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機動戦士ガンダムSEED 第30話「閃光の刻」
 
前回のニコル君の最期を回想しながらOP。
再三に渡りニコルの惨劇シーンがBANKとして使い回されます。
 
この頃そういうの多いけど、なんとかしてよ、ガンダム!(次回予告風に
 
ストライクゥゥゥ!!!
ブリッツの残骸に栄えあるザラ隊の覚悟も決まります。
真っ先にブチ切れたのはもちろんこの男、遺作!!
ショックで惚けているストライクを撃とうと暴れ出します。
ところでニコルより先に地上に降りていたのに、
アスランのピンチに助けに来なかったというのはどういうことですか?
やっぱりアスランが嫌い着地地点が遠かったんでしょうね。
 
結局、冷静な男ディアッカ・エルスマンが遺作を止め、
立ちつくしているアスラン隊長に帰投を指示。
今まで目立たなかったくせに、冷静な男っぷりが強調されます。
公式ページでは「怒ると狡猾な性格があらわになる。」
とされていましたが、今まで皮肉屋の面しか見られないような。
 
一方、ブリッツを討ち取って帰還したキラ。
整備兵に囲まれ「よくやった!」「とうとう一機やったってな!」
次々と賞賛の声を掛けられます。
しかしご機嫌斜めのキラ君は
「やめて下さいよ…人を殺してきて…よくやった、だなんて」
すかさず整備兵の一人がポツリ。
「なんでぇ、いままでだって散々殺ってきたくせによぉ」
グザリ。
何気ない、それでいて真実を突いた言葉にキラは傷つきます。
 
そうなのです。今まで沢山のザフト兵を殺しているはずなのに、
今回に限ってキラは非常に気にしているようなのです、何故か?
 
仮説1:ニコルを知っていた。
オーブでアスランに再会したとき、アスランと一緒にニコル達もいました。
アスランをじっと見ていたはずのキラですが、
ニコルだってしっかりフォーカスしていたんですねぇ。
(いや、やっぱりアスランしか見てなかったような)
 
仮説2:音声通信でニコルを認識した。
戦闘中、キラとアスランは会話をしています。
前回も「君たちの負けだ、アスラン」と声を掛けていましたし、
アスランもそれに答えていました。
いつもの戦闘なら敵との通信は切っているはずなのですが(嫌だし)、
アスランやバルトフェルドについてはキラは積極的に会話をしています。
つまり、戦っている相手を人間として認識しているわけです。
そこへ「アスラン、下がって!!」と飛び込んできたニコル。
恐らくキラにも声が聞こえたのではないでしょうか。
もしくはアスランonlyの通信としても、ニコルの叫びや断末魔は
アスラン機のマイクから、ストライクに通信されていた可能性があります。
相手の死を認識してしまったキラは、ショックを受けたと。
 
仮説3:総集編が悪い。
最近総集編ばかりだったので忘れがちでしたが、
キラは砂漠の虎との戦いのあと、あまり重要な戦闘を行っていません。
確認しましょう。
 
21話「砂塵の果て」:バルトフェルドを倒して泣くキラ。「殺したくなんかないのに!」
22-23話:海上戦。モラシム隊とザラ隊の追撃に応戦。小戦闘。
24話「二人だけの戦争」:アスラン×カガリがいちゃいちゃ。一戦交える。
25話「平和の国へ」:オーブ入国。小戦闘。
26-28話:総集編。
29話「さだめの楔」:ニコルを倒してショックのキラ。
 
こうして振り返ってみると、
キラは決して人を殺すことに納得していたわけではないんですね。
「なんでぇ、今まで散々殺ってきたくせによぉ」
という言葉に騙されそうになりました。
もう一度言います。
キラは決して人を殺すことに納得したわけではありません。
だから整備兵のようなこと言っちゃダメだよ。
 
きっと同じような経験があるのでしょう。
キラを気遣うフラガさん。
「みんな悪気があるわけじゃないんだ(総集編のせいなんだ)
と声を掛けます。しかしキラは拗ね拗ねモード。
「俺達は軍人だ。人殺しじゃない」
「わかってます!」
 
