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〜前回とちょっと違うあらすじ〜
 
☆「ごふっ…アタシ、ごめんなs…」
 
「よくもラクス様☆をーっ!(ズガガガガッ」
 
私達のお慕いするラクス様☆が撃たれただとー!!!
逆上したサラさんは、部下と共にアスラン達に襲いかかります。
ばきゅんばきゅん、どかーん(←てきとう
 
なっげー
ファントムペインがMS奪取したときのBGM(@1話)をバックに、銃撃戦開始です。
アスラン大活躍。なんだその跳躍、足長いなー。
岩瀬昌嗣のコミック版にでも配慮?(違     うと言ってくれー
重力の少ない月で、身長が250 cmぐらいになってるよ。
 
参考までに。最初コラかと思った罠。
 
さすがザフトレッドでフェイスでネビュラ勲章。
どんどん暗殺部隊をブッ殺スー。サラさんもブッ殺スー。
 
演出にしても高すぎる射撃命中率ですが、7話で伏線張ってたんですねぇ。
うんうん、脚本家は偉いなぁ、アッハッハ (んなわけあるかー!!
 
あ、このレビューでは艦長と絶賛乳くり合い中のネオは
アカツキで来てない事になってますから、そこんとこヨロシク。
 
 
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第47話「ミーア」
 
色々あって、ミーアさん亡くなりました。
アスランなんか自分で撃ち殺…げふん…大量に涙がじゃばばー。
AA兵士が並ぶ通路の中央を、抱きかかえて運んでいきます。
 
ドムドムズの3人、久々に見かけました。
彼らもザフト制服なんですね、姐さん赤服だよー。
新人に限らず、赤服を着る設定になったのでしょうか。
眼鏡クンが外伝にでてきた「誠実な男」を思い出させてならない。
 
ついにミーアさんがデス種から退場。
さようなら、遠い星になって見守ってください……
ではなく、今日はミーアさん追悼スペシャルなのです。
ついでに過去の「ガンダムの種 DESTINY」も振り返ってみましょう、
抜粋とかだと筆者も楽ですし(手抜き
 
ミーアの遺品をガッシガシあさるラクス様。
その中に、1枚のディスクを見つけました。
この瞬間の指の動きがかなり素早いですシュパ! 手慣れてる!?
 
はい、ではみんなでミーアさんの秘密をご開帳ですよ〜☆
 
 
 
カシュッ……ピピピピピ……
 
「こ、これは…」
 
 
ぐっ!
 
ウイルスだよこれー
「ハッハッハッハッハッハ!
 ーーッハーッハッハッハッハッハッハアァ!!
 いやああっったあああ!!(ぐっ)」
 
        /つ_∧
  /つ_,∧ 〈( ゚д゚)
  |( ゚д゚) ヽ ⊂ニ) まじっすか!
  ヽ__と/ ̄ ̄ ̄/ |
   ̄\/___/ ̄ ̄
 
誰もがやりそうなネタでしたよーっと。あとネタ・リサイクルな。
 
それは、ミーアの日記でした。
彼女はオーブ語じゃなくて、英語を使っていてちょっと安心した。
前回に引き続きピンク度が高すぎるので、黒で。
 
 
[Progress Report]
 
11th Oct
10月11日 (注:おそらくアーモリーワン・ガンダム強奪事件の10日後あたり)
 
Today, my bandage was finally taken off.
やっと包帯が取れた
 
A little strange feeling……I saw the mirror, and then,
なんだか不思議な感じ……鏡を見たら
 
there is a face, that's Lacus Clyne.
そこにはほんとにラクス・クラインの顔が映ってた
 
Amazing! It's amazing!!
不思議、不思議〜☆
 
I confidence that no one doubts I'm Lacus Clyne, Perfect!
だってこれはもう、どこからどう見たってラクス・クラインだわ!
大ファンのアタシが言うんだもの、間違いない!
 
Acting like her, substitute for her is really tough though, I'll try!
その代行身代わりなんて仕事、ほんとに大変だろうけどアタシ、ガンバるっ! 
 
I'm really sure, I'll able to do my best!
絶対バッチリやってみせるんだからっ!
 
5cmぐらい分けてくんないかな
I think my voice is no problem. Everyone says I sound like Lacus's.
声は大丈夫。元々似てるって言われてたんだし…
 
Don't you think the problem is how she talks or behave, right?
問題は喋り方とか仕草よね。
 
I don't exactly know her casual
because she rarely shows up on the media but to sing.
ラクス様は歌われる他はほとんどメディアに出ないから、普段は全く分からない。
 
Is she always cool like her speech on public?
演説の時みたいにいつも凛々しいのかな?
 
