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〜前回のあらすじ〜
 
ステラの魚が、猫に喰われていた。
 
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第32話「ステラ」
 
圧倒的バカがここに
既に3都市を壊滅させ、なおも突き進むデストロイ。
ここベルリンの街も黒い巨躯に蹂躙されていきます。
戦争は基本的に軍同士が戦うものなのに、
民間人をこうも巻き込んで、何が得られるのでしょうか。
過去の戦争に於いては、軍人と民間人の見分けがつかないゲリラ兵を殺したり、
民間建造物に紛れて軍事工廠があるという名目で
見境無く都市への大空襲が行われた歴史がありますが、
ただ『ザフト軍がそこにいるから』という理由での攻撃。
 
コーディネイターを滅ぼせば全て終わると唱えるブルーコスモスにとっては
自然な考え方なのかもしれませんが、
プラントが核攻撃を受けた際にデュランダルが言ったとおり、
「まともな戦争ですらない」状況です。種だから仕方ないですね。
 
でも、戦争が起こらないとロゴスは困るのでは。
本当にプラントが滅びたら、仮想的の規模縮小=軍備縮小=儲からないのは間違いないですし。
ロゴス達との会話からは、ジブリールの独断ぶりが伺えます。
しかしミネルバの活躍により地球軍は最近ずっと劣勢だった事から、
「戦争は勝って終わらねば意味がない」ので巻き返しを図る必要はあったのでしょう。
 
好意的に解釈すると以上のように読みとれましたが、
好意的に解釈する必要はまったくナイデスヨ?
 
そもそも地上戦で投入するMSじゃないんだって、デストロイは。
AAとかミネルバみたいな戦艦も飛んでるって言われたらそれまでだけどー。
 
ピッ
為す術のないザフト軍に代わり、現れたのはフリーダム。
『最凶』の名を持つMSは、並の相手ではありません。
フリーダムの攻撃はデストロイにことごとく防御されていますが、それも時間の問題。
通常のMS戦なら多対一でも圧勝するフリーダム相手では、
デストロイといえど、じり貧です(機動性が微妙ぃからね)。
 
互いに手を出せない状態では、消耗するばかり。
ならば火力を集中させ、短期決戦で臨むのが定石でしょう。
ステラはそんなこと考えてませんが(ムカついただけっぽい
 
「くッ!なんて大きさだ!こんなッ!」
 
↑なんとなく一部の同人誌で使えるなぁと思ってしまった。
ジャンル的にはキラ受けだけど、深くは追求すまい(種死
 
変形してMS形態になったデストロイ。
強力な主砲やシールドを背面に移し、
頭部、胸部、腕部などの武器をメインに戦う構えです。
ヤムチャの如く、足下がお留守ですが。
 
地上でこんな巨大な物を変形させるメリットってなんだろう。
重力と摩擦と関節への負荷で、自滅するですよ。
アークエンジェルも過去にバレルロールとかしましたけーどーもー。
 
ぺしっ
「何だろうと…私はぁぁぁぁ!!!」
指からビィィィ──ムッ!!(CV:真田アサミ
 
腕が飛ぶ飛ぶ、足も飛ぶ〜♪(飛びません
ふわりと避けるぜフリーダム〜♪
ビームも弾くぜ、シールドいらねー(とか思ってたら、34話でシンがイカした使い方を)
 
この感じ・・・
半端じゃない出力の攻撃も、軽くいなすフリーダム。
ま、核エンジンがすでに反則級だからねー。
 
毎度思い通りにならない相手フリーダムに苛つくステラ。
母艦に帰ってきたら大好きなお魚もいなくなってるし、
上手くいかないことばかりです。
 
「くっそー!どうしてこんなことを!」
「あんた…コーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょう!!」
「…はっ!」
「…お魚さん…わたしのお魚さん、返してよ…!!」
 
「フレイ! その声は、やっぱりフレイなのか!?」
「うががああああ!!」
「フレイ!大丈夫だよ!フレイ!大丈夫だ!
 僕がいるから!落ち着いて!分かるだろ?僕だ!キラだ!」
「…知らない…あんたなんか知らない!」
 
「援護して!ゴットフリート照準!」
「キラの様子がおかしい。
 私も出る!これではキラが!これを放っておけるか!」
 
なんとかデストロイの足を止めようと、攻撃するフリーダム。
しかしフィールドに受け流され、ベルリンの街へとビームが降り注ぎます。
 
そんな流れビームを受け止め、人々を助けるストライクルージュ。
弟が撃ち放題なので、尻拭いも大変です。
逸れたビームは街を壊しまくってるからね、死神部隊めー。
第二、第三のシン・アスカはベルリンから誕生予定ですか?
 
