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機動戦士ガンダムSEED SUIT CD vol.3
 
「キラ」「アスラン」「カガリ」と登場し、
いよいよ我らがプッツン姫ラクス嬢のご登場です。
CDドラマは前回・前々回より後の話へと進み、アスランとラクスの出会いにまつわるエピソードに。
 
vol.3は「LACUS × HARO」。
ラクスがハロを夜ごとそういうことに使用しているという噂は本当だったんですね(違
デザインは初期衣装で座しているラクスの膝上にハロが乗っています。
本編ではあまり見られませんが、
ハロの耳(上部カバー)内にはマジックハンドが内蔵されているのが判ります。
ラクスの胸が若干豊かさを増したようなのは気のせい?
男性ファン向けにパッド増量されているのでしょうか。
しかし4期OPにて横乳のサイズは確認されているので(するなよ
発育がよろしいことは想像に難くありません。ちょっと分けてください。
 
期待通り(?)ドリルマツゲは装備されてましたよー。
 
背面はラクス&ハロの線画と収録曲目一覧。
そして今回のCDのvolナンバーは>>1>>2>>3>>4>>5です。
今回の収録トラックはvol.1と同じく4つ。
メインはやはりラクス・クライン(CV:田中理恵)の歌う「水の証」でしょう。
 
Track1に「水の証」が収録されています。
この曲は本編挿入歌として逃亡中のラクスとアスランが再会するシーンで使われ、
また、ラクス逃亡中の厭戦ラジオ放送でも流れていました。
彼女の持ち歌が「静かな夜に」だけではないことが証明されて良かったです。
「静かな夜に」はガンダムSEEDシリーズ前半で何度も流れましたし、
ラクスも口ずさんでいて、可愛かったですね。
(のんびり歌っている態度がフレイの逆鱗に触れて殺されそうでしたが)
 
CDの発売は2003/05/21。
いよいよ物語の主題が明らかになってきた頃…。
 
 
争いの無い場所があるのと〜♪
 
ラクスは本当に戦わねばならないのは何なのか?をアスランに問い、
またプラントの国民にも放送で呼びかけています。
そうした中、ラクスはただ歌うだけではなく、
自分自身も戦いに身を投じなければならないことを確信しました。
 
ここでの「水」とは、ラクスを意味しています。
 
「美しい夜明けを」「ただ待っていられたら」「綺麗な心で」
ただ待つことで平和な世界が訪れるなら、望むべくもありません。
自らの手を汚すことなく、綺麗なままでいられることでしょう。
 
キラ「誰かを守るためでも、銃を撃ってしまった僕だから───」
 
それでも成すべき事があるのなら、自分がしなければならない事があるのなら、
それを実行しなければならないのだと彼女もまた悟ります。
「綺麗な心で」「ただ待っていられたら」良かったけれど…。
ラクスは決断しました。
 
「今はどこにも無くても」「きっと自分で手に入れるの」
いい男は自分の手でGETすると!
この事から、ラクスは初めから婚約者のアスランなど眼中になく、
それ以外の人間を夫にしようと企んでいたことが判明(えー
 
「水の証」
とは、ラクスの生きる証=いい男と解釈できます。
あらゆる手段を講じて近くの男共は骨抜きにされていき、
その影響力は、あのイザークですらラクス親衛隊にしてしまいます。
そうしてラクスが見初めたのがキラ・ヤマトでした。
 
ラクスはアークエンジェルに救助された直後、
いつも大事にされてきたのとは異なる生活を数日間体験しました。
その際彼女は実はかなりの興奮状態にあったのです(そう見えなくても)
緊張・興奮といった精神状態にあると人間の脳には大量の脳内麻薬が作られ、
それによって感情の起伏が非常に大きくなります。
そうした際に恋愛感情も高まりやすい事は科学的に判明しており、
ラクスの場合、右も左もわからない敵戦艦の中で唯一優しくしてくれた男、
即ちキラに一目惚れだったのです(全然そうは思えなかったけれどネ!)
 
 
「すべての炎を飲み込んで尚」「広く優しく流れる」
しかしその後のキラの火遊びはエルちゃんやカガリへと及びます。
更にはラクスを殺すと宣言した女・フレイと毎晩のエクササイズ。
ラクスとて普通の少女らしい心を持っており、これには傷つきました。
しかし男の道楽全てを飲み込む器量を持ち、それでも尚優しい気持ちでありたい。
 