Umm, I guess It's not.
うーん…そんなことないよね
 
Lacus is also girly girl……What kind of cosmetics does she like?
ラクス様だって女の子なんだし。化粧品とか、どこの使ってるんだろ?
 
And……, Does she dislike YAOI?
それからぁ……、YAOIは嫌いかしら?
 
Umm, I guess It doesn't.
うーん…そんなことないよね
 
She is also girl of favorite BL……What kind of coupling does she like?
ラクス様だってBL好きなはずだし。カップリングとか、どんなのが好みなんだろ?
 
I want them to find them out so well.
出来れば、そこまでちゃんと調べておいて欲しいんだけどなぁ…
 
 
英語かったりー。
 
ミーアが参考にしているラクス写真は髪飾りからラクスだと判るのですが、
随分顔が大人びていますね。
2年前に消息を絶ったはずなのに、どうやって入手したのかな? とか気になるけど微妙なライン。
作画監督も忙しくて、特に気にしてられなかったのかも。
 
左下にツインテール娘
お仕事はほんとにある日、突然やって来て…
夢だったデビューとはちょっと違ったけど
でも考えてみれば、これってそれより凄いことよね。
アタシ、ラクス様みたいになりたいってずっと思ってたんだし(^ ^)
ほんとにアタシなんかに出来んのかなって心配は心配だけど
でもずっとここで夢見てるよりいいじゃない?
いざとなったらインスパイヤされましたって言えばいいんだし。
先の事なんてわかんないんだもの。なんでもまずはやってみなくっちゃね♪
よーしガンバるぞ♪ (゚∀゚*)
 
注:この時点ではまだミーア。
  声や体型などで選抜された後、整形されたと判る。
  ミーアのような整形手術はそれなりに時間を要することから、
  ユニウス7落下事件に間に合うよう、議長の計画通りに用意されていた?
 
ラクス様のお仕事は、まずは歌うこと……じゃなくて
プラントや世界の平和のために色々な活動をすること
大変なんだろうなーとは思ってたけど、や〜っぱり大変
 
注:天然で行動するラクスに振り回される人の方が大変。
  乗ってる宇宙船は連合に撃たれるし、AAでは徘徊するし、フレイ父死ぬし(@無印種
 
昨日は遂にギルバート・デュランダル最高評議会議長(WoW!)に呼ばれて少しお話を聞いたけど、
なんだか地球にユニウス7が落ちちゃったとかで大変なんだって…
本物のラクス様は今プラントに居らっしゃらないって言うし
もしかして?まじアタシの出番なワケ?こんなに早く!?
うわー、だったらどうしよう
 
ぷにゅぷにゅ
今日は今日はもう大変!!!!!!!
やっぱりいよいよ、やんなきゃなんなかったしー
アスランよアスラン! アスラン・ザラ!!!
議長はそのうち会えるよって言ってたけど、すんごーい!!!
ほんとに会えるなんてぇ!!!
やっぱり真面目そうで格好良くて、素敵なひと〜☆
 
デリ・ラクですわん♪
さっそく誘惑してみたんだけど
戦争のせいか、今日はずっとブスッとしてた
アタシほんとはアスランだったら、全部タダでさせてあげるのに
○○○も、●●●も……恥ずかしいけど×△◎だって……
 
なのにアスランったら照れて「チェンジ!」だなんて、ひどくな〜い?
でもお父様を裏切ってもラクス様のとこへ行っちゃった人だもんねー
ラクス様には優しくてラブラブHなんだろうな〜
うーっ ミーアも仲良くなりた〜いっ
 
お仕事の方は本格的に始まってちょっと緊張〜大変……
戦争の中でお仕事するのって、ほんとはとっても大変なのねぇ
 
でもみんな、ほんとにラクス様のことが大好きなのね、すっごく大事にしてくれる。
アタシ、嘘だからちょっと気が引けるけど…
でも、みんなを励ましたいって気持ちは嘘じゃない!
ガンバらなくちゃ。ラクス様のように、ラクス様のように。
アタシの声もみんなに届きますように。
早く戦争が終わるように、みんな頑張ろうねっ
 
下はモロ出し中
アスランと会うの、超久しぶりー!丁度ミネルバが入港してラッキー☆
だからこっそりお部屋にご一緒したのに
アスランって疲れて寝ちゃっててチョー失礼よね(プンプン
 