「くっそ駄目だ!離脱する!ボナパルト!」
連携してくるアークエンジェルの援軍(ムラサメ部隊)が予想外に強く、
母艦へ帰投しようとするスティングのカオス。
そこへ上空からムラサメ集団の垂直落下攻撃が。
スパロボでも協力攻撃か、合体攻撃として登録されそうです。
このオーブ兵達は一応名前があり、ゴウ、イケヤ、ニシザワと言います。
キバヤシとかはいないんでしょうか。
 
ちなみに、ユウナ批判をしてたのはニシザワらしい。
 
「なんだと!?」
「逃がさん!」
 
バランスを崩したところを一刀両断され、爆発するカオスガンダム。
フリーダムにバラバラにされたのをセメダインで仮止めしてたので、
強度がもちませんでした。
 
「モビルスーツの性能で強さが決まるわけじゃねぇ!」
って中途半端なパクリ台詞を、身をもって証明しなくてもいいのに…。
 
元は機動戦士ガンダム第3話「敵の補給艦を叩け!」より、シャアの
『モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを教えてやる』
でした。劇場版では大気圏突入前の戦闘で使われていましたね。
 
オーブの皆さんはただ飯食いで肩身が狭いからって、
逃げる敵まで撃墜しなくてもいいのに・・・っていうか、しちゃ駄目じゃん。
オーブの理念はどこへ。
 
この三人組のコンビネーションいいけど、今後もトリオとして活躍してくれるのかな?
技とかないの、技。ジェットストリームアタックとか(えー
 
「誰かが止めねば奴等はますます頭に乗って都市を焼き続けるだろう!
 そんなことは決して許されることではない!」
 
ザフト軍も、対策を講じなければなりません。
しかしヨーロッパ-ロシアへ派遣していた軍は全滅状態。
至急現地へ送れるのは、ミネルバぐらいしかありません。
しかしその艦も、クレタ沖海戦で甚大な被害を受けています。
今出られるのはインパルスただ一機のみ。
アスラン達にザクの一機も補充されてないのは超脚本の都合なんで気にせずに。
 
ところでタリア艦長はルナマリアの報告(キラとアスランの会話)に目を通したのでしょうか?
AAとの共闘は無理だと判断していましたが、
AAの行動理由には薄々気づいている様子が感じられました。
 
あと、ルナマリアさんには早く怪我を治してもらいたいですね。
 
さーあ、いつもの合体シーン   は もういいぜ。
速攻でインパルスvsデストロイの幕開けだ。
「何なんだよこの化け物は!」
「うぅぅ…うおおぉぉぉ!!」
「どうしてこんなことを…何でそんなに殺したいんだ!」
 
素早く懐に入り込み、コクピットを切り裂くインパルス。
いつも手加減して、相手をなぶり殺しにしていくキラとは異なり、
シンは敵と認識したものは徹底的に攻撃していきます(カガリとか
 
そこへ紫のウィンダムが飛び込んできました。
 
「やめろボウズ!」
「くそ!何を!」
「あれに乗っているのは!ステラだぞ!」
「!!」
 
美味そうだったんだよ!!
「ネコー!どこなのー!」
「おい何か叫んでるぞ。ステラを、どうしたんだ!」
「多分、アイツの熱帯魚を喰ったのがばれた!
「貴ッ様ぁ、なんてことを!!」
 
食い物の恨みはおそろしいね
「約束したじゃないか!
 優しくて温かい世界へ彼女を返すって!」
 
とか言ってる間に墜とされた。紫ウィンダム、さようなら・・・
 
怖いものがやって来る。
ネオも、ステラも、みんなを殺していく。
ステラが最も恐れる『死』。
なのに、死に最も近い戦場で彼女が招くのも『死』。
矛盾と脅迫観念と圧迫感の中で、ステラは拒絶する。
 
「うわぁッ!いやーッ! 死ぬのは駄目…嫌…怖い…」
 
そんな彼女に届いた声は、シンのものだった。
シンの言葉はステラの魂を揺さぶり、彼を思い出させる。
 
「ステラ!ステラ!俺だ!シンだよ!
 ステラ!大丈夫だステラ!
 君は死なない! 君は俺が、俺が守るからー!!
 