このシーンは実は28話「キラ」の複線が絡んでいます。
どうして両親に会いに行かないのかと訊ねたフラガに
「僕は軍人ですから…」
と答えたキラ。
今回はそれが逆転する構図になっているわけです。
 
「なら迷うな!!やらなきゃやられるんだ!」
子安さん、格好いいなぁ…。
 
凛々しい!
今回の気になるポイント。
艦長と話すナタルおねいさん。
「フラガ少佐は、あれはクルーゼ隊ではないと言っていました。
 私にはわかりませんが…」
フラガ兄さんは、やはりクルーゼを感じ取っているのでしょうか。
 
余談。
第3期OPを歌う玉置成実さん(14)。
「女にだらしないところは置いといて、キラはカッコイイ!」
「好きなキャラはナタル。いつもカッコイイじゃないですか」
「(声優出演の話はありませんが)出るとしたらナタルの妹とかがいいですね」
だそうです。出て貰いたい!
 
ロッカールームでは怒り狂う遺作が、ニコルのロッカーを蹴飛ばしていました。
「くそっ!くそっ!くそっ!くそっ!
 どうしてアイツが死ななきゃならない!?
 どうしてこんなところで死ななきゃならないんだ、エエッ!?」
な、泣いています。
 
「俺を庇ったせいで死んだと言えばいいだろう!!」
「・・・クゥッ!(泣」
仲間を失ったことで熱くなっている遺作は
イライラを周囲に飛ばしていただけなのですが、
当人であるアスランの逆鱗に触れたようです。
 
今回急に情に篤い男になったように見える遺作ですが、
第1話でガンダムを強奪する際、自爆コードを解除していたニコルに
遺作「ニコルッ」
ニコ「待ってください、もう少し…」
遺作「ようし。持ち帰って隊長に見せるまで壊すなよ」
と年長者らしく声を掛けているのです(リーダーの余裕か)。
作中に描写はありませんでしたが、
ラスティが殺られたことも傷を受けたことも、
ストライクを憎む彼の行動原理の一つになっているようです。
 
ラスティは本来ストライクを奪い取るはずだったパイロットですが、
モルゲンレーテ銃撃戦で撃たれ失敗(恐らく死亡)。
ここで運命の歯車がずれ、アスランとキラが再会し、
キラはストライクに乗るようになったんですね。
ラスティさえストライクを奪い取っていれば、
キラもアスランも悩まずにすむし、フレイもぐれないし、
ザフト美少年5人衆が圧政を強いる地球連邦をやっつけるという
良いことだらけの痛快ロボット活劇になっていたんですが・・・。
 
えーと、ラスティが悪い!(え
 
オイ、やめるんだ!
そして今回一番冷静な男ディアッカ・エルスマン。
仲裁に入ります。
結果を中断させ、遺作を外へ連れ出しました。
 
こ、これは!?
ニコルのロッカーから散らばった楽譜を見て驚愕するアスラン。
もう、彼の指から奏でられるメロディを聴くことは出来ません。
アスラン「この楽譜…巫女みこナース…なのか?ニコルにそんな趣味が」(えー
 
私情:うわー、infoseekだからリンク貼れないー!(そういうい問題なのか?)
 
ぎゅうっ!
ニコルの制服を抱きしめ、嗅ぎ、崩れ落ちるアスラン。
「ニコル…お前の制服は抱き枕にしてやるからな」
早速、抱きしめる練習です。
 
そしてアスランはキラを「敵」と認識しました。
 
キラと別れて以来、元気のないフレイ。
あなたのションボリは〜あとぉ(Heart!)
 