でもぉ…アスランってぇ〜結構照れ屋さんでおかしい…クスッ
ちょっとご奉仕してあげただけで、真っ赤になっちゃって
それからそれからー、ちっちゃくて可愛かった(キャッ♪
でも、せっかく××したのに@@してくれないなんてぇ〜ミーア泣いちゃうっ
婚約者なんだからぁ、もうちょっとそれらしくてもいいんだけどー
 
それもこれも、全部あのアホ毛女のせいよっ
朝のお楽しみを邪魔するなんて、何様のつもりかしら!
ま、フラグはバッキリ折ってやったけどね♪
 
アスランはすぐにズボン履いてしまって
続きは出来なかったけどぉ、やーっぱラクス様一筋なのね
でもっ、こんな人がまじラブラブだったらイイよねー☆
次こそは絶対食べちゃうぞっ☆
 
○○○○○ された事が皆の前で暴露されたアスラン。
その場に居られず部屋を飛び出し、キラがそれを追います。
 
続きを読むラクスとメイリン。
悲劇はその先に待っていました……。
 
でも戦争はなかなか終わらないし、結構大変よね
議長の言ってる事は正しいんだから
みんなちゃんとそれを聞けばいいのに
 
連合のやってる事、確かにちょっとひどずぎー
アタシだって、許せないと思う
今のアタシの言葉は、ラクス・クラインの言葉
本当にこれで世界が変わるなら……ああ、どうか変わって!
みんなどうかアタシの声を聞いて!
 
注)戦闘回想が始まって、ハイネ他が死にまくる。
  俺達は何度死ねばいいんだー、それが種だよキラ君!
 
この頃はつくづく思う。この仕事ってほんとに凄い
ただ歌うのとは違う…議長とアタシの言葉で世界がどんどん動いてく
まぁみんなラクス様が言ってるんだと思って聞いてるんだけどぉ。
でも今言ってるのはアタシ。
原稿書いてるのはアタシじゃないけど…でもアタシはほんとにそう思うから!
今いるのはアタシ。
だからこれはアタシの言葉 ・・・でいいのよね?
 
でもなんで? なんでこんな事になるの?
アスランっておかしい! ****のくせに!
 
なんでなの!だって議長の言う事は正しいのよ
なのになんで、こんな事するのよ! ****のくせに!
 
そんなことないっ
あ・・ん もしかしたら、そうかもしれないけど
でも絶対そんなことないっ! アスランは絶対****だけど!
 
ラクスさん こわい・・・
「(アスランさんって****だったんだ・・・)」
 
次々と明かされるアスランの秘密。
元婚約者のラクス様もちょっと驚き。コーディネイターだけど****
でも頑張れアスラン・ザラ! 負けるなアスラン・ザラ!
 
「俺が最初に認めなきゃ良かったんだ・・こんな事は駄目だと」
「僕もラクスも、狙われたりしなきゃ
 デュランダル議長の事、信じてたと思うんだよね。戦わない方が良いって言った人だもん。
 でもラクスは巨乳だろうって決められるのは困る。
 巨乳じゃないラクスは要らないとか…」
「ああ」
「そんな世界は傲慢だよ」
「だろうな」
 
ラクス・クラインって・・・
 
ラクス・クラインってほんとは何だったんだろう?
 
誰のことだった?
 
アタシ?
 
議長は大丈夫って言ってた
 
アタシが世界を救ったって・・・アタシは巨乳だって・・・そうだよね
 
アタシがやった
 
アタシの方が胸が大きい
 
アタシの方がスタイルが良い
 
貧乳女なんか なにもしてないじゃない
 
アタシが・・・
 
「うぅっ……」
 
ミーアの日記を読み終え、くやし涙を流すラクス・クライン。
こんなに感情的なラクスは久々です。乳が死にましたー。
 
乳はラクスの弱点。実は結構気にしてました。
最近カガリも育ってきたなぁ…と、ちょっと天使湯でも肩身が狭かったのです。
それを知っているキラ閣下はそっと抱きしめ、慰めます。
 
「忘れないわ、ミーアさん・・・
 
 この屈辱。わたくしは決して───」
 
復讐を果たそうにも、既に彼女は遠いところ。
このラクスの敗北は、二度とリベンジ出来ないものになりました。
 
花に包まれ、葬送されるミーア。
そこに言葉はありません。
 
ラクスが唯一認めたライバルへの、
最大級の敬意だけが存在を許されるのです。
 
さようなら、ラクス☆クライン。
 
さようなら、ミーア・キャンベル。
 
好きでしたよ。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
追いつめられたジブリールによるレクイエム攻撃。
月艦隊やミネルバの活躍により、ザフトが勝利を収めました。
しかしプラントが受けた被害は大きく、深い傷を残しました。
 