「シン!」
 
束縛から解き放たれ、心で通い合う二人。
 
「守るべきものがなくて戦ってはいけないってのか?」
「それは、不自然よ」
「ステラはどうして?」
「私は、救ってくれた人の為に戦っているわ」
「たった、それだけの為に?」
「それは人の生きる為の真理よ」
「じゃあ、このオレ達の出会いはなんなんだ?」
「これは? これも運命なの? シン」
「ああそうだ、そうだと思う。これも運命だ」
「なぜ、なぜなの?これが運命だなんてひどすぎるわ」
「でも認めなくちゃいけないんだ。ステラ、目を開いて」
「そ、そうなの? シンの言う通りなの?」
 
はなれるんだ!
しかし、フレイを追い求めてベルリンに飛んできたキラにとって、
彼女がインパルスのパイロットと通じ合っているのは、許せないことです。
 
「フレイ、奴との戯れ言はやめろー!もう!!」
 
もうすっかりフレイだと思いこんだキラは、
サーベルを持ってインパルスに斬りかかります。
 
「シン、離れて! うわあ゛ぁぁぁ!!」
 
シンを庇ってデストロイを盾にするステラ。
フリーダムに向けて発射されようとしていた胸部砲塔と、
ビームサーベルが激突します。
 
「ステラ──ッ!!!」
「キャー!(爆発」
 
ビームの暴発で、コクピットも破壊され操縦不能になるデストロイ。
制御を失った巨体が、仰向けに倒れていきます。
ズズーンと背中のフライパンが地面に着き、
そのまま自重を支えられずに爆発するのはどーなんだ!(#゚A゚)
とツッコまずにいられませんが、仕方ないですね種だもん、メソメソ。
 
「と、取り返しのつかないことをしてしまった…」
 
って言ってそうですけど、気のせいです。
上のやり取りが機動戦士ガンダム第41話っぽいのも気のせいです。
 
ネコミミ仮面の素顔公開。
紫ウィンダムのパイロットは、マリュー艦長の良く知る人物の顔でした。
ヤキン・ドゥーエで戦死したハズの彼が、どうしてここに…。
 
エンデュミオンの鷹。不可能を可能にする男。
ムウ・ラ・フラガが何故ここに!?
 
↑少年ジャンプ風にアオってみた。
 
むにむに
爆発したデストロイから、ステラを救出したシン。
その時すでに遅く、最後の灯火が消えようとしていました。
ステラの命が───
 
「ステラ!ステラ!どうしてこんな…うぅ…」
「こ、これはたまたまっ、手が当たってるだけで」
 
「シン……エッチね…」
「ステラ」
 
 
 
 
 
「でも…好き」
 
 
シンのことだけは 忘れていなかった
 
シンだけが 彼女が手に入れた想い出
 
シンの想い出だけは 消えることはなかった
 
ステラの胸には あの貝の首飾りが 光り続けていた
 
 
「ぁ…ステラ!」
 
ステラは逝った。
 
「ぁ………ううっ…ぅうぅ……うわあああああ──ッ!!!!!!!!!!」
 
シンはまた大切なものを守れなかった。
力も、想いもあったはずなのに、彼の手から零れ落ちていく。
溢れ出るのは悲しみ。手に入れたのは憎しみ。抱くは復讐の刃。
紅き瞳に宿った炎が、空を灼いていた。
 
 
 
 
いろいろ批判・指摘の多い一方で、
肯定の声も多い第32話でした。私は好きですよ。
レビューがこんなで、いやひっじょーに申し訳ないですが!
 
コメントしづらいので、なんとなくZとGガンダム貼っておきますね。

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