラリ
しばらく話が逸れちゃってました、えーとなんだっけ?
 
「……まったく、甘いよね」
 
キラ閣下は「命は一つだ!」とか叫びながら、怯んだレジェンドにフルバースト。
ま さ に 外 道 !
思うままに言い放ち、話は終わりだとばかりにビームも放つ。
キラの名台詞になるはずだった「命は〜」は、5秒で迷台詞になっちゃった(種爆死
 
ジャキン
「フリーダム、加勢するぜッ!」
 
2年前はプロヴィデンスにボコられたディアッカですが、
ザフトへ戻ってから更に腕を上げました。
そして最新鋭機グレイトバスターなら対等以上に渡り合えます!
 
ビームシールド出そうよ
「……うわぁぁぁ!!」
 
コクピット周辺も、バラバラに。あーもぅ、あれミンチだわ。
キラ・ヤマト、容赦せん!
 
「やったぜ、グゥレイト!!」
 
ディアッカの出番はこのぐらいでいいかな?(えー
あんまり活躍しすぎると、死亡フラグになるよっ。
 

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