事態がひとまずの落ち着きを取り戻そうとしている今、
ついにギルバート・デュランダル最高評議会議長は語り始めます。
(つぶやき:また空白の数ヶ月が経過してるんじゃないだろうな・・・)
 
何故我々は二度と過ちを繰り返さないと誓いながらも、
何度となく戦争による苦しみを味わわねばならないのかと。
 
男らしいコニール
一つの原因は間違いなくロゴスの存在であったが、
我々はようやくそれを滅ぼすことが出来たという議長の言葉に
親ザフト団体は喜びの声を上げます。
もう戦いは終わったのだと。やり遂げられたのだと。
 
「だからこそ今、敢えて私は申し上げたい!」
 
───始まったわね
 
ついに、メンデルから発見されたノートの片隅にあった走り書きから
ラクス様が妄想した恐るべき計画が、現実のモノになろうとしているのです。
 
・・・なんだこの話。ピンク強制力でも働いてるのか(種死
 
もう一つの最大の敵に打ち勝ち、解放されなければならない。
 
「皆さんにも既におわかりの事でしょう。
 有史以来、人類の歴史から闘いの無くならぬ理由を。
 常に存在する最大の敵。それはいつになっても克服できない、
 我ら自身の無知と欲望だと言うことを!」
 
───ざわ・・・
 
───どよどよ
 
音楽がジャカジャカ盛り上がってくる。わかりやすい悪者演出。
 
コーディネイターの出生率問題はこの2年でどうなったんだろう。
TV媒体では、その後が全然判りません。
無印種41話でパトリックが
「現状を抱える様々な問題も、いずれは我々の叡知が必ず解決する」
と公式発言してはいたのですが、ここら辺も放置でいいんですか。
 
それっぽい映像を出しとけば視聴者が納得すると舐めてるな、絶対。
しかも半分は種からの使い回しで、ぐっはー。
 
えんやーこーらー どっこいせー
世界が見守る中継の間も、淡々とオーブ復興に取り組むM1アストレイ。
ビルをひょいと持ち上げ運んでいくのは、建築物の構造的に無理っぽいんだけど…。
 
でも、ほのぼのしちゃったよ(えー
 
「争いの種、問題は全てそこにある!
 だがそれももう終わりにするときが来ました。終わりに出来る時が。
 我々は最早その全てを克服する術を手に入れたのです。
 全ての答えは皆が自身の中に、既に持っている!」
 
─── ギルバート…
 
驚きを隠せず、議長のファーストネームを思わず口にするタリア艦長。
 
「それによって、ヒトを知り、自分を知り、明日を知る!
 これこそが、繰り返される悲劇を止める唯一の方法です。
 私は人類存亡をかけた最後の防衛策として、
 デスティニープランの導入実行を今ここに宣言いたします!」
 
最終回が近いので、一気に凄い計画が始まっちゃったー。
中盤までの議長からは考えられない性急さ。中の人、違うんじゃね?
ま、このレビュー的には議長は6話で死んでしまったので、
今の議長はマーク2なんだけどね。いわゆるギルツー。
 
こんな大がかりな計画、そうそう実行に移せないはずなんだけど、
現在の種世界世論を強引に動かす力はあるのでしょうね。タイミング的にも
「ロゴスを倒した」+「プラントが史上最大の被害を被った」という2点をもって、
世界最高のリーダーが戦争を無くそうとしている正当性を主張できるから。
 
焦らなければ、導入だけは成功すると思うんですが…(ただしコズミック・イラ限定で)
でも、デスティニープランを実行したとして、
破綻する必然的理由が幾つも思いつくんですけどー。
 
次回、ついに明らかになる議長の奥の手。
それは電波塔に偽装していた超大型ビーム兵器だった!
大阪の闇、切り裂け通天閣!(三石声で
 

 もうすぐDESTINYも最終回ですね。
            最後がどうなるのか目を離せない! 大姫です♪
 いや、目を離してても翌週のアバンタイトルで全部わかるから。
            総集編やプチ総集編、編集不足の駄目アバンタイトルなどの
            種死コンボによって、アフレコ10日前脚本upの噂が真実味を帯びてきたね。
            早く降板させればいいのに。小姫です。
 それもDESTINYクオリティ。
            ゲストコメンテーターのサルバート・デュランサル最高評議会議長(WoW!)です。
 また変なの来たしー。
 議長と呼んでくれたまえ。CVは池田秀一でよろしく。
 クライマックスに向けて盛り下がり気味のDESTINYですが、
序盤〜中盤をコミックや小説と共に振り返ってみましょう。
ネタバレしてるかもなので、読んでない人は飛ばしてね。
 