食堂ではトール君の大自慢大会が始まっていたのでした。
初出撃ながら、キラをナイスアシスト。
ブリッツ撃墜に貢献したトール君は調子づきます。
 
サイ「まぁ俺達もいつまでもお客さんじゃないからな」
トール・ミリアリア・カズィ・サイの4人は互いを褒め称えます。
 
一方、まだまだ仕事をこなせていないフレイ。
仕事しているシーンもあれ以来無いし。
ですが、キラとトールの扱いに随分差があることに気づいたのは
フレイだけかもしれません。
 
戦闘準備に向かうキラに声を掛けるフレイ。
キラとしても、なにか話したいことがあるのかもしれません。
以前までならフレイに慰めて貰ったのですから。
「ごめん、帰ってから・・・」
「キラ…」
しかしキラが帰ってくることは、フレイに再会することはあるのでしょうか。
苦悩を抱えて走るキラの背中に、フレイは・・・本気かしら。
 
あなたのションボリは〜あとぉ♪(Heart!)
癒してあげたいき〜いっとぉ♪(Kitto!)
 
なんだこの歌。
 
ぢっぢゃ〜ん!
さてやって来ましたよ、ザラ隊の皆さんが!
三人一列隠れもせず、正面から攻撃。作戦もなしで良いのか。
 
フラガ「今日こそ墜としてやる!」
ディア「ふざけんなぁあああああああああ!!」
真っ先にバスターを狙うフラガ兄さん。
いつも戦っているだけに、戦術も読みやすいのでしょうか。
戦闘機一機でガンダムを抑える様は流石エースのムウ・ラ・フラガ。
でも今日のディアッカはひと味違うぜ!
 
うおおおをおおおおおお!!
強い!今日の遺作は史上最強!
とにかくキラを押します!つーよーいー!
今までのは何だったんだ!
 
怖いよう…
枕を抱えて、ふさぎ込むフレイ。
か、可愛い・・・いいいいいいいや!だまされんぞー!!
 
最近、このサイトが
「ガンダムSEED系フレイに優しめサイト」と評価されていることを知り、
微妙に居心地が悪くなりました。いやんっ、背中かゆいー。
 
お前がな
「このままじゃ危ないですよ!スカイグラスパーで出ます!!」
再び、トール・ケーニヒ二等兵出撃です。
パイロットなのに二等兵です。
キラは少尉なのに二等兵です。
 
誰?
キラとアスランの戦いは激化。
他のガンダムに比べ、イージスは短期決戦型の機体なので、猛攻撃を仕掛けられます。
その戦いを見守る謎の人物。おじちゃん誰よ?
 
ゴッドフリート、当てろよ…てええええッ!!
その頃、ディアッカも遂に撃墜。
操縦不能になったところをゴッドフリートに狙われたんじゃ
さすがのPS装甲でも一瞬で蒸発です。
やむなくアークエンジェルに投降しました。
今回最も冷静な男ディアッカ・エルスマンでした。
 
えっ…えっ…えっ…(エコー)
キラを助けようとイージスを攻撃したトールでしたが、
イージスの投げたシールドがコクピットに直撃。
スカイグラスパー2号機と共に爆発に飲まれてしまいました。
戦場ではいともあっさり人が死ぬ。そういうシーン。
 
ッッワ゛ア゛ズウゥラ゛アンッッ!!!
親友の手によって、親友を失ったキラ。
種が弾けたキラはアスランに猛攻撃。
 
ッギィィル゛ワ゛ア゛ア゛アァァッ!!
アスランまで種が弾けてこの有様。
超コーディネイター同士の戦いが繰り広げられます。
このままだと超コーディネイター2とか3とかも登場しそうです。
髪が金髪になったりとかね。クリリンのことか───ッ!!(ズギュウン)
 
がしっ
ついにストライクを撃墜距離で捕らえたイージス。
あと一発で終わりだ!
得意の蟹ばさみで固定し、ビーム砲を浴びせようとします。
しかしここでエネルギー切れ、フェイズシフトダーーウン!!
アスランこれをどうするのかー!?
覚醒状態での肉弾戦なのかーー!?
 
自爆したあああああああ!!
なんと自爆ですよ奥さん!
いいから浮気するご主人なんか自爆させちゃいなさいって(←?)
生死不明のまま、試合終了。
カンカンカーン!
 

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