「その静けさに辿り着くの」
その心理的境地に達する、すなわち悟りを開いたラクスの暴走は知っての通り。
 
<暴走略歴>
イベント:キラとの出会い
・部屋の鍵を勝手に開けて艦内をうろうろ。
 恋の傷害になりそうな女(フレイ)を発見。
 フレイに対するキラの好感度を下げるために挑発
 ↓
イベント:AAからの脱出
・フレイの行動に生命の危機を感じたので、
 キラをマインドコントロールしてザフト鑑への引き渡しをさせる。
 その際、パンツを見せるなどしてキラへのすり込みをしておく。
 ↓
イベント:イージスガンダムへラクス身柄引き渡し
・調子こいたラウ・ル・クルーゼがキラに手を出そうとしたので牽制
 ↓
イベント:休暇中のアスランがクライン邸を訪問
「わたくし、あの方好きですわ」とキラへの想いを告白。
 ショックを受けたアスランはニコルのピアノ発表会で居眠り。
 ↓
イベント:キラvsアスラン。イージスガンダム自爆、ストライクガンダム大破
・負傷したキラを手下のマルキオ導師にコロニーまで運ばせて、幽閉
 毎日夕日を眺めたりしつつ、キラを自分好みの思想に教化するという光源氏計画発動。
 徐々に洗脳されていくキラ。
 ↓
イベント:アラスカへのザフト総攻撃開始される
・キラにフリーダムを渡す手助けをして逃走。
 キラに接吻している様子がバッチリ監視カメラに撮影される。
 ↓
イベント:アスランにフリーダム奪取事件関係者への調査命令が下る
・アスランを待ちかまえ、独演会を開催するラクス(「水の証」を披露)。
 亭主関白然としたアスランに敵対の可能性があることを告げる。
 アスランはラクスの言葉に従いキラを探すようになるが、
 ラクスの掌の上
で踊らされていることには気づかない。
 ↓
イベント:パトリック・ザラがラクスを国家反逆者として指名手配。シーゲル・クライン暗殺。
・それでも地下活動を続行。あごで使われるダコスタ君。
 ↓
イベント:ザフト本国に帰還・逮捕されたアスランが逃亡
・アンドリュー・バルトフェルドをも手なずけて、
 フリーダム&ジャスティス専用鑑エターナルを強奪
 
 
───思うのです。
初登場時のラクスはまだ普通の女の子だったのではないかと。
キラと出会って、愛の決意をした時からプッツンしたのではないかと。
事実、彼女がアスランも知らなかった一面を見せ始めるのは、
ザフトへ戻ることになった直後でした。
 
全てを狂わせる男キラ・ヤマト。なんと罪深いことか。
そういう歌です(無茶
 
 
続いてTrack2 DRAMA PART『ハロ』
キャストは2人と1つ。ラスク、アスラン、ハロ(CV:三石琴乃)です。
ドラマCD3枚目にしてようやく2つ目のお話。
なんたって1,2枚目はほとんど内容が同(抹殺されました)
 
キラと別れ、プラントに移ることになったアスラン。
そこには父親が決めた婚約者が待っていました。
プラントのアイドルとしてラクスを知ってはいたものの、
それまでキラきゅん一筋だったアスランには寝耳に水(ラクス)
複雑なお年頃なので、ラクスとはファーストコンタクト以来、会話が噛み合いません。
(ラクスが妙な電波を受信しているという意見は却下。悪いのはアスランだよ〜)
 
プラントでは「ピンクの妖精」と呼ばれる彼女。
ピンクというそのまんまの形容が付く彼女の髪は染めているわけではなく、
地毛がピンクのようです。どう遺伝子をいじればピンクに?
父シーゲルの夢見た理想の娘像とはいったい…。
 
それがいきなり自分の婚約者だと言われてもアスランだって困ります。
しかしラクスは婚約にまったく抵抗がない様子。
生まれた子供の髪の色はどうなるのかと突然質問します。
これにはアスランも吐茶。
 
思春期のアスランが脳内シミュレートしていたのが「子作りの行為」であるのに対し、
ほえほえラクスが思い描いていたのは「子作りの結果=子供」
基本的前提をスッ飛ばすピンクの妖精は頭の中もピンク色です。
 
アスランとしてはラクスに自分との結婚を納得しているのか、
即ち「貴女は将来、僕と×××をする事に納得しているのですか?」
と問いただしたいのですが、
下手に機嫌を損ねて×××のチャンスを失うようなことは、
まだまだピンク色のアスランには出来るはずもなかったのでした。
 
ラクスのあまりの電波無邪気さにため息を付くアスラン。
彼の独白はラクスへの戸惑いや文句ばかり。
このころからアスランは自分の考えたことだけが正しいと信じ、
相手が思い通りにならないとブツブツ言っていたのですねぇ。
 
ひとつ気になったことは、ラクスの体重。
CDドラマ中で彼女の体重を推測させるアスランの発言があり、
その値が○○kg以上であるということが発覚します。
これについてアスランは密かに「重い」と呟いていましたが、
地獄耳のラクスには聞こえていたようなので、
きっと二人の破局は出会ってすぐに決まっていたのだと思われます。
 
その後、ご機嫌取りのために何個も「ハロ」を作っては持参するアスラン。
あのハロには鍵開け機能が付けられていましたが、
これはアスランがラクス邸にお泊まりした時、
ラクスの方から夜這いをかけてほしいという意思の表れでした。
しかしそんな意図には全く気が付かない(ふりをしている)ラクス。
彼女にとってはアスランといるよりも、
ハロと一緒に夜遊びする事の方が大切だったのでしょう。
 
 
哀れアスラン。そして彼は軍へと身を投じることへ───
 
死人sコラボレーションにレッツゴー!

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