 まずは久遠ちまきによるアスラン視点の
            「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE (2)」。
            物語はアスランがプラントへ戻ってから、ディオキアで就寝する所まで。
            特別編として、カガリの結婚騒動も描き下ろし収録だよ。
 アスランパートを描く上で、ヒロインの心変わりも重要だから
            やっぱり結婚式の話は外せないわよね。ちまき先生の絵、可愛いし♪
 身動きの取れなくなったカガリをフリーダムが助け出すまでの22p。
            「翼をください」という題名が巧く付けられている。

 でも、TV版のまま修正されてなかった部分もあったよ。
            比較するとこうだね。
 
TV:平和を愛し、最後までオーブの理念を貫きし先人達の魂、我等、永久に忘れ
小説:平和を愛し、最後までオーブの理念を貫きし先人達の魂、我等、永久に忘れ(2巻p31)
EDGE:平和を愛し、最後までオーブの理念を貫きし先人達の魂、我等、永久に忘れ(初版で確認)
 
 カガリの手紙に出てくる「安全保」は日本語に直っていたから、
            大目に見てあげてよ。それより本編の構成に注目よ。
            特にハイネ登場前後は各メディアによって扱いが異なるから、
            作家・編集の腕の見せ所なのよね。
 議長がアスランをなだめるシーンでも一工夫あったぞ。
            議長の執務室に残っていたというザラ家の写真(母+アスラン)。
            このアイテムがパトリック・ザラの家族への想いを表現し、
            同時にアスラン説得材料として有効に使っている。執務室に残っていたというよりは、
            アスランが来るのを見越して議長が用意していたとも考えられるが、
            その辺はどう受け取ってもいい部分だろう。
 SEEDの設定を活かしつつ、
            議長がとても思いやりのある人物に見えるよう描かれていて、良かったわ。
 もっと誉めてくれてかまわんよ。
 お前じゃねーよ。
            アスランのミネルバ合流からメイリンも動き出すんだけど、
            THE EDGE(1)ではアスランとの接点が少なかったから、
            メイリンの反応は、シンやルナとは違っていたね。
 アスランは1巻では怒鳴り散らすカガリの付き人でしかなかったしね。
            だからp51でアスランを見たときも、
            ルナとは対照的にまったく驚いていないわ。
            p52ではシン、ルナ、メイリンの全員が紅潮しているんだけど、
            それぞれ違う理由なのが面白いわね。
            THE EDGE的にはここからメイリンがアスランに好意を持ったのかな?
 特筆すべきは、ローエングリン・ゲート突破作戦時点で
            ハイネ及びハイネ隊が登場している事だろう。
            シンとのギクシャクした関係を緩和するためのキーパーソンがハイネだが、
            THE EDGE(2)ではアスランに対してのアドバイスのみで、シンへの接触はまだないな。
 実際の登場より早まっているからね。
            それに、ハイネがやって来たらシンとアスランの蜜月が終わっちゃうじゃない〜。
            インド洋〜ローエングリンゲートあたりはツンデレ・シンちゃんと
            一番うまくやってた頃なんだから、水をさしちゃだめなのよ。
 シンとアスランが衝突する理由が解りやすい構成になってる。
            紙媒体が概ね高い評価なのは、モノローグによって
            理解度の低いキャラクターの内面が描かれるからじゃないかな。無駄な総集編も無いし。
            TV本編はモノローグを使わない使いこなせてないから、ひどく描写不足になってる。
            ↑そういう表現をしているんだという言い訳が出来るレベルではないね。
 コニールたん、ハァハァ〜!!
 
 次は小説版
            「機動戦士ガンダムSEED DESTINY (3)すれ違う視線/後藤リウ 著」。
            話はハイネ戦死〜vsデストロイ戦まで。
            サブタイトル的にはアスランとキラ達の不和なんだけど、
            全体を通じてファントムペイン編とも言えるかな、みんな死ぬし。
 いやいやいや、オクレ兄さんもネオもまだ死んでないから。
 じゃあ気がついた事を言ってみよう。
            まずp48。バルトフェルドがきつねうどんを食べるシーンがカットされている!
 いきなりそこかよ。全然大事じゃないだろ、それ。
            コーヒー好きに統一したんだよ。
 順番に見ていきましょう。まずは口絵。
            ファントムペインとバスケットボールというシーンは、SUIT CD vol.7を思い出させるわね。
            彼らの幸せな一コマが、逆に本編をより苛烈にしているわ。
 設定ページでは、オーブのイケヤ、ゴウ、ニシザワらが
            どのキャラなのか明確になっていたよ。アニメ誌ではとっくに紹介されてたかもしれないけど。
            サイじゃなかったんだねメガネ君。
 設定は色々と重要だ。
            例えばミネルバの武装一覧には「魚雷:ウォルフラムM25」と明示されている。
            オーブ侵攻編で海中戦はどう描写されるのか。
            後藤リウが頭を抱えるんだろうなぁ。それとも設定改変か?
 ミネルバには海中攻撃用のオプションがないっていうアレだね。
            なんとでもなるんじゃない?それより問題なのはアークエンジェル。
            2巻と3巻は解説文が変わってるんだよ。問題は3巻。
 
            「前大戦後、その消息は不明になっていたが、実は密かにオーブに持ち込まれ、
             アスハ家の支援のもと、マリューらによって改修されていた」(AA解説)
 
            「強すぎる力は争いを呼ぶ!」というカガリの言葉が
            どんどん説得力を無くしていく一因がここにも。
 なんだかんだでミネルバ兵を殺しているからなぁキラも。
            p32では、タンホイザー直撃で死傷者が出ていると明記されている。
 曖昧だった部分を小説版では裏打ちしてくれるのよね。
            特にシンが増長していく経緯とアスランへの期待と失望なんか、
            バランスよく挿入されていると想うわ。
 
            怒りをぶつけられてもしかたないと想った。
            シンは心の底ではまだオーブを愛している。
            かつて断固として中立を貫いた母国を。
            だからこそ許せないのだ。オーブの変節が。
            そしてまたオーブを見捨てたアスランが。
            (中略)
            シンは心の底で、オーブを否定する自分に反論してほしかったのだ。(p36)
 
            2度にわたるAAの介入を受けたミネルバ。
            また、セイバーの敗北がアスランから説得力を奪っていきます。            
            フェイスであるとか権力だとか、あまり関係ないのよねシンには。
 
            ───シンにとって、力ずくで頭を押さえつける者が必要ないま、
            自分はその資格を失ってしまった。
            負けたからだ。
            いまの自分はシンにとって堕ちた偶像にすぎず、
            なにを言ってもその耳には届くまい。(p319)
 
            p96からのロドニア・ラボ内のグロ描写も、
            シンの連合への怒りが高まる過程として丹念に書き込まれてるの。
            ちなみにロドニアのラボはロドピ山脈(実在の名称)付近にあったのね。(p121)
 一方で、ミリアリアとアスランの再会はあっさりしてたね。
            蒸し返してもらいたいわけじゃないけど、アスランはトールを殺した本人でもあるわけで。
            それを、
 
            戦争で恋人を亡くした彼女だったが(p44)
 
            で終わらせてしまったのは、後藤リウ的にも触れたくなかったのか、失念していたのか。
            ミリィが逞しいのはよくわかったけど。
 ディアッカ……( 'A`)
 クライン派とも繋がりのある地下組織「ターミナル」が
            この時代の情報収集に大きな働きをしているというのは、
            後にクライン派の呼びかけで艦隊が集結してくる事の伏線かな。
            また、ターミナル経由でAAへミリィの電文が届いた件が罠かもしれないという疑惑は
            TV本編では解りにくかったので、補完されていて◎。
 アスランがカガリの結婚で、相当頭キてたのには笑った。
 
            「……理解はできても、納得できないこともある……俺にだって」
            (中略)
            彼らの間にはすでに、押し渡ることのできない流れが横たわっていた。
            カガリの裏切り、そして仲間の死───。(p81)
 
 いやいやいや。
            それはそう見えるけど、条約とか政治の件を言ってるわけであって。
 でも、結婚にブチ切れてるようにも読めるんだも〜ん♪
 その後、ラクスや虎は宇宙へ上がるのだが、
            ダコスタ君も苦労しているようだ。特にコーヒー豆の調達に。(p163)
            「奥の手」と虎が呼ぶ左腕のショットガンも彼が用意したのだな。(p164)
            資金繰りにも苦労してるんじゃなかろうか。
 じゃああの腕はオーブ製じゃなくて、ザフト製……あるいは
            ファクトリーや地下組織が作ったモノかしらね。非合法っぽかったし。
 ミネルバが回収したガイアがポートタルキウスで降ろされたとあるけど(p266)
            これは、エターナル組が入手して虎専用ガイアに改造する伏線なのかな。
            設定の齟齬があったようだけど、結局、虎ガイア=ステラガイアにするの?
 設定屋は大変なのだ。
            前大戦では五大氏族ではなかったセイラン家(p181)の他にも、
            サハク家の問題も処理せねばならん千葉氏(外伝担当)も苦戦しているだろう。
            巻末の解説では、ちょっと本音を出しているなぁ。
 
            同じメディアミックス作品を手がける者として、この当たり前のように
            小説として面白い作品を作るのが、どんなに大変なことだったかと、
            作者の後藤氏の苦労が感じられます。基になったテレビアニメは、
            「アニメとして面白い」ことを最優先して作られており、
            小説になった時のことなどは考慮されていないハズだからです。(3巻解説より引用)
 
 考慮もなにもセーフティシャッターだしな、このアニメ。
            ろくに伏線回収も出来ないTV本編をどうにか支えてるのは、
            千葉さん達の頑張りが大きいと思うよ。
 小説版では、視聴者が不満を持った部分もしっかり追加されてたわ。
            シンがステラ以外の強化人間の存在(戦う相手として)について気にする場面があったり(p200)
            キラとアスランの対立、苛立ち、セイバーが砕かれる理由も
            それなりに納得度の高いものにされています。(p213他)
 迷台詞「カガリは今泣いているんだ!」も前後が補填されて、
            ようやく意味の通るものになっていた。(p231-232)
            これが放映時に出来ていれば、もっとましだったのに…。
 出来ない事を言っても仕方ないよ。
 3巻を通じて記憶に関する描写が増えてるのは、やはり良かったわ。
            特にクレタ沖でのアウルの最期が泣けるのよ。
            最期の最後でアウルが大切なことを思い出す部分は、是非読んでほしいです。(p218-220)
 記憶といえば、ネオとアクアリウムの関係も見逃せないな。
            TVでは隠喩にしては使い方がイマイチだったので、
            後藤版のように書かれていると読者も安心できる。
            p133, 169, 259あたり、ネオの心情が解りやすい。
 ステラの記憶はどうなっているのかな。
            ネオに返還されてから記憶操作も多少行われたと思うんだけど、
            スティングやアウルの事(p352)、そして真紅の瞳を思い出してたのは(p359)
            シンとの想い出が引き戻したからなのかな?
 ステラはちゃんと思い出したのよ、
            アーモリーワンで初めてぶつかった時のシンを。(p359)
            なのにシンは二度目からしか覚えてないのよ、ひどいー。
 ステラの死因だが、TVでは破片が刺さっている描写もあるものの
            一番のダメージは衝撃による内臓破裂に思われたが、
            小説版では大きな破片が刺さった裂傷からの出血多量だったな。(p361-362)
            その凄惨さが、シンを修羅にする一押しになる。
            次巻からのvsフリーダム、アスラン追撃では鬼気迫る描写が期待される。
 後は、女の戦いかな。
            ルナマリアがラクス☆への反発でアスランに惹かれる様子、
            またその一因として、アスランの監視という任務が
            逆に彼へ心を近づけたというのは、後藤節ね。(p61, 278)
 「アスラン脱走」に向けての伏線として
            妹メイリンの対抗心も徐々に高まっているけど、結構口が悪かったり。
 
            (ザク大破で負傷したルナマリアを見て)
            つい、傷が残ったりしないのかな、とメイリンは心配になる。
            お姉ちゃんも、あれでもいちおう女の子だし、
            キズモノになったりしたらかわいそうだ。(p255)
 
 積極的に行こうとするところも見え隠れしている。
 
            (たそがれるアスランに声をかけて)
            メイリンは間近で見る緑の瞳に、頬がかっと赤らむのを感じた。
            (中略)
            だがいざ目を向けられると、すくんでしまって言葉に迷う。
            遠くから見つめている間は、思い切り大胆な想像も出来るのに。(p305)
 
            大胆な想像って、ぱやぱやはふんはふんな事だよな!?
 わたしに聞かないでよ…
 
 小説の話が長引いちゃったけど、
            「機動戦士ガンダムSEED SEED Club4コマ/A'sまりあ」です。
            キャラ萌え中心、80pフルカラーで\600は高いのか安いのか。
            4コマとしてのレベルは低く、正直なところお勧めできません。
 えー。
 本編のネタも入ってるし、4コマもそれなりに落ちてるんだけど、
            なんだろうこの楽しくなさは。
            せっかく動かしやすいキャラ(例:フレイ)が多いのに、
            キラアス中心だから萎える。写真4コマは、コメント不能。
 えー。
 情報源として役立つのは後半の「たねきゃらえくすとら」で扱われている
            種世界史や、バンダイ工場見学などかなぁ。ま、好みは人それぞれですから。
 えー。
 「いざーく」は悪くないと思うぞ。
            「きらママ」もキャラを掴んではいた……んだけどなぁ。
 いや、なんかもっと良い事言ってあげようよ。
 だって、後で「買って損した」って言われたくないしー。
 あくまで個人的な感想だよ。気にしないでくれたまえ。
 いや、議長風に言われても…。
 
 こっちは「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY Bだよ。
            ブルーフレームを駆る劾達サーペントテール中心の物語。
            掲載誌やムックを持ってない人には待望の一冊です。
 それぞれの媒体で進む話の時系列を確認できる年表や、
            登場人物、機体の設定画、さらにはキット写真(全てカラーではないけど)。
            巻末には戸田泰成によるコミック「ASTRAY's クロスカード」も収録され、
            とても充実しています。
 色々なコミックス、小説を集めないと全貌が見えない部分に不満もあるが、
            全部揃えて年表に沿って再度読むと、込み入った構成が適切に処理されていて
            読み解き明かしていく楽しみが味わえる。千葉智宏氏は実にいい仕事をしている。
 数々の謎も明らかになるけど、
            特に重要だったのはニュートロンジャマー・キャンセラー(NJC)の
            効果範囲が明確になった点かな。
 イザークの戦いも燃え燃えよ!
 とにかくASTRAYファン必携だ。
            これ以上は内容にふれないので、是非自分の目で確かめて欲しい。
 
 最後はCDです。「ORIGINAL SOUNDTRACK III」
            「SUIT CD vol.8[LACUS CLYNE×MEER CAMPBELL]」
            前回・今回のミーア特集は、キャラCD発売に合わせたタイアップでした。
 一時の売り上げを気にするあまり本編を疎かにし、
            将来的に作品の評価を更に下げた典型的悪例として語り継がれるかもな。
 でもでも収録されているラクス☆の新曲「EMOTION」は
            田中理恵さんがミーアっぽく歌っていて可愛いのよ。
            さっそく振り付けと合わせて練習しなくっちゃ。
 SUIT CDについては別枠でレビューするらしい(未定)ので、
            ここではサントラについて見ておこうかな。
 パケ絵は、雪が舞う上空から撃ち下ろされるタンホイザー。
            その斜線上にはAAが逃走中という場面だろうな。
 直後にフリーダムに狙撃されちゃうけどな。
 いやいや、この時はインパルスが追いかけてるから、
            ミネルバが撃たれる心配はないぞ。
 あーそっか。これがダーダネルスだと格好付かないから…。
 あんた達、曲の感想は・・・?
 初回版の変なケースは色がダサいのと開けにくいのとで、いやだね。
            無駄な特典は廃止してくれればいいのに。
 争いの種、問題は全てそこにある!
            だがそれももう終わりにするときが来ました。終わりに出来る時が。
            我々は最早その全てを克服する術を手に入れたのです。
            全ての曲は、皆が購入した自身のCDの中に、既に持っている!
 適当なプラケースを自前で用意しろってことかしら。
 ポータブルミュージックプレーヤーで聴く人は、
            一回データ移したら終わりってことじゃね?
 今回は曲タイトルによる放映前ネタバレは無かったようだ。
            まぁ2度もやらかすほど間抜けでもなかろうが、完全否定できないのが種だからな。
 「撃沈ドミニオン」「フレイの死」「フリーダム自爆」って
            最終2話の展開がサントラ(無印種III)で判った時は萎えた。
            自爆したのはジャスティスだったというおまけ付きだったけど。
 概ねありうるタイトル群だが「27.キラ 愛のテーマ」とは何だ?
 愛ねぇ……キラが? 違和感あるよね。
 ねー♪
 ねーじゃねえよ。曲を語れよ!
 ストーリーの重要な箇所で使用された曲が多いね。全体にドラマチックな構成?
 曲数が多いのは良い。これまでのI・IIで節約したせいとも言えるが…。
            いくつかの未聴曲は、今後49・50話での使用が期待されるな。
            ヴォーカル曲は無かったが、これらの曲群には必要ないと思われる。
 評価はデス種サントラ3枚の中でも一番になるんじゃないかな。
            じゃ、そんなところで激しくダメ臭漂う次回「新世界へ」続きますよ〜。
 またプチ総集編なんだ……

 

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